鶏肉でも偽装の疑い 精肉石川屋元社長ら逮捕
 仙台市若林区の食肉処理・卸売業「精肉石川屋」(1月に廃業)による豚肉偽装事件は、詐欺と不正競争防止法違反の疑いで元社長の石川里美容疑者(50)=若林区大和町4丁目=ら3人を逮捕した宮城県警の17日までの調べで、児童生徒らが口にする給食で長年にわたり、ほかの食肉でも偽装が繰り返されていた疑いが浮上している。県警は「立件分は氷山の一角」と断言。同社の取引先が利幅の薄い公共的な施設に偏っていることから、偽装で利益を確保しようとしたのではないかと指摘する関係者もいる。

 ほかに逮捕されたのは元仕入課長須田龍一(40)=宮城県美里町志賀町2丁目=、元製造課長樋渡信也(49)=若林区上飯田2丁目=の両容疑者。

 石川屋は2007年3月下旬―6月下旬、米国産の豚肉約840キロを国産と偽って仙台市の学校給食センターに納入し、代金約93万円をだまし取ったとされる。

 県警が特定した学校給食センターへの偽装行為はすべて豚肉。07年1―6月の半年間だけで約5トン、だまし取った額は約550万円に上ることをつかんだ。さらに、同社の食肉偽装は学校給食センターに納入を始めた1967年から常態化し、鶏肉でも行われていた可能性が高いという。

 逮捕容疑で偽装食肉が少量の豚肉にとどまり、捜査を難航させた要因は帳簿類にあった。同社がパソコンで経理を始めたのは06年初めで、それ以前は手書きで処理されていた。捜査幹部は「手書きの帳簿はあいまいで、立件は難しかった」と説明する。

 ブラジル産を混ぜるケースが多かったという鶏肉の場合、外国産と国産の区別が付きにくく、伝票だけで調べ上げるのは困難だった。豚肉は国産と外国産が混合されずに納入され、仕入れと納入伝票の物品が一致するケースがあったため、今回の立件につながった。

 同業者や民間の信用調査機関によると、石川屋の得意先は学校給食センターのほか、自衛隊や総合病院など。売上高が年々落ち込む傾向にあった中で、利幅が薄い取引先を相手に、偽装行為に手を染めていった背景が見て取れたという。
2008年09月18日木曜  河北新報

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その後、テレビのニュースでは40年前の会社設立当初から偽装をしていたらしいと話をしていました。

会社設立当初から消費者を騙すつもりだったのか・・・。

人々の役に立とうと会社を興す人たちがいるなか、このようなことがあるのは激しい憤りを感じます。

また、このような業者も(私はマイホーム業者を数多く調査しています)。

庶民の人生の夢であるマイホーム。

そのマイホームを建てる建設業者。ある企業から独立して会社を設立して営業を開始するも、建設業許可をとらずに営業。

その間施工したマイホームは10数軒。(事実です。)

今後の行方が気になります。