最近メディアなどであまり耳にしなくなったシックハウスという言葉で
すが、わざわざ取り上げなくても良い状態に世の中がなって来ていると
言う事でしょうか。

住宅ではシックハウス対策が施される事として確認申請のときに仕上げ
材や下地材のホルムアルデヒド放散量の提示とそれに伴う換気計算を示
さなければいけないことになっていて人体に与える害は建築物からは相
当軽減されて来た感が有ります。

20081211_01.jpg
この写真の部屋の仕上げは生石灰クリームを塗った物でシックハウス対
策も考慮した仕上げとしています。

そんな事を思っていた先日、植物の遺伝子を組替えた植物で光合成され
て二酸化炭素をでんぷんなどの有機物に替えるのと同じようにホルムア
ルデヒドを有機物に変える事ができるようになったと報道されていまし
た。そうなるとその植物を室内に置くと自然にホルムアルデヒドを無害
化してくれるので科学物質過敏症の人には特に朗報です。

早い製品化が望まれる所ですが、未だ実験段階だそうで実現化の目処は
建っていないようです。そんな記事の中で、この実験に使われた植物の
1つがシロイヌナズナと有りました。植物で「イヌ」と付いているのは
役に立たないと言う事を指しているのでこの植物の名前は返上されるの
かも?

そんな事は無いでしょうが世の中何かの役に立つ物だと一人合点したお
話でした。


AFP BBNews
シックハウス症候群を防げるか、近畿大・京大が有毒物質を吸収する
植物を開発

08年12月11日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
08年12月09日

2階リビング

家の計画の話をするとリビングを1階に希望される割合が高いのですが
敷地の条件などを見た時に、この敷地の時には2階にリビングを計画し
た方が良いと思う事が有ります。

東京など、いわゆる都市部の敷地は密集度が高いために、開放された空
間を確保する事が出来難く1階にリビングを計画した時に開口を大きく
取っても目線を気にして一日中レースのカーテンを引いて過ごして開放
感が損なわれる事になってしまう事例を多く見聞きします。

20081209_01.jpg

そのような視線を気にせずに過ごせるリビングが2階リビングで明るく
開放的な空間を造る事が出来ます。2階リビングで階段の上り下りを気
にする意見も有りますが、そのあたりは私の過去記事の階段の効能を読
んで頂けると参考になるのでは・・・

このブログ
「世田谷で住宅の設計をする事務所のブログ」は
「設計の休憩室」のミラーブログです。
その為に以前の記事のリンク先は本店の「設計の休憩室」になっている
事をご了承下さい。




08年12月09日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
08年12月05日

+CLASS

ここの所、世間のニュースは不況の一色で塗り固められ暗い気持に追い
討ちを掛けられて、益々不況になるんじゃないかと心配していますが
皆さんの気持は如何ですか? なに、やっぱり暗くなる。そうでしょう
ね・・・。

20081205_01.jpg

そんな景気後退の中で、企業情報誌が創刊されたと言うお話です。
新日軽株式会社というアルミサッシの製造会社が有りますが、その会社
がこの秋から「+CLASS」と言う情報誌を創刊した事を、ちょっと
したきっかけで知ったので、早速取り寄せて読みました。
専門家向けで内容もそれなりで結構楽しむ事が出来たので、発行の所を
見ると企画協力が建報社となっていたので、納得したのです。

この建報社は建築雑誌の「新建築」や「住宅特集」などを発刊している
会社です。

それにも増してこの時期に創刊した事は拍手喝采と言えるのではないか
と思います。

島正晃建築設計室のウェブサイトはこちらからご覧になれます
http://shima-sekkei.com


08年12月05日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
08年12月04日

玄関収納

玄関に多くの収納を設けたいという要望は良くある項目ですが建物規模
の制約から中々要望とおりには行きません。

20081204_01.jpg

そんな事も有るので、1つの解決策として玄関に隣接して階段を配置す
ると階段下のスペースを利用した収納場所を造る事が出来ます。
階段下のスペースを利用する方法は玄関以外の場所でも良いのですが、
玄関に隣接させた場合には玄関土間と玄関ホールとの段差ができる高さ
を利用する事ができて収納場所の高さが他の場所で利用するよりも高く
できるというメリットが有るので、上記のような要望が有る場合には有
効な方法です。

島正晃建築設計室のウェブサイトはこちらからご覧になれます
http://shima-sekkei.com


08年12月04日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
08年12月03日

生き節と死に節

木造住宅は構造が木造でその木は自然環境の中で育った材料です。その
ような材料ですから工業製品とは違い曲がっていたり、「節」が有った
りします。

このような木材を構造材として使う時にこの「節」が問題と成りますが
この節が取れてしまうような節を「死に節」、一体となっているような
節を「生き節」と呼んでいます。

20081203_01.jpg

構造材として使用する場合には生き節の材料を用いて構造的に安定した
材料を使用しますが断面が大きい材料は確保が難しい為に、現在では断
面が小さい材料をつなぎ合わせて大きい材料とした集成材になった物を
使われる事が多くなっています。
08年12月03日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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