板橋区の内野行政書士事務所ブログ

今週は結局、平日5日のうち4日間、東京会の会務がありました。その合間をぬうように、お客様と面談し、電話でお打ち合わせをし、書類作成をしました。

もともと、あまり忙しいことが好きではありませんので、正直疲れておりますが、人間は恐ろしいものでこの忙しさに慣れてきました。

ここ一週間ほどは、忙しかったのですが連日ブログを書き、自分なりにある事を試してきましたが、ここにきて何となくわかってきましたので、また元のペースに戻すことにします。

こういう状況の中でも、毎年の仕事はきちんとやっていかなければなりませんし、新規のお客様からのご依頼もいただけるよう営業活動もしなければなりません。

どうやって営業活動をして、お客様にコンタクトしていただくか、を考える場合、色々方法はあると思いますが、あまりがむしゃらな営業活動というのは、行政書士の品位を汚すような気がします。

私の営業活動は地味ですが、ゆっくり前へ進めばいいと思っています。

現在のお客様の仕事を誠意を持ってしっかりやり、満足していただく事、何といってもこれが最大の営業活動であると思います。



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インターネットを介したご依頼は増えていると思いますが、お互いに顔の見えないやりとりとなります。

確かにメールで仕事はできますが、ちょっとした気持ちの相違とか、ちょっとした感情のもつれからトラブルになる可能性があります。

そんな時、メールでのやりとりだけでなく、顔を見ながら直接話ができれば、解決の糸口も出てくるものです。

以前にも書きましたが、私自身は全国対応などできるはずがないと思っています。

近くにきっと誠実な行政書士がいるはずです。顔を見ながら、直接話をしながら、依頼する行政書士を決めていただきたいと思います。

そのために、全国に行政書士はいます。
弁護士さんのように大都市偏重ではありません。

全国対応を謳うことは、他の行政書士に失礼であると私は思います。



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私が登録した頃に比べても、行政書士の知名度は格段に上がっています。

仕事の内容まで詳しく知っている一般の方は、そんなにいませんけど・・・。

その理由は、今までは、行政書士に仕事を依頼する個人の方が少なかったことに、一つの原因があると思っています。

許認可の場合、依頼者のほとんどは会社を含む法人でした。ですから、ある一定の許認可を必要とする職種の方には知名度がありましたが、個人の方からのご依頼というのは少なかったのです。

最近になり法改正もあり、個人のお客様のご依頼が多くなってきました。それとともに無理をする行政書士が増えていると感じています。

儲けようとすれば、なおさら無理をすることになり、お客様も敏感にそれを感じ取ります。

そして、お客様とのトラブルも増えることになります。

行政書士の知名度を上げていくには、行政書士が国民の役に立つと言う認識を持ってもらわなければなりません。
その結果、仕事が増えていくのはよいことだと思いますが、儲け優先に考えれば国民の側から必要とされる資格にはなりえないと思います。



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「もう少し安くしてもらえません？」というお客様。

私はこう言います。
「本当でしたらもう少しいただくところですが、お安くさせていただいています。」

本当にそうなのです。はじめに高く言って、だんだん下げるなどということはしていないのです。

ＤＭのハガキ、ＦＡＸ等をお持ちになって、「ここはもう少し安いのだけど・・・。」とお客様。

「安さをお望みなら、どうぞ、そちらにご依頼下さい。」と、私。

それでも、今まで浮気をされてしまったことはありません。

報酬を安くするのは、一番簡単です。
しかしそれは後々の自分にとって、いいことではありません。
次にもっと安いところがあれば、そのお客様はそちらへ依頼します。

「あの行政書士がいれば、いい相談相手になるし、色々便利だ。」と思っていただくのが大事であると、私は思っています。

付加価値の高い行政書士になることが目標です。

その前に、一人の人間として、男として、親として、頼りにされる人でありたいと思います。




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私は、人の顔を覚えるのが苦手です。
まして何度かお会いしないと、お顔とお名前が、なかなか一致しません。

