<現行犯逮捕>法要中に親族刺す 1人死亡2人けが 

2007年にこんなニュースが流れました。大変悲しいことです。
遺産分割は切り出し方をほんの少し間違えただけで、長く深い恨みを抱くトラブルになります。

場合によってはこのような殺人事件にも。

遺産分割の切り出しでやってはいけないこと3箇条。
1.相続人確定(原戸籍をとって確認)しないで切り出す。
2.相続人以外の親族(相続のプロはOK)が切り出す。
3.「法律では・・・」と法律論をかざす。

1.は相続人が誰なのかを知らずに、切り出してもしもうまくまとまったとしても、後で相続人が他にいた場合には、一旦相続できると思いこんだ遺産を渡すことになるのでトラブルになります。

2.親などを失った相続人の悲しみが癒えていないのに、その気持ちのわからない親族(特に相続人の配偶者)が遺産分割を急ぐような印象を与えるととてもトラブルになります。

3.相続には民法という法律である程度ルールがありますが、それは全てを網羅しているわけではありません。
法律に詳しくない相続人が「法律とかぬかして、遺産を渡さない気だな。」と反発します。

相続は人を変えます。くれぐれも切り出し方は慎重に。
15年08月09日 | Category: 遺言・相続のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
先日身内が亡くなりました。

血縁関係はそれほど近いのではないですが、何度も話をしていた方なのでいざ亡くなると色々思うものです。

葬儀関係のこともあり忙しい上、娘(4歳)もかわいがってもらっていた方が亡くなったので娘にも話をしました。

どこまで死というものを理解したかはわかりませんが、もう会うことも話もできないことはわかったらしく、今まで見せたことが無い悲しい、なんともいえない表情をしばらくしていました。

死については宗教的な考え方がついてきますし、それぞれ受け止め方が違いますので詳細については記しませんが。

小さい子どもであっても死については理解できるのだと思いました。

年間何名かのまだ若くしてご主人(お父さん)を亡くした方の相談を受けています。

その方たちがどのような気持ちだったか、また残念ながら亡くなられた方がどのような思いを残して亡くなられたかを考えて相談を受けていますが、自分の周りでそのようなことがおき、気持ちを引き締めてそういったことのあった相談者の将来についてきちんとアドバイスしなくてはならないと感じるできごとでした。
10年03月25日 | Category: 遺言・相続のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
こんにちは。

お金とくらしのセカンドオピニオンの総合的ファイナンシャルプランナー西村和敏in宮城・仙台です。

高齢者がいずれ考えるなければならない相続問題と遺族の生活。

そんなお話です。

資産家  70代男性

「高齢者を狙った悪質業者のニュースが流れていますし、私の親戚はお金にだらしなく借金の申込みが絶えないのです。お嬢様育ちで何もできない妻を残して、私が死んだらどうなるのか心配でした。

きっと親戚に言われるがままお金を貸したり、おかしな投資話にのせられてしまうでしょう。そうなったら妻が安心して生涯生活できる保証がなくなります。

アドバイスいただいたように『預貯金のようなすぐにひきだせる資産が大部分を占める資産構成』から『定期的に利益を産み出すが換金手続きが面倒な資産に切り替える』ことにしました。

年金のように妻の手元に生活費が届きます。親戚等にお金を貸すにしても、手元に残る現金の範囲ですから、生活が破綻するまでにはいきません。資産の大部分は売却などで処分をするにはさまざまな証明書が必要です。もし、親戚などに財産を処分するように言われたら、その時には西村さんに相談するようにさせます。」

 
高齢者の財産管理はこれからの超高齢社会では重要なテーマです。成年後見制度というものもありますが、信頼でき、人間的に優れていてなおかつ財産管理にも詳しい後見人はなかなかいません。

もしいたとしても、昨今の『高齢者の財産を横領!!』といったニュースを見る限り安心はできません。それよりも、財産自体を自動的に生活費を生むものに変えて、しかも換金するのには複数の人間のチェックが入るような資産にするとより安心できると私は考えます。

