平成20年度の査察(マルサ)の概要が発表されました。

平成20年度に査察に着手した件数は211件、昨年度は220件
となっています。

平成20年度以前に着手した査察事案について、
平成20年度中に処理(検察庁への告発の可否を最終的に判断)した
件数は208件、
そのうち検察庁に告発した件数は153件であり、
その結果、告発率は73.6%となっています。

昨年度は処理件数218件で告発した件数は158件
告発率は72.5%。

毎年同じくらいの件数で推移しています。

平成20年度に処理した事件に係る脱税額は、
総額で351億円、そのうち告発分は249億円です。

告発した事件1件当たりの脱税額は、
平均で1億6300万円となっています。

昨年度は総額353億円、告発分309億円
平均で1億9500万円で

昨年度に比べ少し少なくなっています。

いか報道資料を転用します。

参考資料として
脱税の手段・方法等

告発の多かった業種・取引で見られた脱税の手口としては、
鉱物・金属材料卸では売上除外、不動産業では無申告、
人材派遣業では従業員から徴した寮費等の雑収入除外により
所得税や法人税を免れたものが多く見られ、

さらに、人材派遣業では本来課税仕入に該当しない人件費を
課税仕入となる外注費に科目仮装する消費税の脱税も多く見られました。

 このほか、昨年に引き続き、架空原価や架空経費の計上
及び実際の収支に基づかないいい加減な所得金額での申告による
脱税が見られました。


不正資金の留保状況及び隠匿場所


(1) 脱税によって得た利益の多くは、
現金、預貯金又は有価証券として所有・管理されていたほか、
高級外車、金地金、不動産、ブランド品の購入に
充てられているものも見受けられました。

また、海外の預金や有価証券等で留保されている
ケースも見受けられました。

(2) 脱税により取得した簿外資産等の隠匿場所は様々でしたが、

○ 所有する畑の土中(現金)
○ 居宅のロッカー内(金地金)及び親族居宅の金庫内(現金、金地金)
○ 居宅エレベータの床下にある機械装置内(現金)
○ 居宅の米櫃及びポット内、風呂場の天井裏(現金)

に隠していたケースなどがありました。


国税庁のホームぺージのインターネット番組(Web-TAX-TV)で
「国税査察官の仕事」を配信しています。

【マルサの女」の簡略版みたいな感じですが
暇な時に見てください。
http://www.nta.go.jp/webtaxtv/



斉藤一人さんの今日の言葉


貴方の行くところに必ず日がさしますよ
だいじょうぶだいじょうぶ

あっちの方角がいいとかこっちの方角がダメだとか
いろんなことを言う人がいますが、
貴方の行くところにいつも陽がさします。

 だって貴方の笑顔が太陽なんです。

貴方の思いやりのある言葉が太陽なんです。
だからどこに行っても大丈夫 大丈夫!