自治体も「偽」ですか
大阪府が2006年度までの3年間に、財政再建団体への転落を回避する目的で、借金に当たる府債の一部計約2930億円の返済を先送りしていたことが判明したのです。府財政課は「赤字を隠す意図はなかったが説明が足りなかった。法令に違反するものではなく、資金不足が生じるのでやむを得ない措置だった」としています。

財政課によると、04年度から10年満期の府債の償還が増加し、基金を取り崩して返済していくと07年度に基金が底をつき、借り入れによる一般会計の赤字圧縮もできず、財政再建団体へ転落する恐れが出てきていたそうです。このため、04年度以降、償還時期を迎えた府債の借り換えを増やし、計約2930億円の返済を先送りしたそうです。

こういう「ズル」をしたうえで、府幹部は「再建団体に転落しないために、こうした手法を取らざるを得なかった。対外的に説明してこなかったのは事実だが、隠す意図はなかった。適切なやり方だとは思っていないが、違法ではない」と語っているということで、あきれてモノが言えません。開き直りそのものです。

いよいよ今月は大阪府知事選挙。本当に大阪府民は幸せになるのでしょうか?国のダメ、自治体もダメ、やはり自己責任ですね。もっともっと自己研鑽していきましょう!