何処の家でも浴室を設置するのが当たり前の世の中ですが、ちょっと前
まではそうでも無い時代が有ったのをご存知ですか?
今は浴室と言えばユニットバスが多く使われその防水機能も信頼される
ようになってきて2階に設置する事もためらいも無く出来るようになった
のは有り難い事です。タイル貼等の造作する浴室を2階に作るためには
防水をしないといけないのですが防水の信頼性が無い為、部屋を造って
一旦アスファルト防水をした後鉄板などで腰までの床壁を作ってから更に
防水をして床壁の下地を作ってから仕上るというのが以前の工程でした。
今はユニットバスのおかげでそのような工程をしなくても簡単に設置
出来ますが、使用する側が床に衝撃を与えないように気を付けないと
とんでもない事になるので注意が必要です。

07年04月20日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
4/13の建築情報紙を発行しているウェブサイトのKEN-Platzの中に
【能登半島地震】筋交いは入れたのに…。築浅住宅が倒壊した理由
と言う記事が有りました。その記事によると築10年程の住宅が倒壊した
原因が補強金物が使われていない事と筋交いを止めている釘が少なかった
事だそうです。設計をしている者として設計図書でどのように指示されて
いたのか気になるところであり、その問題に加えて、工事監理でも是正を
行わなかった事も不思議でなりません。どのような建物でも設計をしなけ
れば建てられないということを、誰もが知っていると思うのですが、その
設計をして監理をする仕事が正確に理解されていない事もたびたび聞きま
す。このブログでも昨年の8月11日に「ホールダウン金物」について
書きましたが、このような記事を見て設計者はダメだと思われてしまうの
ではないかと危惧するのは私だけでしょうか?






07年04月16日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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日本の建物は元々は建具が開く物ではなくて引く物でしたが西洋の
建築様式が取り入れられてから開く建具が普及してきました。この
違いは建築の成り立ちから来ていますが、ドアの開き勝手にはそれ
ぞれの意味が有ります。寝室のドアの開き勝手にも開き方の意味が
有ります。それは個室に共通していますが、ドアを開けた時に部屋
の中が直接見える事が無いようにするのが作法です。皆さんの家の
寝室のドアの開き方はいかがですか?
図面で言うと室内から見て右吊元にするとドアを開けた時に寝室の
中が丸見えになります。
今迄に多くの方と打ち合わせをさせて頂きましたが、殆どの方は部
屋に家具(この場合、箪笥などが多い。)を置く都合でドアの開き
勝手を決定します。大抵廊下側に開いて家具が置けるようしたいと
言う希望です。皆さんはどちらが好きですか?
07年04月13日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
07年04月12日

家相が気になる時

家相を気にしていますか?
住宅の設計依頼を受ける時、この質問を必ずします。返答で多いのは
「鬼門を避ける程度でお願いします。」と言う答えです。
住む人が気持ち良く住まう為には気になる事を無くさなければいけま
せん。家相が気になる人に家相のウンチクを話しても意味が有りませ
んし迷惑がられるだけです。しかし困るのは、住むまで気にしていな
かった人が、住み始めて新築祝いなどでお客様をお招きした時に招待
したお客様から家相について色々聞かされた為に気にするようになる
ことです。大体このような場合、親戚の人などから指摘されることが
多いようです。(笑)その反動が私の所まで来て「なぜ最初に言って
くれなかったのだ。言ってくれていたら鬼門を避けていたのに。」と
なるわけです。そうならないために最初に質問をしておきます。

07年04月12日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
シックハウス対策の為、建築基準法の改正が平成15年に施工されて3年
経ちました。建築に使用する材料から科学物質の放散量を規制したり
室内換気を計画的に行う事などが改正の内容です。しかしこの内容にを
正確に理解している人は少ないのではないでしょうか?改正前はマスコミ
も挙って報道していましたが現在ではその検証を報道している物を見た
事がありません。本当に効果があったのかの検証結果を知りたい所です。
改正前に科学物質過敏症が言われ建材や工事中に使用される科学物質の
中からホルムアルデヒドとクロルピリホスが規制の対象になりましたが
科学物質の放散はこの物質だけで無い事は皆さんがご存知の通りです。
どのような場合でも完全な物は無いのですが、検証結果が或いは検証の
経過などが判らないままですので、自分が意識を持つ事によって予防で
きるのだと思います。皆さんに知って頂きたいのは科学物質の放散は建築
建材からだけでは無い事です。家具や防虫剤、香水、化粧品、洗剤など
生活の色々な物が影響すると言われているので建物全体を考える事が
必要だと言う事です。あまり神経質になってもいけませんが、情報を
正確に知っておく事が安心に繋がる事だと考えます。
厚生労働省から居住環境中の揮発性有機化合物の全国実態調査も出され
ていますので参考にして下さい。
07年04月11日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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