こんばんは。

最近は、食品の賞味期限切れ問題、耐震偽装問題、ガス器具の死亡事故などが注目されています。

その陰であまりとりあげられていませんが、保険会社の不払い問題が近々大きな問題となると思われます。

金融庁は今年4月までに不払い調査の結果を各社に求めています。その調査結果を受けて、以前、明治安田生命、損保ジャパン、三井住友海上が受けたような業務停止が何社かに下されると思われます。

はっきりいって不払いがない保険会社は無いでしょう。

問題はどこが悪質とみなされるか、つるし上げられるかです。

私は国内資本の中堅会社が業務停止のつるし上げになると予測します。

これは消去法です。

以下に業務停止にならないところをあげていきます。

まず、外資系については、海外の保険会社の日本市場への参入が国際的な要請(圧力)がある背景から、どんなに不払いが悪質だったとしても外資系に業務停止
は政治的な問題にしないと思います。

次に業界トップの規模の保険会社も業務停止にならないと思われます。
損保系の第2位と第3位が業務停止になりましたが、第1位がならなかったことがそれを物語ります。
なんらかの影響力を持っているため、業務停止にならないと思われます。

そして、経営が危ないところも業務停止にならないと思われます。なぜか、業務停止=倒産となる可能性が高いためです。格付けが低い会社を業務停止にして、倒産すれば保険離れが進行しますので。

結果、業務停止になるのは国内資本の中堅で経営がしっかりしているところとなると思われます。

『業務停止にしても倒産しない経営が健全な保険会社』がみせしめてきに業務停止になるという矛盾。

もしもご自分が加入している保険会社が業務停止になっても慌てないできちんとプロに相談して対処してください。


ただし、要注意なのは、ご自分が加入している保険会社の格付が低くて経営が不安なのに、業務停止になった場合。

格付が低いところに業務停止をかけるということは倒産させるということ。業界の再編成をしようという意図です。金融機関が合併して再編成しましたのと同じように、経営がおかしいところは倒産しても仕方ないということであれば、あなたの大切な保険金が大幅にカットされるかもしれません。