09年09月10日
決算書を読む
短時間で決算書を読むためにはどうするか。
忙しいのに売上に直接結びつかない
簿記や会計の勉強なんてやってられない
本当にそうですよね。
簿記や会計の知識がなくても決算書は読めるんです。
ほんと?
本当です。
まず、簿記や会計が難しいという意識を捨ててください。
そんなこと言ったって
全く分からないから
難しいと思ってしまうよ
確かにそのように考えるもの
ごもっともですが
苦手意識があるとどうしても
うまく理解できなくなってしまいます。
まずは、気持から
私は数字に強く決算書なんて簡単さ!
いいですか、気持が楽になりましたか。
それではまいりましょう。
決算書と言えば
貸借対照表と損益計算書。
B/S、P/Lと言われているものです。
B/S、P/Lでどちらかというと
なじみが多いのはP/L(損益計算書)
こちらから見ていくことにしましょう。
P/Lの構造は
大きく経常損益と特別損益の2つに分かれます
経常損益はさらに営業損益と営業外損益の2つに分かれます
勘定科目は無視して大まかなところを抑えましょう。
こんな形です。
つぎに
5つの利益を見てみましょう。
売上総利益(粗利益)
商品やサービスが生み出す利益です。
営業利益
企業の本来の営業活動から生じた利益
経常利益
通常の事業活動から生じた利益
税引前当期利益
当期の経常活動から生じた利益
当期利益
税引後の利益
P/Lは利益が出ているかどうかを見ることができます。
ただP/Lはそのまま使っても経営に生かすことが難しくなるので
これを変動損益計算書に作り替えます。
変動損益計算書?
なんじゃそれ
と思われるかもしれませんが
損益計算書をちょこっといじるだけで
すぐにできますから安心してください。
売上原価、経費を変動費と固定費に分けます。
といっても難しくはないのです。
まず、売上原価の中から
材料費と外注費だけを取り出してください。
この材料費と外注費だけが変動費
それ以外の経費はすべて固定費に分けます。
そうすると
売上高
−)変動費
限界利益
−)固定費
経常利益
損益計算書の経常損益がこんなにすっきりしました。
わかりますか。
ポイントは
経費を変動費と固定費に分ける。
材料費と外注費だけ
これだけです。
この変動損益計算書を使うと
損益分岐点売上高を計算することができます。
損益分岐点売上高?
損益がトントン
つまりプラスマイナスがゼロになるところです。
たとえば、
パン屋さんがパンを月に10,000個売ったとします。
このときの売上高が1,000千円。
変動費が400千円、固定費が480千円だったとします。
売上単価は1,000千円÷10,000個=100円
1個当たりの変動費は
400千円÷10,000個=40円。
このパン屋さんは、
パンを1個売るごとに60円のもうけが出ることになります。
このパン屋さんの損益分岐点売上高はいくらか?
480千円÷60%=800千円となります。
800千円÷100円=8,000個
このパン屋さんは8,000個売ればトントンになります。
もし15,000個売れたら
100円×15,000個=1,500千円
1,500千円×60%−480千円=420千円
8,000個以上は売れれば売れるほど
利益が出ます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ご質問等お気軽にお寄せください。
info@fukusho.jp
忙しいのに売上に直接結びつかない
簿記や会計の勉強なんてやってられない
本当にそうですよね。
簿記や会計の知識がなくても決算書は読めるんです。
ほんと?
本当です。
まず、簿記や会計が難しいという意識を捨ててください。
そんなこと言ったって
全く分からないから
難しいと思ってしまうよ
確かにそのように考えるもの
ごもっともですが
苦手意識があるとどうしても
うまく理解できなくなってしまいます。
まずは、気持から
私は数字に強く決算書なんて簡単さ!
いいですか、気持が楽になりましたか。
それではまいりましょう。
決算書と言えば
貸借対照表と損益計算書。
B/S、P/Lと言われているものです。
B/S、P/Lでどちらかというと
なじみが多いのはP/L(損益計算書)
こちらから見ていくことにしましょう。
P/Lの構造は
大きく経常損益と特別損益の2つに分かれます
経常損益はさらに営業損益と営業外損益の2つに分かれます
勘定科目は無視して大まかなところを抑えましょう。
こんな形です。
つぎに
5つの利益を見てみましょう。
売上総利益(粗利益)
商品やサービスが生み出す利益です。
営業利益
企業の本来の営業活動から生じた利益
経常利益
通常の事業活動から生じた利益
税引前当期利益
当期の経常活動から生じた利益
当期利益
税引後の利益
P/Lは利益が出ているかどうかを見ることができます。
ただP/Lはそのまま使っても経営に生かすことが難しくなるので
これを変動損益計算書に作り替えます。
変動損益計算書?
なんじゃそれ
と思われるかもしれませんが
損益計算書をちょこっといじるだけで
すぐにできますから安心してください。
売上原価、経費を変動費と固定費に分けます。
といっても難しくはないのです。
まず、売上原価の中から
材料費と外注費だけを取り出してください。
この材料費と外注費だけが変動費
それ以外の経費はすべて固定費に分けます。
そうすると
売上高
−)変動費
限界利益
−)固定費
経常利益
損益計算書の経常損益がこんなにすっきりしました。
わかりますか。
ポイントは
経費を変動費と固定費に分ける。
材料費と外注費だけ
これだけです。
この変動損益計算書を使うと
損益分岐点売上高を計算することができます。
損益分岐点売上高?
損益がトントン
つまりプラスマイナスがゼロになるところです。
たとえば、
パン屋さんがパンを月に10,000個売ったとします。
このときの売上高が1,000千円。
変動費が400千円、固定費が480千円だったとします。
売上単価は1,000千円÷10,000個=100円
1個当たりの変動費は
400千円÷10,000個=40円。
このパン屋さんは、
パンを1個売るごとに60円のもうけが出ることになります。
このパン屋さんの損益分岐点売上高はいくらか?
480千円÷60%=800千円となります。
800千円÷100円=8,000個
このパン屋さんは8,000個売ればトントンになります。
もし15,000個売れたら
100円×15,000個=1,500千円
1,500千円×60%−480千円=420千円
8,000個以上は売れれば売れるほど
利益が出ます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ご質問等お気軽にお寄せください。
info@fukusho.jp