07年07月19日
冷蔵庫の上にオーブン・レンジの怪?(屋内家相の凶例)
自分と家族にとって、良い環境を整えるのは、生活の知恵です。
HPの話のおもちゃ箱の中のコンセプト「家内安全は、家相対策から」に家相点検100項」が載せてあります。
チェックしてみて、凶相があれば、できる限り解消したいものですね。
現代のストレス社会で、ますます心身症や神経症が増えてきています。
生活環境が、不調和・不適合であるなら、毎日の生活でその病因を作り出している生活習慣病みたいななものです。^^;
例えば、居間や寝室に、ヒイラギや棘の鋭いサボテンが置いてあったり、
長押や壁に釘がさしてある場合、その尖ったものが四六時中目に入り、
意識せずとも、脳はストレスを溜めてしまいます。
意識してごらんなさい。
目の前で、人にボールペンでも持たれて、先端を顔に向けられると、不快な圧迫感を感じてしまうでしょう?
尖った物は、攻撃であり、人に向けると呪詛のようなものです。(笑)
煩わしいちょっかいを仕掛けてくる席の人の方向へ、筆記具や尖った物の先端を全て向けておくと、
普通、1,2ヶ月経たぬ間に、ずいぶん呪(しゅ)の効果が現れてくるものですよ。(謎笑)
自分が向けられてるなら、本立てなどでブロックするか、小さな立て鏡で呪詛返しするがよろしいです。(笑)
尖った物や目を射る物が多い空間では、人は安らげず、
人間関係もギスギス・イライラしたものになりやすいのですよ。^^;
健康上も、目や頭・胃を病むこともあり、
刺さるストレスが皮膚のトラブルやアトピーなどを悪化させることもあるのです。
若い子に多く見られますが、
寝室で、多くのアイドルのポスターや写真に囲まれてる場合も、多くの視線にさらされますので、
精神上、不安定になりやすく、勉強にも健康にも、よろしくない結果が生じやすいものです。^^;
校長室なんか、歴代の写真がずらりと並んでるところが多いですが、
そりゃ比較も監視もされてるようで、居心地は悪いはず。^^;
没後、相当経ってるのに、アルバムに仕舞わず、写真出してるのは、成仏の妨げです。(笑)
護法の式神にする気なら、考えられるが。(爆)
寝ている間に、気は宿るものですから、寝室は大事にしたいものですね。
合わせ鏡や、多数の鏡が置いてあるのも、気が乱反射して、精神不安を引き起こす障りとなります。^^;
鏡台なんかは、使わないときは扉を閉めたり、カーテンカバーを掛けて欲しいものです。
また、電磁波の出る機械(テレビやPCなど)の付近に枕があったり、
壁とベッドの間に隙間があったりするのも、神経が休まらず、不安定になりやすいです。^^;
その場合は、位置を変えることです。
数年前の例ですが、めまいやふらつきを伴い、全身的な身体の不調がどこへ行っても治らず、
悩んでおられた教授は、解析すると、五行の土気が欠けていました。
土気の欠けている人がお住まいするなら、せいぜい3階以下ですよ。
5階以上じゃ全く土の気なく、まして11階じゃ風空しきりで、そりゃ不安定にもなりますよ。^^;
第一、高層ビルって、始終、揺れてるもん。(笑)
三半規管、おかしくもなるわね。^^;家酔いじゃ。(爆)
この場合は、ベッドの下に、神社の清め砂とか、綺麗な海の砂などを、ネコのトイレ箱に入れると、効果抜群です。
朝、素足で、公園や校庭の土を踏むことも習慣づけてもらって、めきめき回復されました。^^v
不浄や寝室、台所やリビングなどは、玄関や門よりも、人が係わり気を受ける意味で大切なところです。
玄関や門なんかは、真っ先に気にかかりますが、住んでから家相を悪くしてることに、意外と人は気づかぬものです。
門札や表札、くすんで汚れてたり、かすんで字が消えかけてるなら、滅びですよ。^^;
大体6年から10年も持てば寿命が来てることが多く、
プレートや看板がすたってる店や会社が、栄えてるはずもないもの。(笑)
家の中の凶は、誰も知識なく、たとえ気づいてもおざなりになりやすい。
ウチも、そうだったが、階段に物置くの、ヤメてくれ。
−−;
洗濯物でも何でも、次々と置ける家具の上に重ねて放置するなよー。−−;
ううう・・・それで気が通わず、放置されてるのか?(自滅)
これじゃ、ホーム内サバイバルじゃないか?(自爆)
終いには・・・グレてやるう!(核自爆)
そうそう、1ルームマンションでよくある不調和ですが、100項点検にも載せてある通り、
冷蔵庫の上に、直接、電子レンジやオーブントースターが置いてあるのも凶。^^;
環境上、熱量が発生して良くないし、
五行の理では、水剋火の下克上です。(HPの陰陽五行論参照)
運気論では、水気の恐れ・不安が、火気の喜びを壊し、
水の象意の愛情・縁・約束・眠り・流れなどと、火の象意の情熱・知性・発見・分離・争論などが、
悪い形で出現しやすくなる傾向が働き、不和を生じやすくなります。
事実、単身赴任中に他の女性と暮らしてた夫を持つ、婦人の相談で、
この手の風水を、呪詛的にコーディネートしてアドバイスしたことろ、2ヵ月後に効果テキ面。(笑)
離婚する気はなく、夫を問い詰めずに、浮気相手が別れて、
波風の立たない家庭の状態に戻りたいとの意向だったので、
総合的・効果的な手立てを色々講じ、見事に解決できたのでしたが・・・
せっかく、夫が愛人と別れ、泣いて謝って戻って来たのに・・・「情けない、愛想尽きたから。」と・・・くく苦。ーー
人は誰でも間違うもの。
だから進歩・成長・進化できるのよ。^^
大慈大悲の心をもって、許して愛して。(笑)
さて、冷蔵庫の上に、レンジやオーブントースターを置かざるをえない環境の場合、
風水でこれを化サツするには、
冷蔵庫とレンジやオーブンの間に、厚さ2cm以上の木の板(ベニヤ板の合板でもよい)を敷くと良いのです。
木材が、熱の伝導を防ぎ、電子の乱れを調えます。
五行の理で言うと、水は木を助け、木は火を助けるので、水剋火が迂回されて守られるのです。
金属板を敷くと、金は水を助け、ますます水剋火になってしまう。^^;
冷蔵庫もレンジやオーブンも金属製なので、熱伝導も電子伝導も強いものですからね。
ご自分の家が該当していれば、木盤を間に敷いて下さいね。^^v
陰陽五行の理や、生活に役立つ知識などが、話のおもちゃ箱に入っていますので、よろしかったら開けて見て下さい。
http://www.kinokagaku.com/omochabako.html
HPの話のおもちゃ箱の中のコンセプト「家内安全は、家相対策から」に家相点検100項」が載せてあります。
チェックしてみて、凶相があれば、できる限り解消したいものですね。
現代のストレス社会で、ますます心身症や神経症が増えてきています。
生活環境が、不調和・不適合であるなら、毎日の生活でその病因を作り出している生活習慣病みたいななものです。^^;
例えば、居間や寝室に、ヒイラギや棘の鋭いサボテンが置いてあったり、
長押や壁に釘がさしてある場合、その尖ったものが四六時中目に入り、
意識せずとも、脳はストレスを溜めてしまいます。
意識してごらんなさい。
目の前で、人にボールペンでも持たれて、先端を顔に向けられると、不快な圧迫感を感じてしまうでしょう?
