09年05月27日

2項道路-権利

昨日に続いて2項道路の話で、今回は道路となった自分の敷地の権
利はどのようになるか、という話。

この道路になった敷地をどのようにするのか、或いはできるのかは
各市町村によって、違っています。元々自分の敷地なので、この土
地を手放したくないと思うのは人情で当然自分の土地として持ち続
ける事はできる訳で、実際そのようにしている人も多くいます。

自分の土地だと当然に固定資産税が掛かるので、それも嫌だと思う
時には、その土地を文筆(登記上土地を分ける事)してその土地の
名目を宅地から公衆用道路にする事によって税金を免税にする事が
出来ます。しかし測量費や登記費用が掛かるのが思案のしどころ。

行政に拠ってはこの土地を買い取る事もしていますが、現在の税収
の落ち込みを考えると、買い取る行政は少ないと思います。

それではどうするのかと言えば、権利は自分が保有して、管理は行
政に任せるという手段がありますが、現在はこれも行政によって扱
いがまちまちという現状。

そのようにその時々の社会情勢によって道路扱いとなった土地は、
扱いが違っているので、道路として整備されて表面は綺麗になって
いても、目に見えない線引きがされているのが2項道路です。
09年05月27日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年05月26日

42条2項道路

建築基準法が施行されたのが昭和25年(1950年)で、施行以
前に建築物が建ち並んでいた幅員4m未満の道で行政がこの道は道
路ですよ、と指定した道路を、建築基準法第42条2項とされて、
一般には「みなし道路」とか「2項道路」と呼ばれています。

この道路に面して建築しようとすると、幅員が4m以下ですから、
幅員を4mにしなければならない為に、道路の中心線から2mの所
が敷地と道路との境界線となり、その境界線から敷地側の範囲で計
画を進めなければいけません。

20090526_01.jpg

そのような条件で家を造り、そして塀を造ると写真のような状態で
出来上がります。町でよく見る風景ですね。
09年05月26日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年05月25日

引渡し

先週の土曜日は、「開感な家」の引渡しが無事出来ました。
建築主のD様おめでとう御座います。引渡しの時の感謝の言葉、大
変嬉しかったです。それにあわせて過分な謝意を頂戴して恐縮です。
改めて御礼申し上げます。
そして工事関係者の皆様お疲れ様でした。メンテナンス等今後共宜
しくお願い致します。

そんな訳で、無事工事が終了した「開感な家」ですが写真は何時も
と違う角度で・・・。

20090525_01.jpg


20090525_02.jpg
この家の名前の元となっている、開放感のある家の一面をご紹介。
外壁が伸びて交わった中の空間を下から見上げたのがこの写真、

此処に見える窓は浴室の窓でこの壁が有る為に外からの視線を気に
する事無く入浴ができるという物、当然にこの窓ガラスは透明で、
浴槽に浸かればこのように空が気持ちよく見渡せるのです。浴槽に
身体を浸して雲の流れを心行くまで見ていれば、そこはもう露天風
呂の世界。

20090525_03.jpg

夜は、浴室の照明を消して、外構灯を点ければ、何時もと違う気分
で入浴ができるという趣向、そんな効果を狙っての外構灯が1階に
付いています。

「開感な家」には色々なアイデアが詰まっていますが、その一端の
ご紹介でした。
09年05月25日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年05月23日

家庭内LAN

今では家の中に何台ものPCが有る時代となり、それらを美味く機
能させるために家庭内LANを組む事も多くなって来ました。

LANの方法は無線LANと有線LANの二つの方法があり、無線
LANは場所を選ばない事と配線工事を必要としないために工事費
が掛からないので既存の建物などに利用されますが、通信速度に難
点が有るのと、データ漏洩が心配されています。

20090523_01.jpg

そうなると有線LANと言う事になるのですが、設置個所が増える
と配線数も増えるので、見苦しくならない無いようにする事が大事
なので、計画段階でしっかりとして置くと、写真のように壁の中に
配線が収まって、綺麗に出来ます。
09年05月23日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年05月22日

通気管

給水や排水について知っていると思っていても案外と知らない事が
多いものです。

20090522_01.jpg

この通気管も役目を知っている人は、専門家で無い限り知らないと
思います。この通気管は排水時のトラップの封水を切らないために
必要な装置で、最上階の排水管の上部に設けられる物です。

トラップについては以前書きましたが、この通気管が無いと排水時
にそのトラップ内の水が一緒に排水されてしまい、トラップの役目
をしない事になるので、重要な役目をしている装置です。


09年05月22日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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