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架空、入居中物件…ウェブに「おとり広告」 公取委が「エイブル」に排除命令
2008.6.18 15:52 産経新聞


 存在しない物件や入居中の賃貸住宅を自社のウェブサイトに掲載し、「おとり広告」にしていたなどとして、公正取引委員会は18日、景品表示法違反(おとり広告、優良誤認)で賃貸仲介大手「エイブル」(東京)に排除命令を出した。

 公取委によると、エイブルは昨年3月から一時、自社の物件検索サイトなどに実際は3階に307号室までしかない福岡市内の賃貸マンションの「308号室」を掲載した。

 また、平成18年11月から昨年8月まで、入居者がいるにもかかわらず、都内や埼玉県内のマンション14室の広告を出していた。中には4年以上前に賃貸契約済みの物件もあった。

 さらに、最寄り駅から徒歩26分かかる埼玉県内の物件を「徒歩16分」と紹介したり、東京都内の昭和54年建築の物件を平成8年に建築された物件と不当表示したりしていた。

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各業界の不当表示が問題になっていましたが、やっと不動産業界にもメスが入りました。

※このブログでは散々書いていましたが。

まだまだいっぱいありますので、それらも明るみにし、不動産業界の黒いイメージを払拭して欲しいものです。

とりあえず

宅地建物取引主任者を置かない不動産屋
重要事項説明を無資格者にさせる不動産屋
そして・・・・。賃貸仲介手数料を法定金額以上に借りてからもらう不動産屋(大多数がそうですが。)

これがわかりやすいですね。近い将来問題となるでしょう。
08年06月27日

建物取り壊し中

色々ライフプランから資金計画まで行った結果。

自宅を建て直すということがよくあります。

先日の建て直しの際に古い建物の床下の奥を見たところ、束柱がずれていたと相談者から連絡がありました。

先日の地震でずれたのか、もともと欠陥住宅だったのかはわかりませんが、建替えかリフォームかで悩んでいた相談者は、私の建替え提案にして良かったと喜んでいます。

今回の地震は幸い同じ震度6強でも建物の倒壊が少ないタイプの地震で、ほとんど建物の被害は無かったようですが、いつ建物に被害が出る地震が来るかわかりません。

家族の命を守る建物のチェックはしっかりと。

08年06月26日

老人ホームの対応

私の祖母は今老人ホームにいます。

肢体が不自由のためです。

先日の宮城の地震の時は老人ホームに電話はつながらず心配でしたが、報道では仙台市内で特にけが人があったとは報道されていませんでした。

ほぼ一日宮城県内の電話はつながりにくい状態で、翌日の朝9時に老人ホームに行きました。

元気でいてなによりです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ただ、その後数日たって自宅のFAXにその老人ホームからFAXが来ていました。

なんだろうと思ったら、

「ケアプランの見直しの会議を行うのでご家族様に参加できないか連絡をとろうと思ったのですが、連絡が取れなかったので○日に開催しました。」

その○日は私が老人ホームに行った翌日でした。

いまどきは自宅の電話に出る人はそういないでしょう(だいたいが営業。本当の用件は携帯に。)

携帯に電話したかどうかは記録が残っていないとのこと。

そもそも毎週、老人ホームには行っているのだから、伝言なりなんなりをしておけばよいのに・・・。

※ケアマネージャーさんは土日が休みのようなので、私たちが行くときとは合わないようですが。

それに、FAXで事後報告をするくらいなら、事前にFAXで

「電話がつながらないようなので、FAXで失礼します。○日に会議をするので、よろしければご家族にも出席いただきたいのですが、ご連絡をお待ちしております。」

としておけばよかったのに、その発想にはならなかったようで。

その旨を電話で尋ねたところ、そのケアマネージャーは休みで代わりの方(責任者?)が応対していましたが、ムっとした感じでした。

「私が悪いんじゃないのに、なんでそんなこと言われなきゃいけないの!!」

という感じが伝わってきました。

老人ホーム内での虐待、介護報酬の不正受給など問題点が指摘されるところ、ささいなことから大問題に発展することもあります。

あのFAXが、もし

「地震で電話がつながりにくくて、ご家族はさぞ心配されていると思いますが、○○さんは元気です。ご心配なさらずに。」

というFAXだとしたら、その老人ホームの対応はすばらしい!