尖った物は、攻撃であり、人に向けると呪詛のようなものです。(笑)
煩わしいちょっかいを仕掛けてくる席の人の方向へ、筆記具や尖った物の先端を全て向けておくと、
普通、1,2ヶ月経たぬ間に、ずいぶん呪(しゅ)の効果が現れてくるものですよ。(謎笑)
自分が向けられてるなら、本立てなどでブロックするか、小さな立て鏡で呪詛返しするがよろしいです。(笑)
尖った物や目を射る物が多い空間では、人は安らげず、
人間関係もギスギス・イライラしたものになりやすいのですよ。^^;
健康上も、目や頭・胃を病むこともあり、
刺さるストレスが皮膚のトラブルやアトピーなどを悪化させることもあるのです。
若い子に多く見られますが、
寝室で、多くのアイドルのポスターや写真に囲まれてる場合も、多くの視線にさらされますので、
精神上、不安定になりやすく、勉強にも健康にも、よろしくない結果が生じやすいものです。^^;
校長室なんか、歴代の写真がずらりと並んでるところが多いですが、
そりゃ比較も監視もされてるようで、居心地は悪いはず。^^;
没後、相当経ってるのに、アルバムに仕舞わず、写真出してるのは、成仏の妨げです。(笑)
護法の式神にする気なら、考えられるが。(爆)
寝ている間に、気は宿るものですから、寝室は大事にしたいものですね。
合わせ鏡や、多数の鏡が置いてあるのも、気が乱反射して、精神不安を引き起こす障りとなります。^^;
鏡台なんかは、使わないときは扉を閉めたり、カーテンカバーを掛けて欲しいものです。
また、電磁波の出る機械(テレビやPCなど)の付近に枕があったり、
壁とベッドの間に隙間があったりするのも、神経が休まらず、不安定になりやすいです。^^;
その場合は、位置を変えることです。
数年前の例ですが、めまいやふらつきを伴い、全身的な身体の不調がどこへ行っても治らず、
悩んでおられた教授は、解析すると、五行の土気が欠けていました。
土気の欠けている人がお住まいするなら、せいぜい3階以下ですよ。
5階以上じゃ全く土の気なく、まして11階じゃ風空しきりで、そりゃ不安定にもなりますよ。^^;
第一、高層ビルって、始終、揺れてるもん。(笑)
三半規管、おかしくもなるわね。^^;家酔いじゃ。(爆)
この場合は、ベッドの下に、神社の清め砂とか、綺麗な海の砂などを、ネコのトイレ箱に入れると、効果抜群です。
朝、素足で、公園や校庭の土を踏むことも習慣づけてもらって、めきめき回復されました。^^v
不浄や寝室、台所やリビングなどは、玄関や門よりも、人が係わり気を受ける意味で大切なところです。
玄関や門なんかは、真っ先に気にかかりますが、住んでから家相を悪くしてることに、意外と人は気づかぬものです。
門札や表札、くすんで汚れてたり、かすんで字が消えかけてるなら、滅びですよ。^^;
大体6年から10年も持てば寿命が来てることが多く、
プレートや看板がすたってる店や会社が、栄えてるはずもないもの。(笑)
家の中の凶は、誰も知識なく、たとえ気づいてもおざなりになりやすい。
ウチも、そうだったが、階段に物置くの、ヤメてくれ。
−−;
洗濯物でも何でも、次々と置ける家具の上に重ねて放置するなよー。−−;
ううう・・・それで気が通わず、放置されてるのか?(自滅)
これじゃ、ホーム内サバイバルじゃないか?(自爆)
終いには・・・グレてやるう!(核自爆)
そうそう、1ルームマンションでよくある不調和ですが、100項点検にも載せてある通り、
冷蔵庫の上に、直接、電子レンジやオーブントースターが置いてあるのも凶。^^;
環境上、熱量が発生して良くないし、
五行の理では、水剋火の下克上です。(HPの陰陽五行論参照)
運気論では、水気の恐れ・不安が、火気の喜びを壊し、
水の象意の愛情・縁・約束・眠り・流れなどと、火の象意の情熱・知性・発見・分離・争論などが、
悪い形で出現しやすくなる傾向が働き、不和を生じやすくなります。
事実、単身赴任中に他の女性と暮らしてた夫を持つ、婦人の相談で、
この手の風水を、呪詛的にコーディネートしてアドバイスしたことろ、2ヵ月後に効果テキ面。(笑)
離婚する気はなく、夫を問い詰めずに、浮気相手が別れて、
波風の立たない家庭の状態に戻りたいとの意向だったので、
総合的・効果的な手立てを色々講じ、見事に解決できたのでしたが・・・
せっかく、夫が愛人と別れ、泣いて謝って戻って来たのに・・・「情けない、愛想尽きたから。」と・・・くく苦。ーー
人は誰でも間違うもの。
だから進歩・成長・進化できるのよ。^^
大慈大悲の心をもって、許して愛して。(笑)
さて、冷蔵庫の上に、レンジやオーブントースターを置かざるをえない環境の場合、
風水でこれを化サツするには、
冷蔵庫とレンジやオーブンの間に、厚さ2cm以上の木の板(ベニヤ板の合板でもよい)を敷くと良いのです。
木材が、熱の伝導を防ぎ、電子の乱れを調えます。