この例も私はその方の資産を預かったりはしません。

資産は完全にその方の支配下に置いておきます。名義もです。ただ、処分するのにかなり面倒な手続きがいるようになっています。
その分、毎年○%の収入はきちんと入ってくる資産に組み替える。こんなこともできます。

これなら悪い親戚や悪徳業者に生活を破綻させられることはありません。
08年10月08日 | Category: 遺言・相続のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
08年01月23日

共有土地の売却

ある方の土地売却の案件で各士業に見積もりをお願いして頭を痛めています。

問題
親子共有名義の土地を分割して片方だけを売却する。
残った土地は子どもの名義とする。
もっとも親子の金銭的負担が少ない方法はどれか。

こんな問題です。とても単純なように思えますが、実はとても複雑まだ答えが出ていません。

まず土地家屋調査士に測量費用と分筆登記費用の見積もり。

司法書士に分筆による所有権移転登記の報酬と登録免許税の見積もり。

税理士に通常の所得税の確定申告と
譲渡の確定申告の見積もり。
相続時精算課税制度の確定申告の見積もり
更に不動産取得税の見積もり。

これだけならまだ簡単なのですが。まだ大物があります。

それが健康保険料。

親・子それぞれに負担に上限があるので、安易に共有のまま売却するよりも片方に集中した方がいいんですが、そのためには上記のような費用がかかる。

更に親の健康保険料を高くすると窓口での自己負担が1割から3割に増える。

高齢の親が大病を患う可能性は高いです。この自己負担で年間100万円くらい変わるかもしれません。

これらの費用をトータルしてどういう手段がもっとも安くなるか計算しています。

別に珍しいケースでは無いと思います。

ただ、こういう不動産の売却を依頼された不動産屋がここまで考えて売却方法を提案しているかどうか。

高いケースと安いケースでは100万円以上の差が出ていることを確認しています。更に医療費の窓口負担を考えると更に100万円の差。

不動産の売却の相談する人をきちんとすることで100万円以上の損になるか得になるかがわかれますよ。

08年01月23日 | Category: 遺言・相続のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
こんにちは。

お金とくらしのセカンドオピニオンの総合的ファイナンシャルプランナー西村和敏in宮城・仙台です。

高齢者がいずれ考えるなければならない相続問題と遺族の生活。

そんなお話です。

資産家  70代男性

「高齢者を狙った悪質業者のニュースが流れていますし、私の親戚はお金にだらしなく借金の申込みが絶えないのです。お嬢様育ちで何もできない妻を残して、私が死んだらどうなるのか心配でした。

きっと親戚に言われるがままお金を貸したり、おかしな投資話にのせられてしまうでしょう。そうなったら妻が安心して生涯生活できる保証がなくなります。

アドバイスいただいたように『預貯金のようなすぐにひきだせる資産が大部分を占める資産構成』から『定期的に利益を産み出すが換金手続きが面倒な資産に切り替える』ことにしました。

年金のように妻の手元に生活費が届きます。親戚等にお金を貸すにしても、手元に残る現金の範囲ですから、生活が破綻するまでにはいきません。資産の大部分は売却などで処分をするにはさまざまな証明書が必要です。もし、親戚などに財産を処分するように言われたら、その時には西村さんに相談するようにさせます。」

 
高齢者の財産管理はこれからの超高齢社会では重要なテーマです。成年後見制度というものもありますが、信頼でき、人間的に優れていてなおかつ財産管理にも詳しい後見人はなかなかいません。

もしいたとしても、昨今の『高齢者の財産を横領!!』といったニュースを見る限り安心はできません。それよりも、財産自体を自動的に生活費を生むものに変えて、しかも換金するのには複数の人間のチェックが入るような資産にするとより安心できると私は考えます。

この例も私はその方の資産を預かったりはしません。

資産は完全にその方の支配下に置いておきます。名義もです。ただ、処分するのにかなり面倒な手続きがいるようになっています。
その分、毎年○%の収入はきちんと入ってくる資産に組み替える。こんなこともできます。

これなら悪い親戚や悪徳業者に生活を破綻させられることはありません。
07年01月24日 | Category: 遺言・相続のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
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