人の心は、無意識の姿勢やしぐさによく現れるものです。

無意識というと、寝ている間は、全くの無意識。
寝相には、無防備に、あなたの心が表れているかもしれませんね。

アメリカの精神分析医、サミエル・ダンケル博士は、多くの患者との面接臨床経験から、
寝姿には、その患者の性格や心理状態が反映されていることを発見しました。

それによると、人の寝相には、大きく分けて6つのパターンがあるといいます。

さて、あなたはどの寝相なのかな?

1.胎児型
母の子宮の中で眠る胎児のように、身体を丸めて寝るスタイルの寝相。
内向的で、依頼心が強い人によく見られる寝相といいます。
無意識に母の子宮に守られて安らぎたいのかも?
マザー・コンプレックスの男性には、このような寝相がとても多いそうですよ。^^;

2.半胎児型
横を向いて、膝を少し曲げて寝るスタイルの寝相。
右利きの人は右側を下に、左利きの人は左手を下にして寝ることが多いものです。
胎児型より、手足や身体が伸びていますね。
性格的には、バランスがとれ、安定した人格で、人に安心感を与える寝相です。
隣で寝られても、安心?(笑)

3.鎖に繋がれた囚人型
膝を離し、くるぶしを強く重ねて、横向きに寝るスタイルの寝相
寝ている間にくるぶしが交差するのは、不安の虜になっていることや、仕事や人間関係がうまく行っていないことを示しています。
何か悩みを持っていると、この寝相に反映するといわれています。

4.王者型
仰向きに、大の字になって寝るスタイルの寝相
安定した人柄で、自信が強く、オープンで柔軟な精神を持っている人に多いといいます。
子供の時代に、親の関心を一身に集めて育った人に多く見られる寝相だそうです。

5.うつぶせ型
腹を下にして、うつ伏せに寝るスタイルの寝相ですが、一晩中うつ伏せで寝ている人はまず居ますまい。
^^; 人は無意識に、相当の回数、寝返りを打ちますからね。
だから、寝つく時には、うつ伏せの方が寝やすいというタイプと捉えてください。
このような人は、身のまわりに起こることを、いつも自分が中心になって処理しないと気がすまず、
常に周囲に細心の注意をはらう几帳面な性格や、神経を使って気配りしている人に多いといいます。

6.スフィンクス型
背中を丸く持ち上げ、ひざまづいて寝るスタイルの寝相
幼い子供によく見られる寝相です。
眠りを無意識的に拒否しており、眠りの浅い人や不眠症の人に多い寝相といいます。

目が覚めている生活世界で競争や活動を続けているために、早く昼の世界に戻りたいと、
潜在意識で望んでいることが反映した寝相です。

さて、眠ると意識はなくなってしまい、脳の中の無意識が活動するわけですが、眠り際こそ、
私たちヒトが、意識的に活用したい「生魂(いくたま)」の時であると言えます。

まどろみ、眠りに就くそのときに、夢見るように、目標が達成したり、望むことが成就した情景を楽しむことです。 毎夜、意識して繰り返してください。
寝ている間も脳は活動していて、潜在意識がそれを味わい、無意識下で実現を模索するのです。
これを大脳のサイコ・サイバネティクス機能といいます。
多くの発明家や研究者、実業家達の成功は、この大脳機能を活用したものが極めて多いものです。

未来の望む状況が見えない場合は、今日の一日の中から、快の記憶を想起してください。
楽しかったこと、嬉しかったこと、気持ち良かったことを思い出し、もう一度味わいながら、
快の体験を楽しみつつ、眠りに就くことです。(テキストP188只管一日行参照)


そうすれば、脳内にドーパミンやエンドルフィンが流れストレスを癒し、ホルモンや抗体物質の分泌を盛んにして、 心身のあらゆる不調を治してくれるのです。

気という観点からみると、眠るとバリアを張っていた防衛の気は体内を還流して、
身体を潤し、心身を修復するのです。
また、眠っている間に、運気も養われることになります。
不安や恐怖や怒りの邪々とした波長を出して眠りに入らず、まったりとゆったりと
安らいだ波長の気で、意識を無意識に託して欲しいものです。

この観点からお勧めする、眠り際の寝相は、仰向きの腕下がり大文字です。^^
あお向きに寝て、身体の力を抜き、股間と両脇に見えない運気の入る壺があるように観想して、
掌を上に向けて寝ることです。

吸う息は、「鼻から大気のエネルギー、身体前面から宇宙のエネルギー、背面か
ら大地のエネルギーが、吸う息とともに、腹に満ち、胸に満ち、全細胞に満ちて・・・」
息を吐いて、全身の力を抜いて、緊張と不調が抜けていくことをイメージしましょう。


では、今夜も良い夢を。^^v
おやすみなさい。zzzzz