国会での公務員改革論議に欠けているのは「国の中核を担う公務員をどう確保するか、どう育成するか」の根本論議が為されなくて、「天下り」「わたり」「退職金」など末梢的なことが焦点になっていることに憤りを感じる。


(ポピュリズムでないか)

 政治が国民目線になっているのは誠にありがたいが、国民を愚民扱いしていないか。確かに庶民感覚として短期間に高額な退職金を受け取っている事は関心事であるがそれだけではない。論争が次の選挙まで、如何にポイントを稼ぐかのパフォーマンスに見えて嫌気を覚える。


(生涯賃金で考えるべき)

 公務員の給与は人事院が決めることであるが、仕事・能力と給与が連動していないことが問題だと考える。有能有為の人物にとって正当な評価を得られないのは耐え難いことと同情する。国家を背負うという思いと「天下り」「わたり」で正当な評価に値する生涯賃金を手にできると考えているとすれば、さして働かない人まで優遇する給与体系を見直すべきである。


(問題点は)

 2009.2.20の産経新聞「正論」に衆議院議員・弁護士である稲田朋美先生の「国家有為の人材が集い、目を輝かせて国益と国民の幸福のために滅私奉公、切磋琢磨する公僕の集団をいかにつくるか」と問題指摘されている。まさしくその通りだと考えます。


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