五行の理で言うと、水は木を助け、木は火を助けるので、水剋火が迂回されて守られるのです。
金属板を敷くと、金は水を助け、ますます水剋火になってしまう。^^;
冷蔵庫もレンジやオーブンも金属製なので、熱伝導も電子伝導も強いものですからね。
ご自分の家が該当していれば、木盤を間に敷いて下さいね。^^v
陰陽五行の理や、生活に役立つ知識などが、話のおもちゃ箱に入っていますので、よろしかったら開けて見て下さい。
http://www.kinokagaku.com/omochabako.html
07年07月10日
身体の湿気対策
この時期、日本は、本当に湿気が多いですね。><
ジメジメして、汗もじっとり、肌がアマガエルになったようで嫌な気分の方。
何だかだるい感じが抜けず、うっとうしい気分の方も多いことでしょう。
これからの時期、身体に湿(湿気)は溜まりやすくなります。
冬よりも夏の方がだるく、重く感じる方が多いのはこのためです。
この「湿」が邪気となり、病を引き起こす原因になるのですが
、「湿」には、次のような性質があります。
○重たいゆえに停滞しやすく粘性がある。
○陰邪に属するので、陽である「気」の流れを邪魔する。
○どちらかというと身体の下部に症状がでやすい。
○湿邪による病気はなかなか治りにくい。
また、「湿」は、外内に二分されます。
外湿(大気中の湿度が高いと生じる)の邪気は、 身体の皮膚や関節に付着し、正常な気の流れを阻害します。
めまいや、頭重感(頭を布でグルグル巻きにされた感じ)、関節痛の症状を引き起こすものです。
内湿(体内に停滞している湿)の邪気は、脾(水分代謝や消化を司る臓器)を侵害します。
疲労感や、食欲低下、下痢、浮腫(むくみ)、腹水(腹がぽちゃぽちゃ音を立てる)、ジトジトと浸出液の多い湿疹、多量の
オリモノなどの症状は、内湿の邪が引き起こすものです。
もともと脾の気が弱いと、外湿があるだけで、内湿を生じてしまいます。
脾胃(消化器系)が弱ると、湿気を追い出す力も弱くなるからです。
湿が溜まると、だるさを感じ、むくみ、胃がポチャポチャする、腹部膨満感、食欲不振、吐き気、
下痢、便秘、めまい、生理不順など、人によって、様々な症状が現れます。
しかも、湿は一度溜まってしまうと取り除くのが大変です。
これからの時期、食中毒だけでなく、湿に対して、食生活には、十分に気をつけてもらいたいものです。
身体の不調には、日本人の食生活も、大いに関係していますからね。^^;
基本的には、身体を内外から冷やさぬことが大事です。
クーラーの当たりすぎを避け、衣服や毛布で、冷え過ぎに注意して下さい。
除湿をして、部屋の湿気を極力減らし、外湿の邪を防ぎましょう。
脾・胃を弱める食材は、意識して摂り過ぎに注意して下さいね。
湿気が多い時期に、摂り過ぎると脾・胃を弱めるものは、これらの食材です。
●刺身、寿司、生野菜などの生もの
●濃い味つけのもの
●甘いもの
●冷たい食べ物、飲み物(カニ、ジュース類、ビール、水割りなど)
●脂っこいもの(焼肉、フライ、ポテトチップなど)
さて、既に症状のある方は、これらのものを意識して減らすことが必要ですが、
ここで、自分が湿が溜まっているのかどうか、判断する方法があります。
ぜひぜひ、鏡で、自分の舌を観て下さい。
舌の上にベットリと苔がついている方は、ハッキリ言って、湿邪が溜まっておりますえ。^^;
舌苔(ぜったい)は、湿の具合を示しています。
厚くついている人ほど、湿がたくさんある証拠で、胃腸は自覚せずとも弱り、悲鳴をあげているのですよ。^^;
また、乾燥してヒビ割れがある人は、逆に体の水分不足です。
ジュースやダイエット飲料、冷たいものを、自分にとっては摂り過ぎていますよ。^^;
これらの湿に対して、これからの時期、利水作用のあるハトムギやインゲン豆、
発散効果があり脾胃の機能を高める山椒・ウイキョウ・生姜・シソの葉などを食べることが、
身体の湿気に対する予防と回復に効果的です。
湿邪の症状が、食生活を改めても良くならない場合は、漢方薬が効を奏します。
代表的なものを紹介しますと、平胃散、香砂六君子湯、勝湿顆粒(カッコウ正気散)などです。
中医学、漢方では、各自の症状で処方がが異なりますので、薬をもらう場合は漢方を扱う薬剤師に相談して下さいね。
病院や診療所でも、漢方薬を出すところがずいぶん増えましたが、
専門に勉強されてる医師は、残念ながら意外と少ないものです。^^;
病名で、処方するのは、マチガイですから。ーー
京都なら、高雄病院や六角田中医院が、専門中の専門家です。
薬局なら、大阪市瓜破区の福田薬局(親戚じゃないけど、このご夫婦は勉強家でお客様も大事にされてる)など、
中医学研究会で勉強されてる全国のイスクラグループ。
長崎佐世保市は、あんず薬局。(徳永修さんは、講師も勤める専門家)
縁と地の利があれば、ご相談されてみては?
