行政書士の将来を考えた場合、決して楽観できない状況だと思っています。

職域の問題、個々のモラル・倫理の問題、制度としての根本的な問題、一朝一夕には解決できない問題が山積しています。

もう何度も繰り返していますが、行政書士一人一人が真剣に考えなければならない問題です。

会員全員が同じ方向を向いていくのは無理としても、皆が前を向いている時に後ろを向いているものが多ければ、外から見ればバラバラに見えます。

行政書士に限らず、士業者は個性豊かな方が多いですから、まとまっていくのはそれは大変なことです。

お互いに主張して議論を重ねていくと、意見の相違は必ず出てきます。ここで大切なことは溝を深める態度をとることでなく、お互いの意見を認めたうえで多数決に委ねることで決着させ、その後は協力していくことだと考えます。

そうしていかなければ、組織は弱体化しますし、ギスギスしたものになります。

決して楽観はしていませんが、実はそう悲観的でもありません。
行政書士を生業として、行政書士倫理を真剣に考え、様々な問題意識も持っている、そんな気概を持つ行政書士もたくさんいるからです。




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