これはあまりよくないことで、場合によっては大変失礼となります。ですので最近は努めてお顔を覚えるようにしているのですが・・・。

同業の方から名刺をいただいて、あとで「この方の顔がどうしても浮かばない。」ということがあります。
どうか、悪気はありませんので、再度お会いした時にはお声をかけていただけばと思います。

自分の顔と名前を覚えていただいた時は、非常に嬉しいものです。何回か足を運ぶうちに役所の方に名前を覚えていただいたりすると、仕事もスムーズにいくことになりますが、何回も余計な足を運ぶうちに悪い印象を与えてしまうと、仕事がやりにくくなりますので注意しなければなりません。

役所の方は行政書士であればプロだと思っていますので、当然知っていなければならないことを調べもしないで、何回も質問するとあまりいい印象を与えません。
質問をする場合も、まず自分で調べ、自分なりの答えを持って質問することが大切かと思います。

顔と名前を覚えていただく際には、いい印象を持って覚えていただきたいものです。

第一印象はよくても、何回かお話をしてだいぶ印象が変わる方も、中にはいらっしゃいますけど・・・。




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行政書士の中にも、あまりよろしくない人がいます。

一人でも悪事をはたらけば、行政書士全体にとって大きなマイナスとなります。
どんな理由があろうとも、悪いことはして欲しくありません。
信用を築くには長い時間を要しますが、失う時は一瞬です。

仕事をしていれば様々な誘惑があり、楽な儲け話を持ちかけられることもあります。
しかし、一回でも乗ってしまえば、途中で降りることができなくなります。

何人かと組んで仕事をして、気付かぬうちに自分が悪者になってしまう場合もあります。そうなってしまうと自営業者の悲しさ、誰も助けてくれません。

自分の大切なものを失うのはもちろん、お客様にも迷惑がかかりますし、行政書士全体の信用に傷がつきます。

この仕事をしていれば、ギリギリのところを通らざるを得ないこともありますが、決して踏み外さないよう、法令を遵守し、マナーとモラルを守って、仕事をしていただきたいと思いますし、私自身もそうしていきたいと思います。




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行政書士に限らず、士業の仕事は、書籍で勉強したものとは大きく異なる場合があります。
先例とか、通達、特別な取扱いまで知っておかなければ仕事にならない場合があるのです。

お客様に「大丈夫です。」と言えば、お客様は大丈夫だと当然思います。

それでは、軽々しく自分の判断を言わないほうがよいのか、といえば、ある程度の見通しができなければ、プロとは言えません。

知識を持つのは大前提ですが、勉強して知識を入れても、実際には役に立たないことが山ほどあります。

経験豊富な士業者は、各々が独自のノウハウを持っています。
苦労して、恥をかき、頭を下げて、手に入れたものです。

ですから、本当の実務を習得するには何年もかかるのです。



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何をもって「成功」とするかは、人それぞれです。

人からどう思われようと、自分自身のの尺度で決めるものであると思います。

昼は行政書士、夜はアルバイトをしている行政書士を何人か知っています。

本当に「行政書士」という仕事が好きでなければ、アルバイトをしてまで行政書士を続けることなど出来ません。もちろん意地もあるのでしょう。

彼らは決して失敗者ではありません。行政書士の仕事を通じ人の為に役に立っていることは事実ですし、彼らを頼りにしている方もいるはずです。

売れない役者、売れないミュージシャン、世の中には生活の糧は別に稼ぎ、やりたい事を続けている方は大勢います。

彼らも失敗者ではありません。
他人に迷惑をかけないのであれば、自分の道を続け貫くことも充実した毎日であり、幸せな人生だと思います。

他人からみれば、たいしたことのないちっぽけな「成功」であっても、自分の目指す「成功」のために頑張りたいと思います。



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見栄を張る人がいます。

自分を大きく見せようとします。
そのために、余計にお金を使ったり、それほど親しくもない人脈の広さを自慢したり、何でも一番になりたがったりします。
弱いものには強く、強いものに従います。

何故、等身大の自分、弱い部分がある自分を見せることができないのしょう。

いくら見栄と虚勢を張っても、他人はそれに気がついているものです。

私は正直に言いますが、全然たいしたことありません。（笑）

いたって普通です。
事務所も小さいです。
まったく自慢になりませんね。


ただ、行政書士としての意地と誇りだけは持っています。

見栄は張りませんが、行政書士として胸を張れるようになりたいと思っています。



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最近は一般的にクレームをつける方が、多くなったようです。