ジメジメして、汗もじっとり、肌がアマガエルになったようで嫌な気分の方。
何だかだるい感じが抜けず、うっとうしい気分の方も多いことでしょう。
これからの時期、身体に湿(湿気)は溜まりやすくなります。
冬よりも夏の方がだるく、重く感じる方が多いのはこのためです。
この「湿」が邪気となり、病を引き起こす原因になるのですが
、「湿」には、次のような性質があります。
○重たいゆえに停滞しやすく粘性がある。
○陰邪に属するので、陽である「気」の流れを邪魔する。
○どちらかというと身体の下部に症状がでやすい。
○湿邪による病気はなかなか治りにくい。
また、「湿」は、外内に二分されます。
外湿(大気中の湿度が高いと生じる)の邪気は、 身体の皮膚や関節に付着し、正常な気の流れを阻害します。
めまいや、頭重感(頭を布でグルグル巻きにされた感じ)、関節痛の症状を引き起こすものです。
内湿(体内に停滞している湿)の邪気は、脾(水分代謝や消化を司る臓器)を侵害します。
疲労感や、食欲低下、下痢、浮腫(むくみ)、腹水(腹がぽちゃぽちゃ音を立てる)、ジトジトと浸出液の多い湿疹、多量の
オリモノなどの症状は、内湿の邪が引き起こすものです。
もともと脾の気が弱いと、外湿があるだけで、内湿を生じてしまいます。
脾胃(消化器系)が弱ると、湿気を追い出す力も弱くなるからです。
湿が溜まると、だるさを感じ、むくみ、胃がポチャポチャする、腹部膨満感、食欲不振、吐き気、
下痢、便秘、めまい、生理不順など、人によって、様々な症状が現れます。
しかも、湿は一度溜まってしまうと取り除くのが大変です。
これからの時期、食中毒だけでなく、湿に対して、食生活には、十分に気をつけてもらいたいものです。
身体の不調には、日本人の食生活も、大いに関係していますからね。^^;
基本的には、身体を内外から冷やさぬことが大事です。
クーラーの当たりすぎを避け、衣服や毛布で、冷え過ぎに注意して下さい。
除湿をして、部屋の湿気を極力減らし、外湿の邪を防ぎましょう。
脾・胃を弱める食材は、意識して摂り過ぎに注意して下さいね。
湿気が多い時期に、摂り過ぎると脾・胃を弱めるものは、これらの食材です。
●刺身、寿司、生野菜などの生もの
●濃い味つけのもの
●甘いもの
●冷たい食べ物、飲み物(カニ、ジュース類、ビール、水割りなど)
●脂っこいもの(焼肉、フライ、ポテトチップなど)
さて、既に症状のある方は、これらのものを意識して減らすことが必要ですが、
ここで、自分が湿が溜まっているのかどうか、判断する方法があります。
ぜひぜひ、鏡で、自分の舌を観て下さい。
舌の上にベットリと苔がついている方は、ハッキリ言って、湿邪が溜まっておりますえ。^^;
舌苔(ぜったい)は、湿の具合を示しています。
厚くついている人ほど、湿がたくさんある証拠で、胃腸は自覚せずとも弱り、悲鳴をあげているのですよ。^^;
また、乾燥してヒビ割れがある人は、逆に体の水分不足です。
ジュースやダイエット飲料、冷たいものを、自分にとっては摂り過ぎていますよ。^^;
これらの湿に対して、これからの時期、利水作用のあるハトムギやインゲン豆、
発散効果があり脾胃の機能を高める山椒・ウイキョウ・生姜・シソの葉などを食べることが、
身体の湿気に対する予防と回復に効果的です。
湿邪の症状が、食生活を改めても良くならない場合は、漢方薬が効を奏します。
代表的なものを紹介しますと、平胃散、香砂六君子湯、勝湿顆粒(カッコウ正気散)などです。
中医学、漢方では、各自の症状で処方がが異なりますので、薬をもらう場合は漢方を扱う薬剤師に相談して下さいね。
病院や診療所でも、漢方薬を出すところがずいぶん増えましたが、
専門に勉強されてる医師は、残念ながら意外と少ないものです。^^;
病名で、処方するのは、マチガイですから。ーー
京都なら、高雄病院や六角田中医院が、専門中の専門家です。
薬局なら、大阪市瓜破区の福田薬局(親戚じゃないけど、このご夫婦は勉強家でお客様も大事にされてる)など、
中医学研究会で勉強されてる全国のイスクラグループ。
長崎佐世保市は、あんず薬局。(徳永修さんは、講師も勤める専門家)
縁と地の利があれば、ご相談されてみては?
07年07月02日
梅雨時の関節の痛みに
雨降りはきらいだ。(><)
シクシク、胸が痛むのは、心の古傷?
それとも、肋間神経痛?
特に関節リウマチを持つ人は、天気が悪くなると、モロに影響を受けますね。
関節リウマチは30〜40代で発生しやすく、4:1で女性に多いといいます。
(うーん。弟子のハニワのコバヤシ君、中2で発症。やはりタダモノぢゃないっ。爆!)
関節痛は、特に雨天時に痛むものですが、その原因はリウマチだけではありません。
変形性関節症や、運動による酷使、骨折などの古傷が痛むなど、様々な原因があります。
このうち圧倒的に多いのは、背景に、変形性ひざ関節症がある場合です。
ひざが痛む人の半数以上はこのケースです。
ひざの寿命は65歳といわれます。
特に若い時に運動をしなかったせいで筋肉が少なく、肥満気味の女性は注意です。
(男性でもね、コバヤシ君。でんぷん・糖質をカットなさいね。w)
ところで、何故、梅雨になると、関節痛は強く痛むのでしょう?
