板橋区の内野行政書士事務所ブログ

先日のお話。

某大きなお役所から追加書類の要請のお電話がありました。お客様のところにおりましたので、「再度こちらからお電話いたします。」と丁寧にお答えし、後ほど担当者に電話しました。

すると、「ただ今他の電話に出ております、後ほどおかけ直し下さい。」と女性。
「はい、そうします。」と私。

しばらくたってかけ直しました。
「すみません、席をはずしております。」と女性。
「何時ごろお戻りですか？」と私。
「わかりません。」と女性。
「それでは明日かけ直します。」と私。

そして翌日。午前１０時ごろに電話しました。
「すいません、他の電話に出ております。後ほどおかけ直し下さい。」と女性。
ここで、少しカチンときました。
「あのですね、昨日からずっとこちらからお電話しているのです。電話が終わったらこちらにかけていただけませんか？」あくまでも丁寧に、私。
「わかりました、お電話番号をお願いします。」
電話番号を伝え、事務所で書類作りをしていました。

長電話ですねえ、午後３時まで連絡なし。
ここで、おおいにカチンときました。

こちらから再度電話。
何と本人がでました。
経過を話し、丁寧にネチネチと文句を言いました。

きちんと謝罪の言葉をいただき、一件落着となりましたが、「大きな役所は態度がでかい。」事を再認識しました。



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行政書士の関連本で、「開業初年度から儲ける方法」とか「すぐに軌道に乗せる方法」なんていうのがありますが、とても難しいことです。

地道に人脈を作り、地道に行政書士としての品位を持った営業活動をして、地道にお客様の信頼を得ていく。

歩みは遅いですが、これが一番だと思います。

一見派手にやっているように見える事務所であっても内情は大変なところも多いものです。

逆に自宅でこじんまりとやっていても、専業で人並み以上に収入をあげている方もいます。

大きな風呂敷を広げても、あとが大変です。

地道が一番です。



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行政書士として、今まで一通りの業務をしてきましたが、今回全く初めての仕事をしました。

お客様に経験が無いことをお話し、それでもよろしければということでお引き受けしました。

が、これが思った以上に大変な仕事で、書式もサンプルもない書類がありましたので、苦労しました。

また時間的な制約もあり、難しい仕事となりました。

しかし当然、大変勉強になりました。

今までモヤモヤとしていた業界の輪郭が、かなり理解できたことも大きな収穫です。

また一つ、新しい知識が増えました。



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こういう仕事をしていると、お客様に教えていただくことが、たくさんあります。

その業界の裏話や、業界の方ならではのご苦労話などを教えていただきます。

そういうことの積み重ねが、幅広い知識につながりますので、大変ありがたく思います。

お客様にも当方の持つ情報やノウハウでお返しをさせていただきたいと思っています。

お客様との関係や接し方は、各々のお客様によって微妙に違ってきます。
お話が好きな方、無口な方等、色々なタイプの方がいらっしゃいますので、それぞれのお客様との距離をはかりながら良好な関係を築いていくには、経験が必要であると感じます。

色々な話題についてもある程度のお話ができなければいけませんし、勉強を怠れません。



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ある申請をしましたが、審査が遅れているようなので、10日ほど前に問合せをすると、「まだ見ていません。今年は厳しく審査をしているので、９割くらいの方が補正となっています。ですから審査が遅れています。」との事。

いや、これは大変だと思っていたところ、お役所から電話がありました。軽い問合せでしたので、お答えしてＯＫとなりました。

以前に問合せをした方と違う方でしたので、「だいぶ遅れているようで大変ですね。」と私。

「厳しく審査をしていますので補正が云々・・・」と前の方と同じお話。

電話の時間が午後７時ぐらいでしたので、本当に大変なのかもしれません。

補正にかからなかった事が、少し嬉しい私でした。



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補助者志望の方から、最近よく電話をいただきます。

当事務所の場合、ＨＰを見ていただければお解りの通り、小さな事務所ですし、大きくやるつもりもありませんので、現在のところ補助者を雇う予定はありません。

お話を聞くと、まだ試験には合格していないようでした。

私の場合は、行政書士と司法書士の資格を持った事務所と、行政書士専業の事務所でアルバイトをしました。これはいずれも新聞広告で募集をしていました。

求人広告を見ていると、意外と見つかります。

特に行政書士にこだわることも無いと思います。
社労士さん、司法書士さん等の事務所で働かせていただき、頑張っておけば、自分が行政書士として独立する時に、色々と助けていただけるでしょう。

しかし、まず大切なことは試験に合格することですので、頑張っていただきたいと思います。

ちなみに私の場合は、合格してから求人している事務所を探しました。



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行政書士の切手があることをご存知でしょうか？

平成13年、行政書士制度50周年を記念して発行された切手です。

このとき私は、10シートほど購入し、東京中央郵便局で記念スタンプを押印し、今でも持っています。

この切手にはパソコンが描かれています。
電子申請を予感させるものです。

個人的にはこの切手、好きなんです。

こちらで見られます。



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行政書士電子証明書を使用して、定款作成代理をする、この仕事を行政書士に積極的にやってもらいたいと思っています。

行政書士電子証明書を使用して法務省にオンライン申請しますので、定款作成代理をどういう資格者が、何の証明書でしているか、法務省は把握できます。

行政書士電子証明書で作成代理、認証まで行うことにより、実績が残ります。

定款の作成は会社設立の根幹を成すものです。
この業務を行政書士が作成代理することに、大きな意味があるのです。

宅建業免許の電子申請も本格的に始まります。
この申請代理は現在のところ、行政書士のみが電子証明書を使用して行うことができるようです。



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「続きはこちらへどうぞ。」と自分の見せたい画面へ誘導していくブログがありますが、私はどうも好きになれません。

