多重債務の方の債務超過を救済する公的融資と相談体制に関する記事が昨日の新聞にも掲載されていました。前回のブログにも記載したとおり、今、平成21年度の法改正に向けていろいろな問題点が指摘されているようです。

 私たちの相談室には、多重債務を含め「家庭内の問題」を抱えた方が来室されます。多重債務の方のほとんどが、お金の問題以外に家族の関係や自身の問題を抱えていらっしゃいます。
 むしろ、そういったご相談の中から、多重債務に陥っていることがわかるケースも多くあります。
 前回も記したとおり、多重債務の方のご相談は、単にお金の問題にとどまらず、多方面での支援が必要ではないかと思います。生活を立て直すためには、原因となっている部分から見ていくことが再発を防ぐために大切と感じます。

 多重債務に陥っている多くの方が、総量規制により、返済を迫られてきます。年収の3分の1以内まで債務をへらすことは、本人の力だけではほとんど不可能といえます。確実な支援体制とより良い相談者が不可欠ではないかと思います。
 平成21年の4月という期限があります。一日も早く良い相談者を探し出して、解決にむけて着手して欲しいと思っています。

ホームページ:http://www.counselling.co.jp/ 
メール:mikikikaku@k6.dion.ne.jp
TEL:042-548-4456
「家庭内の問題相談室」
「女性の生活立て直し相談室」
07年02月01日 | Category: 公的融資・債務
Posted by: sakata
 数日前の新聞で、東京都が今年4月から、公的融資として低金利融資制度を創設するという記事が掲載されました。
貸金業規正法の改正により、借り手の年収の3分の1以上の融資を原則禁止する総量規制が導入されますが、すでにこれに先立って、貸金業者による貸し渋りが始まっているようです。
 多重債務者を救済する目的で、上限金利が平成21年度に引き下げられる事が決定していますが、同時にこの総量規制も実施されます。東京都はこれによる、多重債務者の債務超過を補うための施策として低金利融資制度をスタートさせるようです。
 たしかに、今、多重債務で悩む方が増え続けており、上限金利を下げる事は重要な課題と思います。また、総量規制についてはもっと早い時期に手を打つべきではなかったかと思います。ただ、2年の猶予期間でこれを行うためには、行政の支援なしにはできない事ではないかと考えています。
 
 私たちの相談室では、多重債務の方の法的解決後の生活立て直しの支援活動を行っています。月に1回程度、生活状況や悩みなどを聴くだけのことなのですが、今まで、借り倒れになったり、多重債務を再発した方は1人もいません。生活立て直しを心の面から支えることが、いかに大切かを感じています。
 東京都は、貸し倒れを懸念し慎重な対応をする事と思いますが、例えば月1回カウンセラー等との面接を指導するなどの措置も検討してはどうかと思います。
 ただし、見下す態度で接する相談者は避けたいところです。頑張っている事を認め、生活を立て直す意欲を差し上げることができる良い支援者が、いかに大切かということを念頭に入れていただくことができれば、この問題は大きな進歩を生み出すものと思います。
 
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07年01月26日 | Category: 公的融資・債務
Posted by: sakata
 長男のバンドがCDアルバムをリリースして、デビューする事になりました。といっても、インディーズのCDで、ミュージシャンの世界の入り口にやっとたどりついたといったところではないかと思います。それでも、頑張った事を少しだけ認めてやりたいという気持ちもあります。「La Bluzu」というバンドでボーカルをやっています。もしお暇な方は、HPを覗いてやってみてください。
HP:http://www.youtube.com/watch?v=6w3rMAalcVw
HP:http://www.labluzu.jp/top.html
HP:http://mobile.oricon.co.jp/site/labluzu/

大学入学をボイコットして「ミュージシャンになる!」と言われたときは、父親として正直なところがっかりしました。「そんなに甘い世界ではない!」と叱ったのですが、結局許す事になり、「甘いのは父親の方!」と言われてしまうかもしれません。それでも、いざデビューする事を知らされると、親バカながら、「年末は紅白に出るかもしれない・・・」などと、あらぬ期待をしてしまいます。

