09年03月31日

むちかけ

神社は夫々の建築様式が有るのでその形を見るのも面白い物です。

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その様式の1つに神明造という形態があり、伊勢神宮がその代表と
言えます。その神明造の妻側の屋根の下に何やら棒が4本づつ屋根
の勾配にあわせて突き出ていますが、この棒を「鞭懸」(むちかけ)
と言います。名前の由来は不明で目的も判っていません。文字から
推量して、昔は鞭を懸けた(名前そのまんま。)とか、神明造は穀
倉から変化したと考えられているので、ここに稲を懸けたとか言わ
れていたりしています。

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そんな鞭懸ですが良く見ると棒の根元は四角で先端は丸くなってい
るのが判ります。神社に行った時にこの鞭懸が有ったらよく見ると
判りますよ。

ついでに、この「鞭懸」別名を「小狭小舞」(おさこまい)とも言う
そうです。
09年03月31日 | Category: 建築を楽しむ
Posted by: shimasekkei
09年03月30日

現場は生きている

今月も、もう月末となってしまい、今月の初めに上棟となった「開
感な家」も1ヶ月近く経った今、工事も大分進んで来ています。

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そんな事なので、先週末には連日現場に行って、工事の内容を見て
は、細かい事まで指摘するので、現場に疎まれ気味かな?

そんな事は気にせず、建築主のための良い家を作ってくれるように
頑張って欲しくて予定外の日にも現場に行くのですが、どれほど理
解さているのか判りません。現場が始まって何時も気に掛けるのは
”誰のための家造りなのか”を職人さん達がどの程度考えて居るの
かを知る事です。

それを知る事によって、こちらが見る所も変ってくる訳で、そんな
事からも現場は生きていると感ずるのです。
09年03月30日 | Category: 工事
Posted by: shimasekkei
09年03月28日

消防検査

昨日は以前引き渡した障害者支援施設での消防検査の立会いでした。
以前にも書きましたが長崎県の老人施設での火事で死亡者が出てか
ら、消防法が改正されて今回の工事が必要になっての事です。

20090328_01.jpg

しかし、このような火事が又、先日群馬県渋川市の老人施設で起き
てしまいましたが、設備を幾ら設けても扱うのは人間であり、又、
機械は故障も付き纏う訳で、いざという時のために管理者の負担が
増えた事は確かなのですが、そこの所へのバックアップがされてい
ない事の方が問題ではないかと思うのですが・・・・。

そんな事も考えつつの検査なのでしたが、おかげさまで、たいした
問題もなく無事終了と、あい成りました。
09年03月28日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年03月27日

階段に思う

昨日も現場の検査や役所で調べ事をしたり、消防の検査前の現場の
確認などと慌しく一日が過ぎて行ったのですが、そんな折、区役所
で、ふと思いが浮かんで来た事。

世の中CO2の削減も影響して省エネを言われていて役所に拠って
はエレベーターの間引き運転などをしている所も有るほどです。
昨日は担当部署が2階に有るため階段で上ろうとしたら、非常階段
だけの設置しかなくて一瞬何処にあるのか探してしまったのですが
やはり階段は判りやすい所に有って欲しいのと、こんな判り難い所
に有るのでは、緊急時はどうなるのだろうと感じたのです。

20090327_01.jpg

機械に頼る日常と、緊急時の安全と、何だか本末転倒のような感じ
でした・・・・。
09年03月27日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
09年03月26日

D&D

この間、移動時間の隙間にオペラシティー・アート・ギャラリーで
開催されていた”都市へ仕掛ける建築ディナー&ディナーの試み”
に行きました。

20090326_01.jpg

この建築展の設計事務所はスイスの設計事務所だそうですが今回始
めて知りました。作品の特徴といえば”建築は現存する都市の一部
にならなければならない・・・・”とパンフレットの一節に有るよ
うに際立った個性を振りかざす建築とは違う物でした。

そんな大人しい建築を見ていると現在騒がれている東京中央郵便局
の保存問題とクロスしたのでした。
09年03月26日 | Category: 設計
Posted by: shimasekkei
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