イタリアの統計学者ジニが提示した、所得配分の隔たり(所得格差)を測る指数である。結果が「1」に近いほど格差が進行、「0」に近いほど平等な状態であることを示す。世界的にも広く利用されており、一般的には0.2~0.4程度が通常範囲とされている。日本では80年代から緩やかな上昇傾向にあり、格差社会が社会問題となったここ数年間において極端な上昇は見られないものの、米国並みに推移していくという説もある。