【改正建築基準法】設計者の努力だけでは対応に限界、日事連緊急会議の参加者が指摘(「KEN-platz」07/08/31)

「改正法施行の前ならば、設計者は着工後に施工者と相談しながら実施設計を煮詰めていくことも不可能ではなかった。しかし建設会社が設計・施工一貫で手がける建物を除くと、確認申請時には施工者は決まっていないのが普通だ。「設計者はこれまで以上に、施工現場を強く意識して申請図書をまとめる必要がある。それができない設計者は淘汰されていくだろう」(杉本氏)。 」

上記のような記事を見つけた。
いうまでもなく、設計者は、設計段階で施工現場を意識して設計図を書くべきである。
設計図が建物の建設のために描かれるものである以上、施工現場をまったく意識しない設計図はありえない。
ただ、このような法規的な制約によって、現場での設計変更が認められないとすれば、設計者は新しい技術の開発に挑戦できなくなり、ますます既製品だけを組み合わせて作られた凡庸な建物が増えることになるだろう。

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