何となく世の中全体が、ぬるくなり、自分の仕事に責任を持つ気持ちが薄れているような気がします。

行政書士の場合も例外ではなく、中には無責任としか思えない方もいます。

私は東京会の総務部員ですので、クレームがあった場合の処理も大切な仕事の一つであります。この仕事は本当に大変で、苦労する仕事です。

私自身は、幸い今までにお客様とのトラブルもなく、クレームもありません。

ちょっとした感情的なもつれ、最初の取り決めに対する考え方の違い等により、お客様とのトラブルに発展してしまう場合が多いようです。

行政書士に依頼されるときは、報酬と依頼内容・範囲に関してしっかりと取り決めし、場合によっては書面を交付してもらってもいいと思います。

行政書士も、自分が自信を持ってそれだけの請求ができる仕事をしたかどうかを、しっかりと考えていただきたいと思います。


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行政書士でお金儲けができると思いますか？


行政書士を約１５年やってきた私は、何の特権意識も無く普通の人と同じ目線で、仕事をしてきました。
はっきり言って、お金儲けをしようとするなら、行政書士はやめたほうがよいと思います。

行政書士で儲けている人は、「行政書士で儲ける本」を書いている人と「行政書士で儲けるセミナー」をやっている人です。

実務家として地道に顧客を増やし、誠実に仕事をしていけば、努力次第でそれなりに生活はできると思います。
ただ、その苦労に比べ、見返りが少ないと感じることも多いと思います。

行政書士のいいところは敷居の低いところです。
依頼者と同じ生活を送る普通の感覚を持っていることです。

無理にお金を儲けようとすれば、必ずお客様との間で問題が生じます。

お金を持つと人間は変わります。

だから、そんなに儲からなくても、普通でいいと思うのです。



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行政書士の業務範囲は、よく言えばとても広く、悪く言えば専門性が無い、ということになります。

一つの業務に特化し、その業務のプロとなって効率的な営業活動をすれば、それも立派な行政書士だと思います。

私の場合は、できる範囲で色々なご相談にお応えしたく、特別な専門を持ちません。しかし何でもできるということではありません。

行政書士の仕事は「簡単」と言われますが、それは間違いです。一つとして同じ仕事はないわけで、一から組み立てなければならない仕事も多く、経験を重ねれば重ねるほど、奥の深い仕事だと思い知ります。

経験の浅い新入会の方は、慎重に仕事を進めないと、それはそれは痛い目にあいます。

私は今でも恥をかきますし、知らないことなら若い人に教えを乞うことも厭いません。

知識の蓄積に際限はありませんし、覚えなければならない仕事もたくさんあります。

行政書士の仕事にゴールはありません。



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いくら仕事が欲しくても、お客様を第一に考えれば、何でもお引き受けするわけにはいきません。

行政書士が引き受けることにより、かえってお客様に不利益を与える可能性がある場合、他士業の方にお願いすることがお客様に利益をもたらすと考えられる場合、そんな場合であっても、何でも自分で引き受けてしまう行政書士がいます。

その結果、お客様から苦情を受けることになります。

私の場合は、まずご相談を受け、内容をお聞きし、私ができること、できないことをしっかりと説明し、他士業の方をご紹介したほうがよい場合は、ご希望により紹介させていただきます。

根底にある考えは、何がお客様にとって一番いい方法かということです。

しかし、お客様によっては、「とにかく自分の希望通りにして欲しい。」という方もいらっしゃいます。

マイナス面をきちんとお話してもなおご希望されるお客様は、ご依頼をお断りする場合もあります。

お客様のことを、第一に考えるということは、自分の知識と経験で、お客様の立場で真剣に考えるということであり、報酬の額には全く関係ありません。

立派なビルに事務所を構えているわけでもなく、補助者をたくさん雇用しているわけでもありませんから、こんな風に悠長に考えられるのかもしれません。

私は私の理想とする「行政書士」に近づきたいと思っています。


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