ヒトは、自律神経によって、暑い・寒いなどの外的環境に合わせた体内調整をしています。
同時に、自律神経には、関節痛のような「慢性的な内因性の痛み」を普段感じにくくする働きもあると考えられています。
ところが、梅雨の季節は湿度が上がり、皮膚から蒸散が妨げられて体内に熱がこもりがちになります。
このため、自律神経は、熱を発散させようと、代謝を促す働きを活性化させるので、
痛みのコントロールにエネルギーを割くのが難しくなるのですね。
また、この季節、気圧変化やクーラーなどの冷えは、神経痛・リウマチの痛みを悪化させる大きな原因になります。
痛むたびに鎮痛剤を使っても、一時的に痛みを抑えることはできても、改善はできませんよ。
痛みの原因となる血行不良を改善することが、改善への近道です。
関節内の余分な水分を取り除いて、血行を良くして血液を浄化することが有効なのです。
慢性的な痛みが続いている方は、副作用や毒が体内に蓄積するような痛み止めに頼らず、
症状にあわせた有効な漢方薬や、皮内針、温灸、気功の擦火掌などをお勧めします。
また、関節痛には擦り減った軟骨を補強する栄養成分(グルコサミンとコンドロイチン)を補給することも大切です。
サプリメントもありますが、小さなエビ・カニの甲殻や、エイのヒレ、フカのヒレ、さまざまな魚のヒレのコラーゲン
に、これらの成分は多く含まれていますので、料理に採り入れ、食養生なさってください。
それが、家庭薬膳なのです。^^
梅雨時は、蒸暑いのに汗がすっきり出ず、体内の水分が多くなり過ぎて、体内に滞りがちになり、浮腫みや痛みを引き起こします。
関節痛やムクミに悩まない体質つくりには、体内の水分を、上手なコントロールすることが不可欠です。
水分コントロールに便利な食材としては、肺の呼吸作用を活性化させ、利尿作用が高いハトムギなんかが効果的です。
ハトムギ茶を水出しにしておき、常用するといいですね。^^
我が家では、お茶は水出しが常用です。
沸かさぬ水は、酸素が溶け込んでいますので、1週間から10日、体内にとどまり、古い水が排泄されます。
沸騰させると、酸素は飛んで、1日以内に排泄されるので、体内の古い水はそのまんま滞ります。^^;
身体を池に例えると、古い水が濁って、ヘドロになってくのが「湿」と漢方でいう状態。
ヘドロがさらに溜まり、水が乾いてきてひび割れになったら、「湿熱」で、もはや病気になっています。
この季節、部屋にも、身体にも、除湿が大事なのです。
特に、梅雨時に関節が痛む方は、湿度の高い環境を避けることが大事となります。
例えば、エアコンは、冷気を直接当てないで、ドライ運転にして除湿してください。
就寝時は風通しのいい部屋で、布団を半掛けにして湿度をこもらないようにしましょう。
痛むところは、サポートや温湿布による保温、気光パワーシールの銀シールや米ツブ療法で痛みをなくしましょう。
日頃の体操によって大腿四頭筋を鍛える事も大切です。
時間のない方は、気光テキスト第3章にある養気功のセクション、「太極タンチュン」を1日3分だけ実践してください。
三日坊主の方は、テキスト第4章の進化と成長の習慣創りのセクション、「連続三日坊主」のシートを使って下さいね。
梅雨時、私は常夏のバリかタイでしばし戦士の休息を・・・
うーん。今年は行けそうにないなあ。。。
日本で、せっせと、除湿に励もう。
シクシク、胸が痛むのは、心の古傷?
それとも、肋間神経痛?
特に関節リウマチを持つ人は、天気が悪くなると、モロに影響を受けますね。
関節リウマチは30〜40代で発生しやすく、4:1で女性に多いといいます。
(うーん。弟子のハニワのコバヤシ君、中2で発症。やはりタダモノぢゃないっ。爆!)
関節痛は、特に雨天時に痛むものですが、その原因はリウマチだけではありません。
変形性関節症や、運動による酷使、骨折などの古傷が痛むなど、様々な原因があります。
このうち圧倒的に多いのは、背景に、変形性ひざ関節症がある場合です。
ひざが痛む人の半数以上はこのケースです。
ひざの寿命は65歳といわれます。
特に若い時に運動をしなかったせいで筋肉が少なく、肥満気味の女性は注意です。
(男性でもね、コバヤシ君。でんぷん・糖質をカットなさいね。w)
ところで、何故、梅雨になると、関節痛は強く痛むのでしょう?
ヒトは、自律神経によって、暑い・寒いなどの外的環境に合わせた体内調整をしています。
同時に、自律神経には、関節痛のような「慢性的な内因性の痛み」を普段感じにくくする働きもあると考えられています。
ところが、梅雨の季節は湿度が上がり、皮膚から蒸散が妨げられて体内に熱がこもりがちになります。
このため、自律神経は、熱を発散させようと、代謝を促す働きを活性化させるので、
痛みのコントロールにエネルギーを割くのが難しくなるのですね。
また、この季節、気圧変化やクーラーなどの冷えは、神経痛・リウマチの痛みを悪化させる大きな原因になります。
痛むたびに鎮痛剤を使っても、一時的に痛みを抑えることはできても、改善はできませんよ。
痛みの原因となる血行不良を改善することが、改善への近道です。
関節内の余分な水分を取り除いて、血行を良くして血液を浄化することが有効なのです。
慢性的な痛みが続いている方は、副作用や毒が体内に蓄積するような痛み止めに頼らず、
症状にあわせた有効な漢方薬や、皮内針、温灸、気功の擦火掌などをお勧めします。
また、関節痛には擦り減った軟骨を補強する栄養成分(グルコサミンとコンドロイチン)を補給することも大切です。
サプリメントもありますが、小さなエビ・カニの甲殻や、エイのヒレ、フカのヒレ、さまざまな魚のヒレのコラーゲン
に、これらの成分は多く含まれていますので、料理に採り入れ、食養生なさってください。
それが、家庭薬膳なのです。^^
梅雨時は、蒸暑いのに汗がすっきり出ず、体内の水分が多くなり過ぎて、体内に滞りがちになり、浮腫みや痛みを引き起こします。
関節痛やムクミに悩まない体質つくりには、体内の水分を、上手なコントロールすることが不可欠です。
水分コントロールに便利な食材としては、肺の呼吸作用を活性化させ、利尿作用が高いハトムギなんかが効果的です。
ハトムギ茶を水出しにしておき、常用するといいですね。^^
我が家では、お茶は水出しが常用です。
沸かさぬ水は、酸素が溶け込んでいますので、1週間から10日、体内にとどまり、古い水が排泄されます。