となったのでしょうが。

FAX一枚で評価が天と地に分かれます。

08年06月25日

老舗の不動産屋

先日、あるお客様のマイホーム用土地の契約に立ち会いました。

私は買い側の立場でしたので、売り側の事情は知りません。

ほとんどの契約段取り(重要事項説明や書類の準備)は売主側の不動産屋が行いました。

業歴30年を超える老舗の不動産屋。

売買の取り扱い件数もかなりのものだと思うのですが、出てきた契約書を見てびっくり!!

誤字脱字はいっぱい。
重要な費用負担について明記が無い。
製本の仕方が間違っていてページの順番が違う・・・・。

さらにびっくりがそのまま契約を成立させようとしたところ。

私は慌てて「気持ちよく契約するために、きちんとつくり直してください。待ってますから。」と提案しました。

※そのせいで私は次の約束をキャンセルせざるを得ませんでした。

さらに驚いたことに、契約書に印紙を貼らないで良いとその老舗不動産屋は言っていました。

実際、1万円の印紙を貼っていませんし、貼らなくともよいと。

その不動産屋いわく
「個人同士の売買なんだから印紙はいらない。」
と。

おそらく30年以上そうしてきたのでしょう。

正解は、印紙は個人同士の売買でも必要です。(翌日税務署に確認しました。)

私の買主側のお客様には印紙を貼ってもらいました。

売主側はその不動産屋が言うとおり印紙は貼っていないようです。

税務調査を受けたら、3倍の印紙代を払うことになるでしょう。

ひさしぶりにここまでいいかげんな不動産屋にあたりました。

業歴が長い=安心とはいえないのが不動産業界です。

株式トレーダーが記事盗用か、日経配信と酷似する表現多数
6月17日0時57分配信 読売新聞

 テレビやラジオで活躍する株式トレーダーの若林史江さん(30)の公式ホームページに、日本経済新聞社のグループ会社・日経QUICKニュース社が配信する株式相場の概況の記事と酷似する表現が複数引用されていることが16日、わかった。

 若林さんによると、日記形式で株の相場概況などを紹介しているHP「フミの株が好き♪」の表記が、ニュース社の記事と酷似しているとの指摘が13日に外部からあり、確認したところ、語尾を除いてほぼ同じ表記が複数見つかったという。

 若林さんはすでに日記を削除し、「数年前から忙しくて知人に書いてもらっていた。経緯を調査している」と釈明している。

 日経経営企画室の話「調査して厳正に対処する」

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この方はFPではない(株式トレーダー)のですが、FP類似職業であり、残念です。

※私のブログも新聞等の記事を転載していますが、出典を明らかにしていますので、盗用ではありませんよ(笑)。

ブログを書き続けるのは大変ですが、自分で書いていなかったことも残念です。

ミートホープ、船場吉兆などお客様を裏切った代償は重いです。

しかし、ふと悩みます。今考えている著書のタイトルはじつは類似したものが多数あります。

著書のタイトルは盗用になるのであろうか?

しかし、多くの著者で使っている言葉だからいいのかな?




