09年03月04日
保存に揺れる
先日”消え行く建築2”で取り上げた東京中央郵便局ですが、
ここ数日TVのニュースで取り上げられていて、普段建築に関心を
持たない人の目にも触れる機会が出来たのですが、この問題を、
選挙目当てのパフォーマンス的な事を言っている人も居たのには、
少し、がっかりです。
この問題は以前から取り上げられていた事で2007年6月22日
には”【保存問題】東京中央郵便局の保存を郵政公社に要望、超党
派の国会議員団体”と言う記事が有る位に早くから郵政公社に保存
を要望していた訳です。
その後、郵政公社は有識者会議を開いて今の高層建築計画になった
と説明しているようですが、実際は違うようで、
この有識者会議の結論は建物の全面保存を要望する物で建替え計画
を支持する意見では無かったと言う事です。
しかし、工事が此処まで進んでしまうと、今から保存に変わる事は
無いのだろうなぁ・・・。
ここ数日TVのニュースで取り上げられていて、普段建築に関心を
持たない人の目にも触れる機会が出来たのですが、この問題を、
選挙目当てのパフォーマンス的な事を言っている人も居たのには、
少し、がっかりです。
この問題は以前から取り上げられていた事で2007年6月22日
には”【保存問題】東京中央郵便局の保存を郵政公社に要望、超党
派の国会議員団体”と言う記事が有る位に早くから郵政公社に保存
を要望していた訳です。
その後、郵政公社は有識者会議を開いて今の高層建築計画になった
と説明しているようですが、実際は違うようで、
この有識者会議の結論は建物の全面保存を要望する物で建替え計画
を支持する意見では無かったと言う事です。
しかし、工事が此処まで進んでしまうと、今から保存に変わる事は
無いのだろうなぁ・・・。
09年03月03日
上棟
昨日は「開感な家」の建て方で一日中現場に詰めていまして、
もう暖かくなっても良い頃だと思いますが、昨日は強い北風も吹き、
これで地球温暖化が進んでいるのだろうかと思わせるような寒さと、
春を知らせるような花粉が飛散しているようで、寒さの鼻水なのか
花粉が影響する鼻水なのか判らない状態の一日でも有りました。
建物規模から考えると、午後の早い時間には上棟になるだろうと皮
算用していたのが裏切られ、作業が小屋組みに掛かってからが中々
に進まない様子。
大工さん達の作業を見ていると、屋根の高さを決める基準高さが複
雑なために、基準とする同一な屋根面を作る事に苦労しているよう
でした。
それでも作業は進んで、上棟となったのですが、終った時には、
辺りはもうすっかりと暗くなり、昔、子供の頃は暗くなったのも
気付かずに遊んでいて、帰る頃になって、あぁ、もうこんなに
真っ暗だぁ、なんてことがありましたっけ。
そんな記憶を蘇えらせてくれた気持ち良い上棟日でした。
工事関係者の皆様ご苦労様でした。
そして建築主様、おめでとう御座います。
もう暖かくなっても良い頃だと思いますが、昨日は強い北風も吹き、
これで地球温暖化が進んでいるのだろうかと思わせるような寒さと、
春を知らせるような花粉が飛散しているようで、寒さの鼻水なのか
花粉が影響する鼻水なのか判らない状態の一日でも有りました。
建物規模から考えると、午後の早い時間には上棟になるだろうと皮
算用していたのが裏切られ、作業が小屋組みに掛かってからが中々
に進まない様子。
大工さん達の作業を見ていると、屋根の高さを決める基準高さが複
雑なために、基準とする同一な屋根面を作る事に苦労しているよう
でした。
それでも作業は進んで、上棟となったのですが、終った時には、
辺りはもうすっかりと暗くなり、昔、子供の頃は暗くなったのも
気付かずに遊んでいて、帰る頃になって、あぁ、もうこんなに
真っ暗だぁ、なんてことがありましたっけ。
そんな記憶を蘇えらせてくれた気持ち良い上棟日でした。
工事関係者の皆様ご苦労様でした。
そして建築主様、おめでとう御座います。
09年02月27日
現場重視
今朝の世田谷は久しぶりに雪が降っていて結構寒い朝と成りました。
昔からの言い伝えで三寒四温とはよく言った物で、寒さ暖かさが交
互に成りながら少しずつ春になって行くのを感じます。
しかし、工事の日程は天気に左右されますので、そう、呑気な感じ
では居られ無いのが現実という物です。
現実といえば、東大大学院の教授でもある建築家の難波和彦氏のブ
ログ「青本往来記」の2009年2月25日(水)の記事がディベロッパー
の現実の様子が少し伺える物でした。
その記事の内容はそちらのブログで読んでいただくとして、以前
デベロッパーとのお付き合いが有った私としては、そうなんだんよ
なぁ、と、難波氏の気持が良く判る記事でした。
とかく組織で物を進めようとすると現場からの距離が遠くなる様で
何でも図面に書き込まないと気がすまないようで、現場で指示した
方が確実で効率的な事まで図面に書き込む事を要求されますが、
折角描いたそのような図面に限って、肝心な所を見落とされるのを
知っている私としては、やはり、現場重視で行きたいと日々思って
いる訳です。
昔からの言い伝えで三寒四温とはよく言った物で、寒さ暖かさが交
互に成りながら少しずつ春になって行くのを感じます。
しかし、工事の日程は天気に左右されますので、そう、呑気な感じ
では居られ無いのが現実という物です。
現実といえば、東大大学院の教授でもある建築家の難波和彦氏のブ
ログ「青本往来記」の2009年2月25日(水)の記事がディベロッパー
の現実の様子が少し伺える物でした。
その記事の内容はそちらのブログで読んでいただくとして、以前
デベロッパーとのお付き合いが有った私としては、そうなんだんよ
なぁ、と、難波氏の気持が良く判る記事でした。
とかく組織で物を進めようとすると現場からの距離が遠くなる様で
何でも図面に書き込まないと気がすまないようで、現場で指示した
方が確実で効率的な事まで図面に書き込む事を要求されますが、
折角描いたそのような図面に限って、肝心な所を見落とされるのを
知っている私としては、やはり、現場重視で行きたいと日々思って
いる訳です。
09年02月26日
元の木阿弥
この所、確認申請の対応に忙殺されて、このブログの更新が儘なら
ない状態でしたが、少し落ち着きました。
そんな訳でしたが、確認申請の流れが昨年の中頃は少し落ち着いた
かな? という感じでしたが、今年に提出したら少し雰囲気が違い
何だか余計な要求が増えた感じです。
一例を上げると、民間確認指定機関に確認申請を提出した場合、建
築概要書と言われる書類が役所に送られるのですが、以前は建築概
要書だけでよかったのですが、今回要求されたのはその他に確認申
請書類の一部も追加しろという要求。
えっ、それ法律に明文化されていましたっけ?
