最近顧客からの相談された事例ですが、日経の記事で「インデックスファンド海外債券」と「グローバルソブリン」はどちらがいのでしょうか、と質問ありました。
ちょうど日経新聞の記事にも同じような内容がありましたので、それも参考に比較してみましょう。
「上場インデックスファンド海外債券・毎月分配型」(上場外債)=上場投信で、指数と連動した運用成績を目指す。
「グローバル・ソブリン・オープン・毎月決算型」(グロソブ)=指数を上回る運用成績を目指す。

・運用コストは?
 「上場外債」信託報酬は0.2625%。運用成績がグロソブと同じなら、信託報酬が低い分有利。グロソブ」信託報酬は1.3125%
・売買コストは?
 「上場外債」ネット証券などでは小口でも0.1%。「グロソブ」販売会社によって、購入時に0~1.575%。
・売買のしやすさは?
 「上場外債」売買価格を指定する指し値注文も可能。売買金額が少ないのが難点。「グロソブ」申し込みをした翌日の準備価格で購入できる。
・情報開示は?
 「上場外債」ホームページ上の資料提供のほか、オンラインセミナーも開催。
 「グロソブ」資料がわかりやすく、説明会も。ただし、コストは信託報酬に跳ね返っている面も。
・投資の最低金額は?
 「上場外債」10口50万円程度から投資可能。積み立て投資など小口の買い付けにはやや不便。「グロソブ」現在の基準価格で1口6000円程度から投資可能。

結果コスト面などでは「上場外債」が有利ですね。ただ小口ならグロソブがベターでしょう。
グロソブも強力なライバルが出てきましたね。