09年07月03日

不動産基準も色々

一昨日のニュースで路線価の事が取り上げられていましたが、一般
的には、不動産価格の事は日常の事ではないので、景気を判断する
材料として聞く感じではないでしょうか。

路線価は正確には路線価格といい道路に沿った場所の地価の基準を
示しており、管轄は国税庁で、毎年8月頃となっていましたが法改
正によって早める事が出来て今年は7月になって、一昨日ニュース
となったわけです。

不動産価格基準には他に公示価格が有りこれは国土交通省の管轄で
3月頃の発表で、もう1つ基準地価というものが有りこれは都道府
県が管轄で9月頃の発表となっています。

この様に管轄が違う不動産価格の基準が示されている事も不動産の
判りにくさを助長させている面もあるのではと思いますが、やはり
自分の土地の値段は気になる物。
そんな不動産価格を調べたい人は下記のホームページが役に立ちま
す。




路線価格を知るページ
20090703_01.jpg
http://www.rosenka.nta.go.jp/

公示価格を知るページ
20090703_02.jpg
http://www.land.mlit.go.jp/webland/
09年07月03日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年06月27日

家を諦めない

いざ家を建てようと決心して、計画が進んで行った時に建築を諦め
なくてはならない羽目になった人がいます。

その時に私はちょっと待って下さいと言いたい。

諦めてしまう原因が法律的な事であるなら、解決の方法が見つかる
可能性が有るからです。

建築基準法の条文や各行政庁が定めている条例等には、多くの場合
但し書きが有ります。”これこれこのような事ですが、但し”とな
るわけで条文の前文には合致しない場合のセーフティーネットがあ
る訳です。

そのような場合には、各行政庁が認めた上で、建築審査会と言う個
別の事案に対して審査を行って、同意が得られると、最終的に許可
となり、確認処分が可能となるわけです。

今までに相談を受けた、計画でその様にして家を造る事が出来たの
が何件か有ります。計画を諦めるのは、そこまで行動した後でも遅
くは無いと思います。
09年06月27日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年06月26日

断熱の効果

一昨日は昨年引き渡した御宅の「残想の家」(このブログには登場
していませんがウェブサイトの今までの仕事に掲載していますので
そちらで確認出来ます。)に伺いました。

このお宅は2階スペースを小屋裏まで大きくして空間を大きく取り
屋根断熱とした家です。1年間住んだ感想は、天井がフラットで無
いので屋根からの熱気を心配していたのが、断熱効果抜群で昨年の
夏は想像していたより熱くならなかったとの事。

こちらとしては裏付けが有っての事なので当然といえば当然ですが、
こればかりは実際に住まわれる方の感覚なので、お話を伺うまでは
安心が出来ない事なので、実体験の感想が良好だったのは嬉しい限
りです。

その様な室内環境だったので昨年の夏はあまりクーラーを使わず済
んだとの事、これで少しはCO2排出量の減量に寄与したのではな
いでしょうか。
09年06月26日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年06月24日

点と線

20090624_01.jpg
今朝の世田谷は雨降りなので、歩いての
通勤となりました。そんな通勤道の途中
に以前何回か此処に出てきた土地が有
るので、歩いていると丁度良い速度なの
で、その後の写真を1枚撮って並べると
こんな具合に成りました。




20070301_01.jpg 20080815_01.jpg 20080703_01.jpg

この敷地は瓦屋根の家と戦後住宅のフラット屋根に見せる為に軒先
を厚くした住宅との2棟が建っていたところですが、その後整地さ
れ、現在では5宅地の敷地分割がされたようです。

そんな過去の記事に出てきた写真と現在の様子がこれ、街の様子は
この様にして少しずつ変って行くと言うお手本のような様子です。
20090624_02.jpg

09年06月24日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年06月23日

建築面積の計算

確認申請が民間に開放される以前の時、役所の担当者と建築面積の
事で大激論になった事を思い出しました。

20090623_01.jpg(外断熱ではない壁)

20090623_02.jpg(外断熱の壁)

建築基準法によれば、「建築面積は外壁又はこれに代わる柱の中心
線で囲まれた部分の水平投影面積による。」とされていて、木造軸
組み工法の時には柱の中心線で計算するのが一般的です。

軸組み工法でも外断熱の場合には柱の外側に断熱材を貼るために壁
の厚さが外側に厚くなります。担当者はその事を指摘して、面積を
柱の中心線ではなく、壁の中心線で計算するべきだとの指摘です。

基準法の条文からすると間違ってはいないように思われるかも知れ
ませんが、法律は条文通りにならない事も多々有り、工法は日進月
歩ですから、条文だけでは判断できない事もあるため、そのような
場合には建設省(当時)から通達と言う物が出されています。

建築面積の計算の方法も通達が有り、その時の外断熱の時の面積の
計算の仕方の指針が出されているのですが、その担当者はその通達
ではおかしくなると言う判断でした。処分権限者の考えに異を唱え
る事は確認が処分されないという事ですから、多くの人は担当者の
意見に従うのかも知れませんが、こちらとしては、納得が出来ない
為に大激論になったという訳です。

細かい話は除いて、結論を言えば、こちらの主張が認められ、図面
の修正を行わずに済んだのですが、何だか無駄な労力を使ったよう
な感じでした。

09年06月23日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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