士業者のブログであればなおさらです。

ストレートにそこで自分の意見なり考えを述べればよいと思うのですが、そういうやりかたが、お客様を獲得するのに有効であると、どこかの本に書いてあったりするのでしょうかねえ。

特に士業者の場合は、そういう策を使ったアピールの仕方は、少し違うのではないかと思っています。

インターネットの中では、虚構の世界をいくらでも作り上げることができます。

「まず士業者本人に面会してから、依頼すること。」

これが大切だと思います。



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行政書士は、今、重大な岐路に立っています。

行政書士として開業する方が増えましたが、皆が皆、やっていけるわけがなく、廃業する方が多いのも事実です。

試験制度が変わり、難易度もあがり、優秀な方が入会してきています。
しかし、競争が進み、他士業の職域に踏み込む者、越えてはいけない線を越える者が出てきています。

現在のところ、役所が先導して電子化を進めていますが、何年か先には予想以上の速さで電子化が進む可能性があります。

様々な問題を抱えながらも、実感として行政書士に対する国民のニーズは増していると感じています。

反面、トラブルを起こす行政書士もいますので、制度として前へ進む障害となっています。

私は行政書士の将来を、悲観してはいません。

国民に真に必要と思っていただける資格であるためには、ここで各々がモラルを守り、頑張らなければ、先が見えてきません。

そういう意味で、今、変わらなければいけないのだと、思います。



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礼儀やモラルは大事です。

せっかく才能のあるボクサーも、礼儀がなっていないと、たたかれます。

「ボクサーだから強ければいい」
「結果を出せばいい」
と父親は言いますが、ボクサーの寿命は短く、彼らはいずれ社会の中に入っていくわけで、その時に恥をかくことになります。

それを教えるのが親です。

行政書士の中にも、まれにそういう方がいます。

最低限の「礼儀」は持って欲しいと思いますが、「自分が礼を失していること」に気付かない人も多いんですよねえ・・・。



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途中まで書いて、消していったブログが数多くあります。

様々な思いで、表に出せなかったものです。

書いているうちに文章が知らず知らずのうちに攻撃的になったり、愚痴を通り越して、大きな怒りとなったものもあります。

私の理想とする行政書士と全く違う行政書士像を、理想としている方もいるでしょう。

それぞれの行政書士が、理想とするものを持っていると思いますが、「行政書士」として恥ずかしい行為はやめていただきたいと思います。

首を傾げたくなるような事をする同業者を見ると、歯がゆく、悲しくなります。

皆さんに必要とされるよう、頼りにされるよう、行政書士は今が頑張り時なのです。



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今までは社会全体において、何となく暗黙のルールというものがありました。

これは、日本全体で、あるいは業界全体で、あるいは学校の中で、生活の中のあらゆるところで見られました。
誰に強制されることもなく、意識することなく人々はそれを守っていました。

現在の日本は、そういうものが少しずつ薄れてきています。

何だか社会全体が「たるんでいる」ように感じます。

行政書士も同様です。
ルールをやぶる方が出てきています。
行政書士の中にも危機感を感じている方は、数多いと思います。

業界全体で、対策を考え、自浄努力をしていかなければならない時期に来ている、そう感じています。



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行政書士の仕事は、決して簡単ではありません。
一回二回の申請ではわからない奥の深さがあります。

官公署への申請でも、自社の申請、自己の申請とは違い、何の情報も無いところからのスタートとなります。

提出書類も千差万別、申請内容によって、疎明書類も考えなければなりません。

やり方を間違えれば、申請ができなくなる場合もあります。

お客様と役所の間に入り、調整が必要な場合もあります。場合によっては、ご本人と役所まで同行して、説明をしなければならない場合もあります。

プロですから、できて当たり前なのです。

厳しい仕事です。


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私は本当に普通の行政書士です。

勝ち残ってやるとか、有名になってやるとか、そういう野心は全くありません。

それほど儲かってはいませんが、ありがたいことに私にとっては充分な仕事をいただいています。

取材も受けたくありませんし、本も書きたくありません。
（そんなこと言ってはいけませんが・・・、本当のことです。）

横のつながりは大切にしたいと思っていますし、懇意にしていただいている方も大勢いらっしゃいますが、いざという時は、一人で判断しなければならない仕事だと思っています。それが士業者としての価値であり、重要なことであると思っています。

私は普通に妻子とともに、笑ったり、悩んだりしながら生活をしています。

せっかく相談しているのに、高飛車な士業者から、「そんなことも知らないのですか。」なんて言われたくないですよね。
ただでさえ、法律なんてわかりにくいんですから。

ごく普通の人間であるからこそ、普通の方にご相談いただければと思います。



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久しぶりに、まいっています。

仕事に会務、他にも、よせばいいのに色々なことをやりすぎています。

毎日があっという間に過ぎ、疲れが取れず（年のせい？）体調はあまりよくありませんが、元気なフリをしています。

10月21日（日）は板橋区民祭りの会場で、支部主催の街頭無料相談会を実施します。私は相談員を担当することになっています。

また、10月27日（土）は板橋区の七士業が合同で、無料相談会を開催します。こちらにも相談員として参加いたします。

この相談会の特色は、相談内容により、複数の士業者が一緒にブースに入り、相談を受けることです。

これは私自身も大変勉強になります。
また、「行政書士もなかなかやるな。」と思っていただくチャンスでもあります。

全国各地でこういう士業者合同の相談会が開催されればいいことだと思います。

相談をされる方にとっては、多方面からのアドバイスが無料で受けられますので、板橋区に在住されている方あるいは板橋区内の事業者さんは、是非相談に来ていただければと思います。

地域ネタで失礼しました。



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