08年06月23日

保険見直しの報告

私の保険見直しは、グループ保険や共済商品をおりまぜて行います。

そのため、私の取り扱っていない保険会社の商品をご提案することが多数です。

私の取り扱っている保険会社の商品については、その相談者が見直し申込をして、無事診査が通って成立して見直しが完了したことを確認できますが、グループ保険や共済商品ではそれができません。

相談者が自分で行わなくてはいけません。

先日、そのような保険見直しを提案した方が、見直した後の証券なども持って当方に寄ってくださいました。

無事、見直しが終わり保険料が大幅に安くなって、しかも十分な保障を備えて払い損になりにく保険設計になって喜んでおられました。


なかなか共済やグループ保険への見直しは確認しづらいのですが、このような報告があると非常に助かりますし、保険料が安くなった喜び、見直した後の保険に満足しているを話を聞く機会があると私としてもうれしくなります。
08年06月23日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
昨日は大学生のときの話でしたので、今回は高校生の話。

今の私としては失敗をしたことでした。

ある日、街中で外国人に話しかけられてついつい個人情報を話してしまいました。

するとどうやらキリスト教関係の勧誘だったらしく、その後もしつこく家に電話が来ました。

親が対応してくれて勧誘はやみましたが失敗でした。

しかし、かわいげのない高校生だった私がなぜ安易に外国人に話しをしてしまったのかには訳がありました。

その日の前日にテレビで外国人留学生の悩みを特集していたのを見たのです。

悩みの一つに
「もっと日本の方と話をしたいのに、日本の方は話しかけると逃げていってしまう。」

と言っていました。

それを聞いて、自分は外国人から話しかけられたら話し相手になろう!と思った矢先に勧誘目的の外国人に話しかけられた次第です。

世の中には様々な人がいるのだな。テレビなどのメディアからの話を鵜呑みにしてはいけない。自分で判断しないといけないと思った出来事でした。

ふと、大学生の頃の話を思い出しましたので書きます。

大学生の頃一人暮らしでアパートに入居していました。
ふとした事情で、8月に引っ越すことになったので、大家さんに、8月で引っ越すことを伝えたところ、

「こんな時期に引越しは認められない!引っ越すなら3月までの家賃を払いなさい!」と。

学生の時すでに宅建試験に合格していた私は「は?何を言っているんだ?」という感じでしたが、大家さんは大真面目でした。

その場では埒があかないので、いったん話は打ち切りましたが、少しして、「○○さんから説明してもらってください。」と大家さんに言われました。

ちょっと学生向きなので不動産屋が仲介したわけではなく、なんかの組合が間に立っていたので宅建業法的にどうなのかは今となっては疑問でしたが。

その○○さんのところに行きました。

その○○さんは大家さんの味方でみんな学生は3月までの契約となっている。3月までの家賃を払いなさいと。

しかし、そんなことは契約書のどこにもありません。(もしあったとしても違法(当時は定期借家法はなかったので)ですが。)

世間のことを知らない学生だからだませるとでも思ったのでしょうか?

確かに学生向けのアパートをやっている大家さんにとって8月に出られるのは痛いです。

しかし、それもリスクの一つです。

それを学生が相手だからと訳のわからない理屈で言いくるめて大金を巻き上げようとする態度は許せません。

結論はこのブログの読者ならお分かりだと思いますが、全面的に私の主張が勝ちました。

しぶしぶ大家さんと○○さんは転居を認め、敷金も全額戻してもらいました。

かわいげのない学生でしたね。


「西村さんのお叱りを受けて、家族でよく相談した結果、今回マイホームを買うのはやめました。あのまま○○○(某ハウスメーカー)ですすめていたらと思うとゾッとします。いずれお金を貯めてまたマイホームを買うときにはご相談させてください。」


私は、お客様を叱ることがあります。


業者にいいようにあしらわれて、本来自分たちが欲しくもないマイホームをいつのまにか契約させられそうになる方。

マイホームは人生で一度くらいしかない買い物。良くわからず、営業マンの進めるがままに無理な住宅ローンを組まされる。

ご主人は乗り気だが、奥様は実は乗り気ではない。

住宅ローンを返すには、ご主人だけの収入では無理。奥様も働かなくてはならない。しかし、奥様が子どもを保育園に預けずに手元において育てたい。

そんな中、無理にマイホームを購入したらどうなるか。

ご主人から、「早く働きに出ろ!」とか、家計が苦しいことの理由に「俺の稼ぎが少ないって文句を言いたいのか!」と夫婦喧嘩が耐えない家庭にもなりかねません。

みなさんは家が欲しいのですか?それとも楽しい家庭生活が欲しいのですか?

