サステイナビリティ(Sustainability )と言う言葉が言われて久
しく、現在色々な所で使われていますが、現在の概念としては持続
可能と言う事の意味として、循環可能と言う事で使われている感じ
です。

サステイナビリティを可能にする方式としてスケルトンインフィル
と言う構造体と内部造作・設備とを別けた共同住宅の考えで、
スケルトンの構造体を定期利用権として権利を持ち、内部を利用権
者が自由な間取りを造り、利用権者が変れば新たに内部を作るとい
うやり方で循環してゆくと言う物です。

この方式の発想は元建設省の小林秀樹氏が提案して、その1号棟が
筑波市に作られたことから「つくば方式」と呼ばれています。

この方式の理念は構造体の長寿命化によるスクラップアンドビルト
からの脱却と郊外へ拡散してゆく住宅を抑制したコンパクトな街づ
くりと言われていますが、現在販売されているマンションや200
年住宅に見られるスケルトンインフィルはこの理念に沿って出来て
いるのか、疑問を感じています。