08年12月15日
Mr.Kさんの家づくり
建前の時。前日は雨ふりだったのが
当日は最良のお天気になりました。
独身のKさんは 小さいながらもいろんな
想いのこもった我が家を建てようとしています。
特にこだわったのが暖炉です。
どの位こだわったか というと・・・
最初 薪ストーブで ということだったのが
毎年ずっと薪を集める自信が無いことに気ずきまして
近間のペレット併用の薪ストーブを製作しているM社を探し当て・・
決まったと思いきやいまいち意に添わず。
ネットを通して遠方の会社の対流型ストーブに決めた・・と思いきや
遠方なためメンテナンスが心配に。
そして結局地元上田市のY社の暖炉に決まりました。
薪ストーブなんだけど・・・薪集めはクリアーしたんでしょうか[:クエスチョン:]
Mr.Kさんの想いと 心を一つにして最後まで誠実に
家づくりをお手伝いしたいと決意が新たにされました。
08年02月06日
耐震補強工事の設計
耐震補強工事の設計を勧めていく中で 気をつけたい出来事がありました。
図面と見積もりを持って工事業者さんと共に施主のお宅に打ち合わせに行ったところ前回気が付かなかったことを発見!
大げさなんですが、浴室と廊下の境に筋違を入れたいと考えていたところ不可能であることがわかったのです。
なぜかというと 当時(昭和54年)は浴室周りは1m程ブロック積みにしている家が多いのです。
湿気対策で土台を他の部分より上げて腐らないようにしているのですが そのことが念頭に無かった為、すっかり騙され?てしまったわけです。
急遽 他の部分に耐力壁を設けるよう変更しなければなりませんでしたが
なにしろ目に見えない壁の中のことなので壊してみないと分からないことが今後も出てくるかも。
図面と見積もりを持って工事業者さんと共に施主のお宅に打ち合わせに行ったところ前回気が付かなかったことを発見!
大げさなんですが、浴室と廊下の境に筋違を入れたいと考えていたところ不可能であることがわかったのです。
なぜかというと 当時(昭和54年)は浴室周りは1m程ブロック積みにしている家が多いのです。
湿気対策で土台を他の部分より上げて腐らないようにしているのですが そのことが念頭に無かった為、すっかり騙され?てしまったわけです。
急遽 他の部分に耐力壁を設けるよう変更しなければなりませんでしたが
なにしろ目に見えない壁の中のことなので壊してみないと分からないことが今後も出てくるかも。
08年01月19日
耐震補強工事
地元の東御市では19年度の補助金対象の耐震補強工事が1件あります。
去年は3件でしたが、皆さんあまり関心がないようですね。
簡易診断や精密(一般)診断をしていて少し感動したことがあります。
今回補強工事される方を含めて2人の方が補強の目的を「妻のため」とおっしゃいました。
昼間 夫が留守中に万一大きな地震があっても逃げられるだけの補強がしてあれば
少しは安心できるから、ということです。
妻を思いやる夫が近くに2人もいらしたことに本来の夫婦の姿を改めて認識できました。
去年は3件でしたが、皆さんあまり関心がないようですね。
簡易診断や精密(一般)診断をしていて少し感動したことがあります。
今回補強工事される方を含めて2人の方が補強の目的を「妻のため」とおっしゃいました。
昼間 夫が留守中に万一大きな地震があっても逃げられるだけの補強がしてあれば
少しは安心できるから、ということです。
妻を思いやる夫が近くに2人もいらしたことに本来の夫婦の姿を改めて認識できました。
07年12月01日
耐震診断
2年目の東御市の耐震診断が終わり、現在入力中です。
私は3件の精密耐震診断と7件の簡易耐震診断を受け持ちました。
昭和54年とか53年とか古くても48年とかの家が多いように感じます。
48年前後の家は壁に土壁を使い内部も繊維壁の真壁(柱が見える和室など)といった
家が多いのではないかと思います。
調査して気付くことは、南側に大きな開口部が多すぎること・・・バランスがとても悪いです。
また、繊維壁やじゅらく壁という和室の仕上げ材の下地は ほとんどがラスボードという
下地材が使われていると思いますが、これはほとんど耐力ゼロとして計算します。
3ミリ厚さや4ミリ厚さのプリント合板(化粧合板)も同様です。
いかにバランスよく耐力を上げるか ということに大変苦労します。
私は3件の精密耐震診断と7件の簡易耐震診断を受け持ちました。
昭和54年とか53年とか古くても48年とかの家が多いように感じます。
48年前後の家は壁に土壁を使い内部も繊維壁の真壁(柱が見える和室など)といった
家が多いのではないかと思います。
調査して気付くことは、南側に大きな開口部が多すぎること・・・バランスがとても悪いです。
また、繊維壁やじゅらく壁という和室の仕上げ材の下地は ほとんどがラスボードという
下地材が使われていると思いますが、これはほとんど耐力ゼロとして計算します。
3ミリ厚さや4ミリ厚さのプリント合板(化粧合板)も同様です。
いかにバランスよく耐力を上げるか ということに大変苦労します。
07年11月16日
気密と断熱 2
いわゆる「外断熱」というのは、木造の住宅では「外張り断熱」というのが正解です。
柱の外側(壁の外側)に厚さ50mm.程度の発泡スチロールのようなものを張ります。
その上にさらに12mm.程度の合板を張り、その上に15mm.程度の仕上げ材を張ります。
合板の下には、合板を打つために胴縁という厚さ20mm.程度の木を打ち付けます。
すると合計どのくらいの厚さになりますか?
50+20+12+15=97・・・約100mm.が壁の外に出っ張ります。
仕様によって多少の差はあるにしてもかなり出っ張ることは確かです。
この出っ張りを支えるために基礎を厚くしなければなりません。
またサッシも改めて支えが必要です。
外壁の仕上げ材から躯体(柱とか間柱)まで10センチもあるんです。外壁材は落っこちてこないとも限りません。
気密と断熱は程々が良い と言う観点からも 木造の住宅であるならば「充填断熱」をお勧めします。
これは、柱と柱の間 壁の中に断熱材を入れるやり方です。
きちっと施工することで問題は無いと思っています。
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柱の外側(壁の外側)に厚さ50mm.程度の発泡スチロールのようなものを張ります。
その上にさらに12mm.程度の合板を張り、その上に15mm.程度の仕上げ材を張ります。
合板の下には、合板を打つために胴縁という厚さ20mm.程度の木を打ち付けます。
すると合計どのくらいの厚さになりますか?
50+20+12+15=97・・・約100mm.が壁の外に出っ張ります。
仕様によって多少の差はあるにしてもかなり出っ張ることは確かです。
この出っ張りを支えるために基礎を厚くしなければなりません。
またサッシも改めて支えが必要です。
外壁の仕上げ材から躯体(柱とか間柱)まで10センチもあるんです。外壁材は落っこちてこないとも限りません。
気密と断熱は程々が良い と言う観点からも 木造の住宅であるならば「充填断熱」をお勧めします。
これは、柱と柱の間 壁の中に断熱材を入れるやり方です。
きちっと施工することで問題は無いと思っています。