法律には定められていないけれど、役所が求めるのでそうして下さ
い。
あらあら、何のための民間確認指定機関なのか判らなくなって来ま
したね。
本来、行政コストを下げるための施策として、民間に確認申請を行
わせるようにしたはずなのに、こんな事では何のために行政改革を
行ったのか判らなくなって来た今回の確認作業でした。
ない状態でしたが、少し落ち着きました。
そんな訳でしたが、確認申請の流れが昨年の中頃は少し落ち着いた
かな? という感じでしたが、今年に提出したら少し雰囲気が違い
何だか余計な要求が増えた感じです。
一例を上げると、民間確認指定機関に確認申請を提出した場合、建
築概要書と言われる書類が役所に送られるのですが、以前は建築概
要書だけでよかったのですが、今回要求されたのはその他に確認申
請書類の一部も追加しろという要求。
えっ、それ法律に明文化されていましたっけ?
法律には定められていないけれど、役所が求めるのでそうして下さ
い。
あらあら、何のための民間確認指定機関なのか判らなくなって来ま
したね。
本来、行政コストを下げるための施策として、民間に確認申請を行
わせるようにしたはずなのに、こんな事では何のために行政改革を
行ったのか判らなくなって来た今回の確認作業でした。
09年02月20日
黒点と景気
日経ネットPlusの2月19日に「地球寒冷化の予兆?黒点のない太
陽」と言う記事が載っていました。
この記事を読んで、そう言えば以前、三鷹の国立天文台に行った時
に黒点を観測していた望遠鏡が有ったのを思い出しました。
この建物は三鷹の国立天文台にある第一赤道儀室で建設は1921年
(大正10年)で天文台では最も古い建物ですが、おそらく日本で一
番古いドームだと思います。そして此処で1933年〜1999年迄太陽の
黒点の観測を此処で行っていた場所です。現在は新しい施設で
CCDカメラで自動追尾して観測しているそうです。
この望遠鏡は太陽などを自動追尾するのですが錘を巻き上げてその
重さで望遠鏡を回転させて追尾するので1時間ほどしか出来ないた
め、その度に錘を巻き上げて観測していたのでした。
この記事によれば太陽に黒点が無い状態が1年以上も続いているそ
うです。太陽の黒点と言えば、黒点が活発に発生している時は電離
層に影響して短波が遠くに飛んだりして思わぬ国と交信が出来ると
アマチュア無線界では喜ばれますが、この黒点の発生は周期が有り
その周期と景気の関係を指摘しているのが三菱UFJ証券の嶋中雄
二景気循環研究所長だそうです。
そして、この嶋中氏は20年以上前から「景気循環理論のコンドラ
チェフの波が約55年周期なのと符合する」と指摘してきていて、
その周期から見ると今年は世界経済が上昇傾向になるそうなのです
今は未曾有の経済危機といわれているので、この景気循環理論の通
りになれば良いのにと思うのでした。
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陽」と言う記事が載っていました。
この記事を読んで、そう言えば以前、三鷹の国立天文台に行った時
に黒点を観測していた望遠鏡が有ったのを思い出しました。
この建物は三鷹の国立天文台にある第一赤道儀室で建設は1921年
(大正10年)で天文台では最も古い建物ですが、おそらく日本で一
番古いドームだと思います。そして此処で1933年〜1999年迄太陽の
黒点の観測を此処で行っていた場所です。現在は新しい施設で
CCDカメラで自動追尾して観測しているそうです。
この望遠鏡は太陽などを自動追尾するのですが錘を巻き上げてその
重さで望遠鏡を回転させて追尾するので1時間ほどしか出来ないた
め、その度に錘を巻き上げて観測していたのでした。
この記事によれば太陽に黒点が無い状態が1年以上も続いているそ
うです。太陽の黒点と言えば、黒点が活発に発生している時は電離
層に影響して短波が遠くに飛んだりして思わぬ国と交信が出来ると
アマチュア無線界では喜ばれますが、この黒点の発生は周期が有り
その周期と景気の関係を指摘しているのが三菱UFJ証券の嶋中雄
二景気循環研究所長だそうです。
そして、この嶋中氏は20年以上前から「景気循環理論のコンドラ
チェフの波が約55年周期なのと符合する」と指摘してきていて、
その周期から見ると今年は世界経済が上昇傾向になるそうなのです
今は未曾有の経済危機といわれているので、この景気循環理論の通
りになれば良いのにと思うのでした。