◆最初に◆
先日、以前ご面談させていただきましたお客様と顧問契約を締結してきました。
その際、中小企業庁が先月公表したアンケ−トを思い出しましたので御紹介致します。
そのアンケ−トはこちら
「会計処理・財務情報開示に関する中小企業経営者の意識アンケート調査」
興味のある方は見てみて下さい。

◆中小企業における会計◆
御紹介したアンケ−トのなかで、決算書の作成及び活用についての実態が調査されています。

決算書の作成にあたり配慮している事項・・・期中は「毎月締めを行っている」59.6%
決算書デ−タを経営判断に活用するためにアドバイスをおけている第三者・・・税理士83.5%(その他の主なもの:公認会計士18.1%、金融機関17.6%)
第三者のアドバイスのうち役に立っている割合・・・民間のコンサルティング会社87.5%(その他の主なもの:税理士83.0%、公認会計士83.7%)
決算書の作成、分析活用・・・必要性を感じている84.8%

などなど。様々なアンケ−トがあります。

このうち、気になったのが「第三者のアドバイスのうち役に立っている割合」で税理士が民間のコンサルティング会社、公認会計士についで3番目だったこと。(その他の87.9%を除く)微妙な差ですが、すごく残念!

顧問税理士を変えるきっかけは様々だとは思いますが、同じ料金を払うのであれば誰しも役に立つ方を選びますよね。(私が経営者の立場でも必ず!)

◆最後に◆
毎月締めを行っていても現金主義では、何の意味もなく何の役にも立ちません。又、卸売業や小売業で棚卸を考慮していない帳票も、建設業で未成工事支出金等を把握していないものも同じです。
そんな役に立たないものから「利益が出ていますね。税金がこれぐらいで」なんていうのもナンセンスです。タイムリ−でかつ正確な情報が必要なのです。

担当者任せなのか、そのお客様に力を注いでいないのか、理由は分かりませんが、逆に言えばまだまだお客様を増やせるチャンスなのかもしれません。
来年のアンケ−トで「第三者のアドバイスのうち役に立っている割合」に税理士が1番となることを信じて頑張ります。

現在の事務所に移転して今月15日で丸1年!(おかげさまで順調です)
皆さんに感謝!感謝です。

では、今日はこのへんで。