大手都市銀行が、来月から「固定型」住宅ローンの金利を最大0.2%程度引き上げる方針です。指標となる長期金利の上昇に伴う措置で引き上げは2カ月連続。
「アベノミクス」の第1の矢となった日銀の新金融緩和は、円安・株高となっていますが、その一方で、国債市場は落ち着かず、の一生の買い物を支える住宅ローンがあおりを受けている形ですね。
では住宅ローンの金利が上昇した場合はどれくらいの負担増となるかを見ましょう。
3000万円を30年(当初10年固定金利)
 1)金利1.4%→102,102円
 2)金利1.7%→106,439円(1との差4,337円)
 3) 金利1.9%→109,391円(1との差7,289円)
1)より0.3%上昇すると10年間で52万円の負担増、0.5%上昇すると87万円増加します。
また金利は落ち着くと思いますが、このまま金利上昇は景気回復に水を差しますから困りますね。