沸騰させると、酸素は飛んで、1日以内に排泄されるので、体内の古い水はそのまんま滞ります。^^;
身体を池に例えると、古い水が濁って、ヘドロになってくのが「湿」と漢方でいう状態。
ヘドロがさらに溜まり、水が乾いてきてひび割れになったら、「湿熱」で、もはや病気になっています。
この季節、部屋にも、身体にも、除湿が大事なのです。
特に、梅雨時に関節が痛む方は、湿度の高い環境を避けることが大事となります。
例えば、エアコンは、冷気を直接当てないで、ドライ運転にして除湿してください。
就寝時は風通しのいい部屋で、布団を半掛けにして湿度をこもらないようにしましょう。
痛むところは、サポートや温湿布による保温、気光パワーシールの銀シールや米ツブ療法で痛みをなくしましょう。
日頃の体操によって大腿四頭筋を鍛える事も大切です。
時間のない方は、気光テキスト第3章にある養気功のセクション、「太極タンチュン」を1日3分だけ実践してください。
三日坊主の方は、テキスト第4章の進化と成長の習慣創りのセクション、「連続三日坊主」のシートを使って下さいね。
梅雨時、私は常夏のバリかタイでしばし戦士の休息を・・・
うーん。今年は行けそうにないなあ。。。
日本で、せっせと、除湿に励もう。
07年06月12日
陰陽五行でいう、五情の作用と五気の実虚
木・火・土・金・水の五行は、季節の移り変わりに応じて自然に働いています。
それぞれ、春は風、夏は暑、土用は湿、秋は(乾)燥、冬は寒。
自然界にはこのような気の働きがあり、人はこの気を受けて健康で居られ、また
この気を受けて病気にもなります。
風・暑・湿・燥・寒の気が、悪気とも云われるゆえんです。
受け過ぎることが、人体を傷めるのですが、人には五情があって、感情もまた、
気のせいではなく、自然の気を受けて、病気をもたらす作用があるのです。
人には、怒・喜・憂・悲・恐の感情がありますね。
怒りすぎると気が昇り、肝が弱って風気を受けやすくなります。
風を受けると、手足の力が抜け、めまいを起こしやすくなります。
喜びすぎると陽気が浮き上がり、心が弱って暑気を受けやすくなります。
暑を受けると、身体の内に熱がこもり、腫れ物ができやすくなります。
憂いすぎると胃の陽気が働かなくなります。
陽気が不足すると、胃に湿気(水気)が多くなり、下痢がちになります。
悲しみすぎると肺が弱り、乾燥の気を受けやすくなります。
燥気は体液を欠乏させ、便秘やカラ咳を生じることになります。
恐れすぎると腎気が働かなくなり、下半身に陽気が不足します。
そうすると寒気を受けやすくなり、腰以下が冷え、痛んだりします。
喜びといえど、過ぎたるはナオ及ばざるがごとし。^^;
されど、喜びがなければ心は働かず、陽気が不足して元気にもなれません。
;
黄帝内経の素問に、玉機真臓論があり、五臓の気の大過・不及についての記載があります。
大過とは、気の過剰なことで、実症と言います。
不及とは、気の不足していることで、虚症と言います。
木気・・・肝の実症:ボーっとのぼせる。目がくらんだり、めまいがする。
肝の虚症:胸が痛む。背が痛む。両脇が苦しくなる。
火気・・・心の実症:身体が熱して、皮膚が痛む。腫れ物ができる。
心の虚症:胸苦しい。気が昇ったときは咳をし出し、唾液を吐く。
気が下ったときは、ガスが盛んに出る。
土気・・・脾の実症:手足が重く、だるくなる。
脾の虚症:目・耳・鼻・口・生殖器などの働きが、全部悪くなる。
金気・・・肺の実症:気がつき上げてきて、胸苦しい。背が痛む。
肺の虚症:呼吸がしづらい。咳が出る。喘息。喀血。
水気・・・腎の実症:背中の筋肉が痛む。呼吸が浅くなる。ものを言うことが
嫌になる。身体がだるく、働きたくなくなる。
腎の虚症:胸の中が頼りない感じがする。空腹感はあるが、食べない。
背中の筋肉が冷えたり、痛んだりする。下腹部が張る。
小便の回数や量に、変化が現れる。
実症は外からの邪気から、虚症は内因から起こるものです。
通評虚実論には、こんな記載があります。
黄帝:「何をか、虚実と言う。」
岐伯:「邪気盛んなるは実、精気奪われるは虚なり。」
虚とは、精気=正気=真気=(身体の正しい働き)の不足です。
精気は、精神的動揺、労働やセックス過多、飲食の過不足などによって不足します。
多くの病気、特に慢性病は、精気が虚(不足)することによって、生じるものです。
この精気の不足しているところに外から邪気が侵入した場合が、実です。
邪気あるところには、必ず精気の虚がありますので、陰陽の原理で、先ず虚を補い、
そして実を瀉(追い出す)ことが効を奏する治療となります。
黄帝:「虚実とは如何に。」
岐伯:「気虚は、肺虚なり。」
虚にも気虚にも種類があるのですが、岐伯先生、言い切りましたね。(笑)
肺は、気を全身に巡らせる働きをしています。
人体の気は胃のあたりから発して、肺を通り、全身にいたるのですが、「肺は諸気を統括する。」といわれ、
諸々の気の生成と運行をつかさどっているのです。
肺の主な機能は、何と言っても呼吸ですね。
「一呼一吸して、自然を出納(すいとう)する」肺。
気功では、吐納(とのう)と言い、古い濁気を吐き、新しい清気を納めることを
意味します。
普段は無意識にしている呼吸ですが、意識して、古い濁った気を吐き出して、自
然のエネルギーある清気を、肺いっぱいに満たしてみましょう。
元気・活気が湧いてきて、姿勢も見事になるものですよ。^^v
それぞれ、春は風、夏は暑、土用は湿、秋は(乾)燥、冬は寒。
自然界にはこのような気の働きがあり、人はこの気を受けて健康で居られ、また
この気を受けて病気にもなります。
風・暑・湿・燥・寒の気が、悪気とも云われるゆえんです。
受け過ぎることが、人体を傷めるのですが、人には五情があって、感情もまた、
気のせいではなく、自然の気を受けて、病気をもたらす作用があるのです。
人には、怒・喜・憂・悲・恐の感情がありますね。
怒りすぎると気が昇り、肝が弱って風気を受けやすくなります。
風を受けると、手足の力が抜け、めまいを起こしやすくなります。
喜びすぎると陽気が浮き上がり、心が弱って暑気を受けやすくなります。
暑を受けると、身体の内に熱がこもり、腫れ物ができやすくなります。
憂いすぎると胃の陽気が働かなくなります。
陽気が不足すると、胃に湿気(水気)が多くなり、下痢がちになります。