きれいなマイホームやマンションを買ってもそこに住む家族の絆がなく、殺伐した生活を送っても良いのですか?

きちんとそこを考えないお客様には遠慮なく叱り付けます。

叱るというのは、その方のことを本気で考えているから。

※売り手業者が「ぐずぐずしないで早く契約しろ」と叱るのは違いますよ。

買わない方が良いと堂々とアドバイスしてくれる立場のところに相談してからマイホームは契約してください。
私のお客様が最近ベビーラッシュです。

お客様から連絡を受けるケースもあれば、医療保険の請求で知るケースも。

常々、医療現場の実態から帝王切開の可能性は高い。出産をするような年代の女性は帝王切開の手術給付金が高い医療保険を勧めています。

その予測どおり、帝王切開になり数十万円の医療保険金を受け取って感謝されています。

※結構、保険に入っていても帝王切開の給付金が少ない医療保険の人が多いですので注意が必要です。

お子さんが生まれると、次は学資保険の相談があります。

ほとんどの学資保険は意味がないのでお勧めしません。
08年06月17日 | Category: 生命保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
6月14日の日本経済新聞に、先物取引の被害についての記事がありました。

先物取引で損をした場合、インターネットなどで損失を取り戻す方法の相談を受け付ける業者がある。

その業者は多額の前金を要求する。

しかし、実際は役に立たない助言だけで、2次被害となってしまう。

こうした業者に依頼する場合はまずは公的機関など相談センターに相談しましょう。

とありました。

ブログに書いてあるように実際に先物取引の損害を取り戻した実績から言わせていただくと、公的機関に相談しても解決にならないケースが多いと思います。実際そうでした。

ただ、相談が無料ですのでそのあたりは安心です。

ネット上の怪しいアドバイス業者に相談するのは、大変危険です。高額なアドバイス料だけで一円も戻ってこないようなことも。

なお、私が先日解決した事例では報酬はいただいておりません。

取り戻した金額は1000万円弱ですけど。

これだけの成果を出していますので、本来高額な報酬をもらってもいいのかもしれませんし、依頼者も払いたいとおっしゃっていますが、弁護士法に抵触しても嫌ですのでもらうつもりはありません。

ただ、このような依頼を受けるのは長年の私のお客様(顧客)に限ります。ですので、すでに被害にあって困っている方から急に依頼されてもお引き受けできません。

長年お付き合いしているお客様は家族構成やその方の人間性などをわかっているからこそ無報酬ででも助けたいと思いますので。

多くの方が優秀な顧問FPを持って、このようなことにも対応できるようになればと思います。

08年06月16日 | Category: 金融投資のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
08年06月14日

奥州地震

本日、午前8時40分頃私の住む町やその周辺で大地震がありました。

被災された方にお見舞い申し上げます。

当時、私はまだ自宅におりました。直下型のためすぐに大きな揺れになり、3歳の娘をテーブルの下に入れじっと部屋の真ん中でじっとしていました。

幸い、多少の物が落ちただけの被害で済みました。

本日は4組の相談者の予約がありましたが、JRが止まった、電話がつながらない(当方に遅れるとの連絡を入れたかったらしいのですが、地震の影響で電話がつながりませんでした。)

