09年04月27日
軒先が気になる
木造住宅の小屋裏には換気孔を設けて小屋裏に空気を滞留させない
ようにして木材を腐朽から逃れられるようにしているのですが、屋
根の形や室内の天井の作り方によっては、小屋裏が無い事もしばし
ば有ります。
住宅金融支援機構の木造住宅工事仕様書ではこのような場合には換
気孔を設けなくても良いのですが、耐久性上支障が無いようにする
事になっていて、その方法を色々と考えて設計しているのですが、
そんな時には本などに出ているディテールを参考にしようと思うと、
そのディテールの問題点が目に付いたりしてディテールの面白さを
感じでいる為なのか、街を歩いていて家の軒先が気になる事が良く
有ります。
ようにして木材を腐朽から逃れられるようにしているのですが、屋
根の形や室内の天井の作り方によっては、小屋裏が無い事もしばし
ば有ります。
住宅金融支援機構の木造住宅工事仕様書ではこのような場合には換
気孔を設けなくても良いのですが、耐久性上支障が無いようにする
事になっていて、その方法を色々と考えて設計しているのですが、
そんな時には本などに出ているディテールを参考にしようと思うと、
そのディテールの問題点が目に付いたりしてディテールの面白さを
感じでいる為なのか、街を歩いていて家の軒先が気になる事が良く
有ります。
09年04月25日
あるコラムに思う
日本経済新聞のウェブ版の中に住宅サーチと言うコーナーが有り、
その中に”こんなとき、どうする! 第8回 注文住宅にするか、
建売住宅にするか、迷っている(その2:注文住宅の上手な建て方
・後編)”と言うコラムを読んでいて違和感を感じた。
それは、”施工する側(住宅メーカー等を含む施工会社あるいは設
計事務所など)”と言う一文で、あれっ、設計事務所は施行する側
なんだ、と、位置付けられている事でした。私は設計事務所は施行
を監視する側であって、施行する側では無いと認識しているので、
この一文には納得いかないと思ったからです。
一般的に考えれば取るに足らない事かも知れませんが、監視する側
とされる側では180度違う事で、この様な社会的に信用ある会社
のコラムに掲載された物であれば一般読者はそのままに読み進めて
しまうでしょう。
しかし、私の言う設計事務所は建築主と直接設計監理契約を結んで
いる事務所の事で、工事会社を通じて契約している事務所では有り
ませんので間違わないで下さいね。
こんなとき、どうする! 第8回 注文住宅にするか、建売住宅に
するか、迷っている(その2:注文住宅の上手な建て方・後編)
http://sumai.nikkei.co.jp/know/success/
その中に”こんなとき、どうする! 第8回 注文住宅にするか、
建売住宅にするか、迷っている(その2:注文住宅の上手な建て方
・後編)”と言うコラムを読んでいて違和感を感じた。
それは、”施工する側(住宅メーカー等を含む施工会社あるいは設
計事務所など)”と言う一文で、あれっ、設計事務所は施行する側
なんだ、と、位置付けられている事でした。私は設計事務所は施行
を監視する側であって、施行する側では無いと認識しているので、
この一文には納得いかないと思ったからです。
一般的に考えれば取るに足らない事かも知れませんが、監視する側
とされる側では180度違う事で、この様な社会的に信用ある会社
のコラムに掲載された物であれば一般読者はそのままに読み進めて
しまうでしょう。
しかし、私の言う設計事務所は建築主と直接設計監理契約を結んで
いる事務所の事で、工事会社を通じて契約している事務所では有り
ませんので間違わないで下さいね。
こんなとき、どうする! 第8回 注文住宅にするか、建売住宅に
するか、迷っている(その2:注文住宅の上手な建て方・後編)
http://sumai.nikkei.co.jp/know/success/
09年04月24日
ギャラリー間
先日、所用の帰り道少し時間を取って、乃木坂のギャラリー間へ寄
りました。此処では現在”20 クラインダイサムアーキテクツの建