悲しみすぎると肺が弱り、乾燥の気を受けやすくなります。
燥気は体液を欠乏させ、便秘やカラ咳を生じることになります。
恐れすぎると腎気が働かなくなり、下半身に陽気が不足します。
そうすると寒気を受けやすくなり、腰以下が冷え、痛んだりします。
喜びといえど、過ぎたるはナオ及ばざるがごとし。^^;
されど、喜びがなければ心は働かず、陽気が不足して元気にもなれません。
;
黄帝内経の素問に、玉機真臓論があり、五臓の気の大過・不及についての記載があります。
大過とは、気の過剰なことで、実症と言います。
不及とは、気の不足していることで、虚症と言います。
木気・・・肝の実症:ボーっとのぼせる。目がくらんだり、めまいがする。
肝の虚症:胸が痛む。背が痛む。両脇が苦しくなる。
火気・・・心の実症:身体が熱して、皮膚が痛む。腫れ物ができる。
心の虚症:胸苦しい。気が昇ったときは咳をし出し、唾液を吐く。
気が下ったときは、ガスが盛んに出る。
土気・・・脾の実症:手足が重く、だるくなる。
脾の虚症:目・耳・鼻・口・生殖器などの働きが、全部悪くなる。
金気・・・肺の実症:気がつき上げてきて、胸苦しい。背が痛む。
肺の虚症:呼吸がしづらい。咳が出る。喘息。喀血。
水気・・・腎の実症:背中の筋肉が痛む。呼吸が浅くなる。ものを言うことが
嫌になる。身体がだるく、働きたくなくなる。
腎の虚症:胸の中が頼りない感じがする。空腹感はあるが、食べない。
背中の筋肉が冷えたり、痛んだりする。下腹部が張る。
小便の回数や量に、変化が現れる。
実症は外からの邪気から、虚症は内因から起こるものです。
通評虚実論には、こんな記載があります。
黄帝:「何をか、虚実と言う。」
岐伯:「邪気盛んなるは実、精気奪われるは虚なり。」
虚とは、精気=正気=真気=(身体の正しい働き)の不足です。
精気は、精神的動揺、労働やセックス過多、飲食の過不足などによって不足します。
多くの病気、特に慢性病は、精気が虚(不足)することによって、生じるものです。
この精気の不足しているところに外から邪気が侵入した場合が、実です。
邪気あるところには、必ず精気の虚がありますので、陰陽の原理で、先ず虚を補い、
そして実を瀉(追い出す)ことが効を奏する治療となります。
黄帝:「虚実とは如何に。」
岐伯:「気虚は、肺虚なり。」
虚にも気虚にも種類があるのですが、岐伯先生、言い切りましたね。(笑)
肺は、気を全身に巡らせる働きをしています。
人体の気は胃のあたりから発して、肺を通り、全身にいたるのですが、「肺は諸気を統括する。」といわれ、
諸々の気の生成と運行をつかさどっているのです。
肺の主な機能は、何と言っても呼吸ですね。
「一呼一吸して、自然を出納(すいとう)する」肺。
気功では、吐納(とのう)と言い、古い濁気を吐き、新しい清気を納めることを
意味します。
普段は無意識にしている呼吸ですが、意識して、古い濁った気を吐き出して、自
然のエネルギーある清気を、肺いっぱいに満たしてみましょう。
元気・活気が湧いてきて、姿勢も見事になるものですよ。^^v
07年05月11日
陰陽五行による五臓を守る食養生
自分とは、自然の一部分です。
移ろいゆく気象環境に適応するためにも、その季節の旬である食材を食べると、
私たちは、自然の気を受け取ることができます。
植物全般で言うならば、季節の気は、ある部分に集中します。
春は陽気の萌えいずる芽や若葉に、夏には陽気旺盛な太陽エネルギーを受けている葉
肉に、秋は実りの秋と言うように実に、冬は陰気極まり、生命が凝り固まった根の部分
に集まっているのです。
ゆえに、春は芽の部分を、夏は葉の部分を、秋は実の部分を、冬は根の部分を食
べることによって、季節の気、一番適した生命エネルギーを摂り入れることがで
きます。
春はたけのこ、うど、タラの芽、わらび等を、夏はキャベツ、ほうれんそう等を、
秋は柿、くり等を、冬はさつまいも、カブラ、大根等をよく食べることが良いの
です。
しかし、気が身体を養っているとは言っても、食べ過ぎてもよくありません。
過ぎたるは、猶、及ばざるがごとし。^^;
心体の症状から判断をして、五行のバランスをとっていくべきなのです。
また、食物の五つの味が五つの臓器に作用しますので、その点も考慮が必要です
ね。^^
五味」とは、五行の気「木、火、土、金、水」を食物の味に対応して、それぞれ順に
「酸、苦、甘、辛、鹹」の五つに分類したものです。
五行の気「木、火、土、金、水」は、それぞれ、五臓「肝、心、脾、肺、腎」と、
五腑「胆、小腸、胃、大腸、膀胱」に深く関係しているものです。
そうした観点から、三味一体という味の調合を、提唱しましょう。^^v
肝臓が体質的に弱く疲れやすい人は、鹹味・酸味・甘い味の物を補うといいです。
肝の木気を調えるため、水生木で、木の根である水の鹹味と、木気の酸味を補い
ます。
一発の食物なら、梅干の蜂蜜漬けなんていいかも?^^
そして、木が昂じて木剋土で、脾・胃を傷めないよう、土の甘味を補うのです。
この症状や傾向のある人は、辛い味の物を取り過ぎないようにしなければなりません。
金剋木により、金の辛が肝を剋するからです。
同様の理由で、心臓が体質的に弱く疲れやすい人は、酸味・苦味の物と辛い味の
物を食べて補います。
一発ワザなら、ラッキョのピリ辛漬けがいいかも?^^
また、水剋火の事由から、鹹の味の物を取り過ぎないようにしなければなりませんね。
しかし、心臓が病として強すぎる時は、火の邪気を鎮火するため、鹹の味の物を
余分に補うようにしなければなりません。
脾胃が体質的に弱く疲れやすい人は、苦味・甘味の物と鹹い味の物を補うことです。
サンマや豆アジを丸ごと砂糖・醤油・味醂で煮込むのもいいですね。^^
また木剋土の理由から、酸味の物を取りすぎてはいけません。
然るに、脾胃が病として強すぎる時は、酸味の物を取ることにより脾胃の働きを
抑える必要があります。
食欲旺盛で、肥満気味の人は、食事の前にグレープフルーツや青リンゴを食べ、
でんぷんは控えることですよ。^^;
肺が体質的に弱く疲れやすい人は、甘味・辛い味の物と酸味の物を食べて補います。
鶏肉や白身魚のチリソース炒めやピリ辛甘酢餡かけは如何?^^
また、火剋金の理由から、苦味の物を取り過ぎないようにしなければなりません。
モロモロの薬品の苦味、摂り過ぎていませんか?
