08年05月31日
国民年金未納の本当の原因
’07年度の国民年金保険料の納付率は、’06年度の66,3%を下回り64%前後になる見通しだという。
年金記録漏れ問題への対応に追われる社会保険庁が、未納対策にまで手を回せないのが原因とされている。
しかし、保険料は督促などされなくとも、任意に支払うべきものである。
ねんきん特別便に関わっていると、年金しか収入がなく、それで暮らしていかなければならないという人が大半であって、年金の重要性が分かる。
働けるときに、働けなくなったときのことを考えなければならない。
自分たちが受給年齢に達したときに、年金制度がどうなっているか分からないという不安をはじめとする年金不信が、未納の原因の一つになっていることは疑いない。
もう一つは、年金額と生活保護費との不均衡が挙げられる。
国民年金の満額よりも、生活保護費の方がはるかに高いのである。
これでは、保険料を支払わないで、イザというときには生活保護に頼るという人がいてもおかしくない。
制度間の不均衡の是正は急務であると考える。
年金記録漏れ問題への対応に追われる社会保険庁が、未納対策にまで手を回せないのが原因とされている。
しかし、保険料は督促などされなくとも、任意に支払うべきものである。
ねんきん特別便に関わっていると、年金しか収入がなく、それで暮らしていかなければならないという人が大半であって、年金の重要性が分かる。
働けるときに、働けなくなったときのことを考えなければならない。
自分たちが受給年齢に達したときに、年金制度がどうなっているか分からないという不安をはじめとする年金不信が、未納の原因の一つになっていることは疑いない。
もう一つは、年金額と生活保護費との不均衡が挙げられる。
国民年金の満額よりも、生活保護費の方がはるかに高いのである。
これでは、保険料を支払わないで、イザというときには生活保護に頼るという人がいてもおかしくない。
制度間の不均衡の是正は急務であると考える。
08年05月24日
過労自殺と労働時間の関係
厚生労働省によれば、仕事上のストレスが原因の過労による自殺で、’07年度に労災認定された人は、過去最多の81人で前年度比22,7%増だという。
40代が22人、30代21人で働き盛りの年代が過半数を占めている。
1ヶ月の時間外労働時間でみると、100時間以上120時間未満が20人、80時間以上100時間未満が11人であるが、40時間未満も12人おり、時間外労働時間が比較的に短くても過労自殺の危険があることが裏付けられた格好である。
労働時間だけでなく、仕事の内容や対人関係などの職場環境等が複合的に基因しているのであろうか。
40代が22人、30代21人で働き盛りの年代が過半数を占めている。
1ヶ月の時間外労働時間でみると、100時間以上120時間未満が20人、80時間以上100時間未満が11人であるが、40時間未満も12人おり、時間外労働時間が比較的に短くても過労自殺の危険があることが裏付けられた格好である。
労働時間だけでなく、仕事の内容や対人関係などの職場環境等が複合的に基因しているのであろうか。
08年05月10日
ねんきん特別便で思うこと
ねんきん特別便のアドバイザーとして社会保険事務所に通い始めてから、2ヶ月近くが経つ。
その中で、考えさせられることが二つある。
一つは、月4,5万円の年金額しか受給していない人の怒りである。若いとき、苦労しながら年金保険料を支払ってきたのに、それをしないで生活保護を受けている人たちの方が、どうして10万円前後支給されて、ノウノウと生活しているのかという疑問である。
年金制度と生活保護制度とは制度趣旨が異なるとはいえ、働くことができなくなった年齢の人たちにとって、唯一の生活保障であることは疑いない。制度間の格差、不公平を是正しない限り、年金制度に対する不信感は払拭できないと思われる。
二つ目は、同じく月数万円の年金額しか受給されていないのに、介護保険料や後期高齢者医療保険料の天引きの記載された通知書を見せられ、どのようにして生活して行ったらいいかと嘆きをぶつけられることである。
現役世代でも、支払い能力があるのに国民健康保険料を滞納している人たちは大勢いる。彼らに対する徴収方法を確立しないで、確実に取れる者から取るという手法は、国の政策としては賛同を得られないであろう。
その中で、考えさせられることが二つある。
一つは、月4,5万円の年金額しか受給していない人の怒りである。若いとき、苦労しながら年金保険料を支払ってきたのに、それをしないで生活保護を受けている人たちの方が、どうして10万円前後支給されて、ノウノウと生活しているのかという疑問である。
年金制度と生活保護制度とは制度趣旨が異なるとはいえ、働くことができなくなった年齢の人たちにとって、唯一の生活保障であることは疑いない。制度間の格差、不公平を是正しない限り、年金制度に対する不信感は払拭できないと思われる。
二つ目は、同じく月数万円の年金額しか受給されていないのに、介護保険料や後期高齢者医療保険料の天引きの記載された通知書を見せられ、どのようにして生活して行ったらいいかと嘆きをぶつけられることである。
現役世代でも、支払い能力があるのに国民健康保険料を滞納している人たちは大勢いる。彼らに対する徴収方法を確立しないで、確実に取れる者から取るという手法は、国の政策としては賛同を得られないであろう。