08年06月11日
ガンや生活習慣病の予防に「神の液」を
古来、中国では、保健長寿のため「金津玉液」、「神液」の嚥下を大事に考えていました。
この神の液は、実は、私たち誰でも持ってる液体です。
いきいき生きる生活の「活」は、元来体の力のもとを意味しますが、
「活」を分解すると、「舌の水」ですね。
そう。「金津玉液」、「神液」とは、とりもなおさず「唾液」のことなのです。
唾液は、唾液腺から口の中に分泌される分泌液で、水・電解質・粘液と多くの種類の酵素から成り立っています。
普段は気にしていない唾液の成分には、人が健康を維持し快適な生活を送るために必要な様々な機能があります。
主な唾液の機能には、抗菌作用、粘膜保護作用、ph緩衝作用、歯の再石灰化、消化作用、自浄作用などでいずれもなくてはならない存在です。
唾液の分泌は日常生活に影響を受けやすく、とくに食習慣やストレス、薬剤などにより変化を受けやすいことがわかっています。
正常では一日に1〜1.5リットル程度分泌されますが、唾液の分泌量極端に減少すると、口の中の状態が悪化し、虫歯、歯周病、口臭、ドライマウス、舌痛症など日常生活につらい症状が現れます。
分泌された中性の唾液は、食道内を洗浄、中和し、胃から逆流し食道内に残留した胃酸が食道粘膜を障害するのを防いでいます。
したがって、唾液分泌が障害されていると、胸焼けや逆流性食道炎も発症しやすくなります。
唾液腺は、自律神経に支配されています。
リラックスした状態で食事をすると、副交感神経が働いて、サラッとした唾液が出ます。
そのためにスムーズに食事ができます。
ところが反対に、イライラしたり、ドキドキしたり、感情に起伏があると、交感神経が働き、ネバネバとした唾液が出て、分泌量は減ります。
そのため、緊張や心配・不安が大きくなると、文字通り、食事がのどを通らなくなるのです。
また、唾液の中には、細菌に作用する物質が含まれています。
?リゾチーム
細菌の細胞膜を破壊して殺菌したり、抗炎症作用もあります。
涙液、乳汁などにも存在します。
?ペルオキシターゼ
細菌の代謝産物と、唾液にあるロダン塩に触媒として働きます。
そのときできた産生物が、細菌の代謝活動を阻害します。
?ラクトフェリン
鉄イオンを吸着して、細菌が利用できなくなるので、発育が抑制されます。
?免疫グロブリン(IgA)
細菌が細胞にとりつくための機能をなくしてしまいます。
もともとは血液中にも含まれている物質です。
さらに、唾液には細菌からの感染を防ぎ、止血して傷の治りを早くする優れた作用もあるのです。
唾液の中には、血管の壁や血小板に存在する血液凝固因子である、トロンボプラスチンによく似た物質が含まれており、この働きで、止血作用があります。
またEGF(上皮細胞成長因子)が唾液中にあることで、傷口が早くふさがることもわかっています。
動物は、傷ついたり痛いところがあれば、ペロペロ舐めて治しますが、人でも同じなのですよ。^^
ちょっとした切り傷や擦り傷などを負った時、獣の回復力を発揮しましょう。
舐めて放置しておくと、不思議に痛みが和らいで、そのまま治ってしまうもの。
山野や河川で行をするとき、私もケモノになってるかも?(笑)
それのみならず、唾液には、実はガン細胞も殺す大変な効果が分かっています。
以前、日本ガン学会で発表された実験で、こんな結果が発表されました。
ガンの原因の90%は発ガン性物質で、残りの5%ずつが遺伝性のものとウィルス性のものが原因とされています。
発ガン性物質の多くは、食べ物など口から入るものです。
そこで、30種類の発ガン性物質を、実験で唾液と混ぜてみました。
すると、なんと最も発ガン性の強いとされるアフラトキシンの毒性までもが、30秒間、唾液と混ぜたままにしておくだけで消えたのです。
唾液の15種類の酵素の中のペルオキシダーゼという酵素が、発ガン物質の毒性を消す効果があることが既につきとめられているのですね。
したがって、食べ物をよく噛めば、唾液の分泌はさかんになり、口から体内に入る細菌も発ガン性物質の毒までもが、入り口でシャットアウトできるわけです。
そこで、提案。
一口、ものを食べたら、30回噛むこと。
こうすることで、唾液が多く出ますので、ガンも予防ができるもの。^^
また、一口30回噛むことを心がけると、生活習慣病も予防・改善できますよ。
一口30回噛むことによって、ゆっくり食べることになり、満腹感が生じます。
食べ物を摂ると血糖値が上がり、脳下垂体の食欲中枢に「もう食うな」というブレーキがかかります。
早食いの人は、このブレーキが働く前に、必要以上の分量を食べてしまい、それらがせっせと貯蓄されて、肥満になってしまうのですよ。^^;
昔から、「ツルは千年、カメは万年生きる」と言いますが、こんなことわざもありますね。
「ツルツル飲むより、よくカメカメ」(笑)
この神の液は、実は、私たち誰でも持ってる液体です。
いきいき生きる生活の「活」は、元来体の力のもとを意味しますが、
「活」を分解すると、「舌の水」ですね。
そう。「金津玉液」、「神液」とは、とりもなおさず「唾液」のことなのです。
唾液は、唾液腺から口の中に分泌される分泌液で、水・電解質・粘液と多くの種類の酵素から成り立っています。
普段は気にしていない唾液の成分には、人が健康を維持し快適な生活を送るために必要な様々な機能があります。
主な唾液の機能には、抗菌作用、粘膜保護作用、ph緩衝作用、歯の再石灰化、消化作用、自浄作用などでいずれもなくてはならない存在です。
唾液の分泌は日常生活に影響を受けやすく、とくに食習慣やストレス、薬剤などにより変化を受けやすいことがわかっています。
正常では一日に1〜1.5リットル程度分泌されますが、唾液の分泌量極端に減少すると、口の中の状態が悪化し、虫歯、歯周病、口臭、ドライマウス、舌痛症など日常生活につらい症状が現れます。
分泌された中性の唾液は、食道内を洗浄、中和し、胃から逆流し食道内に残留した胃酸が食道粘膜を障害するのを防いでいます。
したがって、唾液分泌が障害されていると、胸焼けや逆流性食道炎も発症しやすくなります。
唾液腺は、自律神経に支配されています。
リラックスした状態で食事をすると、副交感神経が働いて、サラッとした唾液が出ます。
そのためにスムーズに食事ができます。
ところが反対に、イライラしたり、ドキドキしたり、感情に起伏があると、交感神経が働き、ネバネバとした唾液が出て、分泌量は減ります。
そのため、緊張や心配・不安が大きくなると、文字通り、食事がのどを通らなくなるのです。
また、唾液の中には、細菌に作用する物質が含まれています。
?リゾチーム
細菌の細胞膜を破壊して殺菌したり、抗炎症作用もあります。
涙液、乳汁などにも存在します。
?ペルオキシターゼ
細菌の代謝産物と、唾液にあるロダン塩に触媒として働きます。
そのときできた産生物が、細菌の代謝活動を阻害します。
?ラクトフェリン
鉄イオンを吸着して、細菌が利用できなくなるので、発育が抑制されます。
?免疫グロブリン(IgA)
細菌が細胞にとりつくための機能をなくしてしまいます。
もともとは血液中にも含まれている物質です。
さらに、唾液には細菌からの感染を防ぎ、止血して傷の治りを早くする優れた作用もあるのです。
唾液の中には、血管の壁や血小板に存在する血液凝固因子である、トロンボプラスチンによく似た物質が含まれており、この働きで、止血作用があります。
またEGF(上皮細胞成長因子)が唾液中にあることで、傷口が早くふさがることもわかっています。
動物は、傷ついたり痛いところがあれば、ペロペロ舐めて治しますが、人でも同じなのですよ。^^
ちょっとした切り傷や擦り傷などを負った時、獣の回復力を発揮しましょう。
舐めて放置しておくと、不思議に痛みが和らいで、そのまま治ってしまうもの。
山野や河川で行をするとき、私もケモノになってるかも?(笑)
それのみならず、唾液には、実はガン細胞も殺す大変な効果が分かっています。
以前、日本ガン学会で発表された実験で、こんな結果が発表されました。
ガンの原因の90%は発ガン性物質で、残りの5%ずつが遺伝性のものとウィルス性のものが原因とされています。
発ガン性物質の多くは、食べ物など口から入るものです。
そこで、30種類の発ガン性物質を、実験で唾液と混ぜてみました。
すると、なんと最も発ガン性の強いとされるアフラトキシンの毒性までもが、30秒間、唾液と混ぜたままにしておくだけで消えたのです。
唾液の15種類の酵素の中のペルオキシダーゼという酵素が、発ガン物質の毒性を消す効果があることが既につきとめられているのですね。
したがって、食べ物をよく噛めば、唾液の分泌はさかんになり、口から体内に入る細菌も発ガン性物質の毒までもが、入り口でシャットアウトできるわけです。
そこで、提案。
一口、ものを食べたら、30回噛むこと。
こうすることで、唾液が多く出ますので、ガンも予防ができるもの。^^
また、一口30回噛むことを心がけると、生活習慣病も予防・改善できますよ。
一口30回噛むことによって、ゆっくり食べることになり、満腹感が生じます。
食べ物を摂ると血糖値が上がり、脳下垂体の食欲中枢に「もう食うな」というブレーキがかかります。
早食いの人は、このブレーキが働く前に、必要以上の分量を食べてしまい、それらがせっせと貯蓄されて、肥満になってしまうのですよ。^^;
昔から、「ツルは千年、カメは万年生きる」と言いますが、こんなことわざもありますね。
「ツルツル飲むより、よくカメカメ」(笑)