総合的に判断して、薬も支出も、効率化が大事ですね。^^
肺が病として強すぎる時には、苦い味の物を取る事により肺の働きを抑える必要があります。
腎臓が体質的に弱く疲れやすい人は、辛味・鹹い味の物と苦味の物を食べて補い、
甘い物を取り過ぎないようにしなければなりません。
甘い物を食べ過ぎると、腎を圧迫し水の変調をきたし尿の不調和をまねき、膀胱炎、腎炎
ひいては骨がもろくなり骨粗鬆症、骨折、腰痛、腰の冷え等バランスを崩してきます。
でんぷんも、甘味に属しますので、控えるべきです。^^;
それとは逆に、腎臓が病的に強過ぎる場合には、甘い物を余分に取るようにしなければなりません。
この様に五臓(肝心脾肺腎)は、五味(酸苦甘辛鹹)のバランスをとって調和を図ることが、
食養生であり、家庭薬膳になるのですよ。^^v。
陰陽五行説については、気の科学研究所のHPに、詳細が書いてあります。
アラカルトの食物の五行五性について(薬膳・食養生の秘訣3)、食物の五行五性について(薬膳・食養生の秘訣2)、食物の陰陽について(薬膳・食養生の秘訣1)も、参考にして下さいね。^^
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移ろいゆく気象環境に適応するためにも、その季節の旬である食材を食べると、
私たちは、自然の気を受け取ることができます。
植物全般で言うならば、季節の気は、ある部分に集中します。
春は陽気の萌えいずる芽や若葉に、夏には陽気旺盛な太陽エネルギーを受けている葉
肉に、秋は実りの秋と言うように実に、冬は陰気極まり、生命が凝り固まった根の部分
に集まっているのです。
ゆえに、春は芽の部分を、夏は葉の部分を、秋は実の部分を、冬は根の部分を食
べることによって、季節の気、一番適した生命エネルギーを摂り入れることがで
きます。
春はたけのこ、うど、タラの芽、わらび等を、夏はキャベツ、ほうれんそう等を、
秋は柿、くり等を、冬はさつまいも、カブラ、大根等をよく食べることが良いの
です。
しかし、気が身体を養っているとは言っても、食べ過ぎてもよくありません。
過ぎたるは、猶、及ばざるがごとし。^^;
心体の症状から判断をして、五行のバランスをとっていくべきなのです。
また、食物の五つの味が五つの臓器に作用しますので、その点も考慮が必要です
ね。^^
五味」とは、五行の気「木、火、土、金、水」を食物の味に対応して、それぞれ順に
「酸、苦、甘、辛、鹹」の五つに分類したものです。
五行の気「木、火、土、金、水」は、それぞれ、五臓「肝、心、脾、肺、腎」と、
五腑「胆、小腸、胃、大腸、膀胱」に深く関係しているものです。
そうした観点から、三味一体という味の調合を、提唱しましょう。^^v
肝臓が体質的に弱く疲れやすい人は、鹹味・酸味・甘い味の物を補うといいです。
肝の木気を調えるため、水生木で、木の根である水の鹹味と、木気の酸味を補い
ます。
一発の食物なら、梅干の蜂蜜漬けなんていいかも?^^
そして、木が昂じて木剋土で、脾・胃を傷めないよう、土の甘味を補うのです。
この症状や傾向のある人は、辛い味の物を取り過ぎないようにしなければなりません。
金剋木により、金の辛が肝を剋するからです。
同様の理由で、心臓が体質的に弱く疲れやすい人は、酸味・苦味の物と辛い味の
物を食べて補います。
一発ワザなら、ラッキョのピリ辛漬けがいいかも?^^
また、水剋火の事由から、鹹の味の物を取り過ぎないようにしなければなりませんね。
しかし、心臓が病として強すぎる時は、火の邪気を鎮火するため、鹹の味の物を
余分に補うようにしなければなりません。
脾胃が体質的に弱く疲れやすい人は、苦味・甘味の物と鹹い味の物を補うことです。
サンマや豆アジを丸ごと砂糖・醤油・味醂で煮込むのもいいですね。^^
また木剋土の理由から、酸味の物を取りすぎてはいけません。
然るに、脾胃が病として強すぎる時は、酸味の物を取ることにより脾胃の働きを
抑える必要があります。
食欲旺盛で、肥満気味の人は、食事の前にグレープフルーツや青リンゴを食べ、
でんぷんは控えることですよ。^^;
肺が体質的に弱く疲れやすい人は、甘味・辛い味の物と酸味の物を食べて補います。
鶏肉や白身魚のチリソース炒めやピリ辛甘酢餡かけは如何?^^
また、火剋金の理由から、苦味の物を取り過ぎないようにしなければなりません。
モロモロの薬品の苦味、摂り過ぎていませんか?
総合的に判断して、薬も支出も、効率化が大事ですね。^^
肺が病として強すぎる時には、苦い味の物を取る事により肺の働きを抑える必要があります。
腎臓が体質的に弱く疲れやすい人は、辛味・鹹い味の物と苦味の物を食べて補い、
甘い物を取り過ぎないようにしなければなりません。
甘い物を食べ過ぎると、腎を圧迫し水の変調をきたし尿の不調和をまねき、膀胱炎、腎炎
ひいては骨がもろくなり骨粗鬆症、骨折、腰痛、腰の冷え等バランスを崩してきます。
でんぷんも、甘味に属しますので、控えるべきです。^^;
それとは逆に、腎臓が病的に強過ぎる場合には、甘い物を余分に取るようにしなければなりません。
この様に五臓(肝心脾肺腎)は、五味(酸苦甘辛鹹)のバランスをとって調和を図ることが、
食養生であり、家庭薬膳になるのですよ。^^v。
陰陽五行説については、気の科学研究所のHPに、詳細が書いてあります。
アラカルトの食物の五行五性について(薬膳・食養生の秘訣3)、食物の五行五性について(薬膳・食養生の秘訣2)、食物の陰陽について(薬膳・食養生の秘訣1)も、参考にして下さいね。^^