07年10月20日
独立・開業する前に
不動産鑑定士として勉強を始めるのも、人によって理由は様々であろうし、就職・独立等も人によって様々であろうと思う。私も、大手不動産鑑定会社を退社して10年が過ぎた。勉強を始めた頃や就職した頃、また、実務にも慣れた頃には、この仕事が天職かと思ったし、独立するのも夢であった。
しかし、独立して思うのは、大手にいたからこそできた仕事や人とのつながり等は、その時しか味わえない、この仕事の一種の醍醐味であったと。
開業当初は営業等も必死だった。しかし、営業しても鑑定の依頼はそう多くはこないのである。なんとかなる、がんばれる、と開業した当初は、自分を励ましながら、自分に言い聞かせてもいた。
開業後、よく、雇ってほしいとか、開業等の相談を受けたりもしたが、鑑定士になれば、食っていけると思いこんでいる人が多かった。10年前、私が独立したときは、宮城県内では最年少の鑑定事務所(代表者)であったし、独立した後の苦しさや大変さは自分が一番わかっていたつもりだった。
相談者の中には、専門学校に行っていましたとか、鑑定理論を勉強しました、といっては履歴書を送ってきたり、電話してきたり、いろんな人がいた。実際に話を聞くと、鑑定士の先生が電話の応対をしてくれるのが稀だったり、電話に出た事務職の方からその場で断られたりとか、いろいろだという。
理論と実務は必ずしも同じではないし、理論を勉強しても、仕事はすぐにはできない。また、私のように、鑑定事務所から独立する人もいるだろう。ただ、独立・開業するその前に、もう一度考えた方がいい場合もある。
いわゆるバブルの時ならいざしらず、今この時期に、独立・開業すべきか否か、また、本当に鑑定士を目指すのが自分に合っているのかどうか、独立したい地域には何人鑑定士がいて、何社鑑定事務所があって、どのくらいの仕事があるのかなど、リサーチしてからでも遅くはない。あわてる必要はないし、仕事は鑑定だけではない。
独立・開業するのも勇気がいるが、今の現状の何かにしがみつく(独立を思いとどまる)のも勇気だ。
また、鑑定士を目指そうかと思っている人は、鑑定士の仕事を、また、自分を分析して、本当の自分を理解すべきかもしれないと思う。
はっきり言って、宮城県内で不動産鑑定士は、人数的に、もう飽和状態なのではないかと思うし、仕事だって多くはないというか仕事は確実に減っている。最近は本当に自分に合っているのかどうか疑問を感じているし、鑑定だけでは食っていけないとも思っている。あくまでも、私の個人的な見解に過ぎないが。
しかし、独立して思うのは、大手にいたからこそできた仕事や人とのつながり等は、その時しか味わえない、この仕事の一種の醍醐味であったと。
開業当初は営業等も必死だった。しかし、営業しても鑑定の依頼はそう多くはこないのである。なんとかなる、がんばれる、と開業した当初は、自分を励ましながら、自分に言い聞かせてもいた。
開業後、よく、雇ってほしいとか、開業等の相談を受けたりもしたが、鑑定士になれば、食っていけると思いこんでいる人が多かった。10年前、私が独立したときは、宮城県内では最年少の鑑定事務所(代表者)であったし、独立した後の苦しさや大変さは自分が一番わかっていたつもりだった。
相談者の中には、専門学校に行っていましたとか、鑑定理論を勉強しました、といっては履歴書を送ってきたり、電話してきたり、いろんな人がいた。実際に話を聞くと、鑑定士の先生が電話の応対をしてくれるのが稀だったり、電話に出た事務職の方からその場で断られたりとか、いろいろだという。
理論と実務は必ずしも同じではないし、理論を勉強しても、仕事はすぐにはできない。また、私のように、鑑定事務所から独立する人もいるだろう。ただ、独立・開業するその前に、もう一度考えた方がいい場合もある。
いわゆるバブルの時ならいざしらず、今この時期に、独立・開業すべきか否か、また、本当に鑑定士を目指すのが自分に合っているのかどうか、独立したい地域には何人鑑定士がいて、何社鑑定事務所があって、どのくらいの仕事があるのかなど、リサーチしてからでも遅くはない。あわてる必要はないし、仕事は鑑定だけではない。
独立・開業するのも勇気がいるが、今の現状の何かにしがみつく(独立を思いとどまる)のも勇気だ。
また、鑑定士を目指そうかと思っている人は、鑑定士の仕事を、また、自分を分析して、本当の自分を理解すべきかもしれないと思う。
はっきり言って、宮城県内で不動産鑑定士は、人数的に、もう飽和状態なのではないかと思うし、仕事だって多くはないというか仕事は確実に減っている。最近は本当に自分に合っているのかどうか疑問を感じているし、鑑定だけでは食っていけないとも思っている。あくまでも、私の個人的な見解に過ぎないが。
oktlp wrote: