その日のメールから転載しております。
※宮城で被災者とNPOをつなぐ活動をしている方へのメール


お疲れ様です。

余計なことかもしれませんが、参考になれば。

昨日、水のいらないシャンプー支援やってきました。

事前打ち合わせをしていた災害対策本部の方も急遽、別のところへ支援とか、休みとかで当日はいないということも出て、基本支援の運営は支援側で全部やらないといけないなど、支援側での段取りが大事ですね。

ある避難所では、家庭科室が2階で水がまだ来ていないので、炊き出しはできるがその時間になると避難者の方たちが1階からバケツリレーで水を上げるようなことも見ました。(食料で場所をとっているので水を置くところが無い)

支援に行く際には、避難所の方にどのような協力をしてもらう必要があるかも確認しておかないといざ支援に入ったときに、避難所の方に迷惑をかける可能性がありますので、その視点でも現地調査を。

最後に回った避難所では終了時に拍手が沸き起こるという形で、支援した側も励まされました。

最後に回った避難所だけで拍手というのは、避難所に日中は活動できる方たち(片付け・復興・仕事・病院通い・今後は学校も)はいないため人が少ないのです。
事前に案内していればその支援を受けるために残ってくれていたり、その時間に戻ってきてくれたりしていました。

日中については、被災者から本当のニーズは聞き取りにくいということです。
本部も本当に忙しいところは、人が残っていません。
参考に。

あとは、被災者の心情も毎日変わっています。
先週は家族を探していたが、今週は亡くなっていたことが確認された。など。
先週欲しがっていた物資が今週は受け取る気にもならないなんてこともあるかと。

あと、高齢者だと痴呆気味な方(まだらボケ。あるときはしっかりしているので普通に会話できるが、ふとボケてしまう)もいらっしゃるので。

支援は本部(避難所の長、被災者のリアルタイムな心情を理解している)に対してとして、被災者の変わる心情に配慮をと思います。

私のような個人では、点在する小さな避難所を何回も回るなんてことはできませんので、若い力と団体の力でそういったところをフォローしていただければ。

私としては、広報とか何か問題が起こったときの奇抜な解決策アイデアなどの後方にはなりますが、必要なことがあれば相談してください。

くれぐれも身体を壊すことの無い様に。