築”という展覧会が開催されています。
この事務所の建築の実作を何点か見ていて、小淵沢のリゾートホテ
ル内の婚礼用チャペルは面白いなぁと思っていたので、この展覧会
の為に開かれた講演会も聞いていたので、さて、どのような展示が
されているのか楽しみでした。
展示の内容は期待した程では有りませんでしたが、それでも、他の
人の作品を見るのは楽しいです。
りました。此処では現在”20 クラインダイサムアーキテクツの建
築”という展覧会が開催されています。
この事務所の建築の実作を何点か見ていて、小淵沢のリゾートホテ
ル内の婚礼用チャペルは面白いなぁと思っていたので、この展覧会
の為に開かれた講演会も聞いていたので、さて、どのような展示が
されているのか楽しみでした。
展示の内容は期待した程では有りませんでしたが、それでも、他の
人の作品を見るのは楽しいです。
09年04月23日
全体像
先週話した通り足場が取れた「開感な家」です。仮設足場と養生
シートが無くなり家の全体像が表われたので、今まで模型などで想
像していたのが現実の物となり、建築主にどのような評価をされる
のか気になるところです。
この様な仮設物が無くなる事は、工事はいよいよ最終段階になる訳
で、何時もの事ながらホッとするようなちょっと寂しいような複雑
な気持が交錯する分節点です。
シートが無くなり家の全体像が表われたので、今まで模型などで想
像していたのが現実の物となり、建築主にどのような評価をされる
のか気になるところです。
この様な仮設物が無くなる事は、工事はいよいよ最終段階になる訳
で、何時もの事ながらホッとするようなちょっと寂しいような複雑
な気持が交錯する分節点です。
09年04月22日
ついで
一昨日の小石川植物園の建築の事を書いている時に思い出したのが
東京大学で開催している「常設展 内田祥三と図書館再建80年」の
事。インターネットで調べると何と4月22日迄、そんな訳で昨日
出掛けたついでにちょっと見てきました。
図書館内の展示でガラスケースの中に本や図面などの資料が展示さ
れていて(資料は撮影禁止だったので撮る事は出来ませんでした)
関東大震災からの復興される過程が紹介されていて、震災に蒸し焼
きになった本やレンガと一緒に焼けた塊なども有り、火災の凄さを
知る事ができる貴重な資料が有ったのですが、その中で少し面白
かったのは貸し出し本の返却率が悪いために本に白帯を塗ったら返
却率が上がった事が紹介されていたのは、国の最高学府でもそんな
事があるのだなぁ、と言う感じでした。
建築的には内田祥三の直筆サインが入った青焼き図面や計画案1と
2が有って計画の変化を知る事が出来て面白かったです。
見学を終わり、表に出れば一面の内田ゴシックの建築群なので一昨
日の開口部のところで書いた納まりがこれらの建築と同じと判る写
真を撮って来たのでアップして置きます。
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東京大学で開催している「常設展 内田祥三と図書館再建80年」の
事。インターネットで調べると何と4月22日迄、そんな訳で昨日
出掛けたついでにちょっと見てきました。
図書館内の展示でガラスケースの中に本や図面などの資料が展示さ
れていて(資料は撮影禁止だったので撮る事は出来ませんでした)
関東大震災からの復興される過程が紹介されていて、震災に蒸し焼
きになった本やレンガと一緒に焼けた塊なども有り、火災の凄さを
知る事ができる貴重な資料が有ったのですが、その中で少し面白
かったのは貸し出し本の返却率が悪いために本に白帯を塗ったら返
却率が上がった事が紹介されていたのは、国の最高学府でもそんな
事があるのだなぁ、と言う感じでした。
建築的には内田祥三の直筆サインが入った青焼き図面や計画案1と
2が有って計画の変化を知る事が出来て面白かったです。
見学を終わり、表に出れば一面の内田ゴシックの建築群なので一昨
日の開口部のところで書いた納まりがこれらの建築と同じと判る写
真を撮って来たのでアップして置きます。