 私たちの相談室にも、引きこもりやニートなどの親子の関係の様々な問題で悩む方が大勢いらっしゃいます。今の時代は、以前と比べ親子関係に関わる問題が増えていて、戸惑う親がたくさんいることを感じます。甘やかしても、厳しくしても、うまくいくとは限らないようです。私自身も4人の子どもを育てる中でいろいろな問題が起きたため迷いを感じてきましたし、今も感じています。また、最近のいろいろな事件の報道に接するたびに、何か事前に打つ手はなかったものかと思うと心が痛みます。

 子どもにとって、本当の幸せは何か?この答えを出すのは子どもたち自身のようです。子どもに親の価値観を押し付ける事ができる時代はすでに終わったようです。どんな子どもであれ、子どもの可能性を信じてあげることができるのは親しかいないのではないかと思っています。私たちの世代までは、そうやって育てられた気がしてなりません。
 いろいろな子どもがいて、いろいろな個性や才能を持っています。それは、だれとも比べることができません。それぞれの持つ素晴らしさを感じるとともに、次代を担う子どもたちの未来を、今、信じてあげたいと思っています。

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07年01月19日 | Category: General
Posted by: sakata
明けましておめでとうございます

 今年の年明けは暖冬のせいか、穏やかで暖かでした。2007年は果たしてどんな年になるのでしょうか?

 新春早々、あまり明るい話題とはいえませんが、このところ「モラルハラスメント」という言葉をよく聞くようになりました。夫婦間での言葉による暴力や無視、精神的な虐待行為をこう呼ぶようです。
 私どもの相談室でも、モラルハラスメントに関する相談は昨年あたりから増加傾向にあります。昔から、嫁姑の確執とか、嫁いびりといった家庭内のいじめ行為はずいぶんとあったようにも思います。しかし、最近の相談の事例は、信じられないほどそれが陰湿になっている気がしてなりません。
 子どものいじめや社会的いじめが問題になっている今日、家庭の中のこういった行為にも目を背けることができないようです。社会全体が、受容の力を失いつつあるようにも思えます。
 被害に合う方は、心理的にも大きなダメージを受けており、夫婦間の問題に関わる相談の際、心のケアの大切さを感じます。

 社会からいじめをなくすことはとても困難なことだと思いますが、相手の立場にたって考えるということを今一度思い返すことはできないでしょうか?相手を受容する力について、今年はより一層真剣に考えていきたいと思います。

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07年01月05日 | Category: 離婚・夫婦関係
Posted by: sakata
06年12月29日

リフレーミング

 カウンセリングでは、見かたを変えることを「リフレーミング」と言います。例えば、のろまはおっとり、ケチは節約家、臆病は思慮深いなど、あまり良くない見かたを、良い見かたに変えていく手法です。
クライアントは、相手や自分にダメ出ししていることが多いため、カウンセラーがリフレーミングをすることで良い見かたがあることに気付くことができます。
 人間関係や自信の回復をしていく上では、相手や自分への見かたを良くすると、視野を広く持てるようになり、相手や自分との関係が良くなっていきます。
また、過去の出来事に対する見かたについても、リフレーミングをしていくことで受け容れやすくなっていきます。
 リフレームとは、直訳すれば再構築ということになります。受け止めかたを再構築することで、人生そのものを再構築し、より良い生活を手に入れることができるようにカウンセラーは配慮していきます。

 2006年もあとわずかになりました。今年は特に社会の中で悲惨な出来事や切ない事件が多くあったように思います。社会全体の見かたが悪い方へと傾いている気がします。2007年の来年は是非、社会全体がリフレームして、もっと良い見かたができるになって欲しいものです。

今年1年お世話になった皆様には心から御礼申し上げます。来年もどうぞよろしくお願い致します。

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06年12月29日 | Category: カウンセリング
Posted by: sakata
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