そのようなことで多少バタバタしました。

合間を見て、まだ小さなお子さんがいるお客様に無事の確認のメールをしたりしていました。

その後街を歩くと、建物やブロック塀のヒビが気になりました。以前からあったのか、今回の地震でできたのか。

いずれ起こる宮城県沖地震。

その備えのためにも防災対策をキチンとしないといけません。
こんにちは。

お金とくらしのセカンドオピニオンの総合的ファイナンシャルプランナー西村和敏in宮城・仙台です。

最近の相談事例で一歩間違えれば、人生が狂ってしまうような事例がありました。

自動車保険の見直しのご相談だったのですが、相談を進めていくうちになんと、所有車の内の一台が有効期間内の自動車保険証券があるのにも関わらず、実は自動車保険に加入していない無保険状態で毎日運転していたことがわかりました。

相談者はこれまでつきあいのある保険代理店に頼んで、きちんと自動車保険に加入しているつもりだったのですが、保険代理店が勘違いをしたのか、手続きを間違えたのかで、このような無保険状態が4ヶ月も続いていました。

無保険期間中の事故が無かったのは幸いですが、無保険状態に気づくや否や、そんな間違いをする代理店は信用できませんので、私の方で最優先に自動車保険加入の手続きをとりました。

もし今回相談をしないで、気づかないまま運転を続けていて何千万円の損害の事故が起きていたら・・・・と思うとゾッとします。

自動車保険は非常に難しいですが、必要な特約と不必要な特約を見極め、更に色々な条件を整えることで安い保険料で充実した保険にすることもできます。

保険代理店の人にまかせっきりで毎年更新していませんか?

無駄に高い保険料を払っていたり、必要な特約がついていなかったり、今回のように手続きを間違えて恐ろしい事態に陥ってしまうかもしれません。ぜひ、ご自分の保険をきちんと確認することをお勧めします。
08年06月13日 | Category: 自動車保険のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
08年06月12日

建売購入者お断り

「だから言ったじゃないですか!その建売を買うとトラブルになるって!」

「でも・・・・・(涙声)。なんとかしてください・・・・・。」

最近このやりとりが増えています。

半年〜1年以上前に建売を購入した相談者。

私は、基本的によほど厳しいチェックをした建売物件以外は相談者には購入を勧めません。

建売は売り手の都合に合わせた商品ですので。

電化製品や自動車などは、消費者の利便性や買いやすさを第一に追求して企業努力されています。

しかし、建売住宅に関しては業者の儲けが第一です。(すべての業者ではないと思いますが、多くがそうです。)

儲けるために土地を安く仕入れて、建物を安く建てる(安く建てられる間取りや工法)。そしてそれを近隣の注文住宅相場からほんの少し安い価格で販売する。

そういう実態を知っているからこそです。

しかし、現実には私のアドバイスを無視して建売を購入する方もいます。どうしても立地と予算とタイミングから建売が良く見えてしまった。

また、営業マンがうまかった。

購入当初はいいですが、購入してしばらく経ってから色々とトラブルが発生します。

洗濯パンから水があふれた!
クロスがしわくちゃになってきた!
エアコンをつけようとしたら、つけられないとわかった!
部屋がかび臭くなった!
サッシやドアに隙間ができた!
給湯器のお湯が水になる!
家の中がとても寒い(暑い!)
コンセントが足りない!(欲しいところに無い)
テレビの映りが悪い!
などなど。

建物の重要な構造部分の瑕疵であれば、10年の保証がありますが、(業者は倒産すれば別。第三者保証があればまだ救われますが)それ以外は保証外。

現状のまま引渡しが原則で、後は知らん振り。

この被害を回復させるには生半可なことではできません。

私も100万円近くの報酬(着手金)がもらえるなら、ともかくそうもいきません。

また、買い替えようと売りに出すと今度は、施工業者ではなく、売主の個人がその瑕疵について買主とトラブルになります。

残念ながら、建売を購入した方は私でも解決に導けないケースがほとんどです。

特に、私のアドバイスを無視して購入された方の建売のトラブル相談は、お断りいたします。

08年06月12日 | Category: お客さまの声
Posted by: fplifewv
破産した秋田市の商品先物取引会社「ファーストオプション」の詐欺事件は、架空のもうけ話にだまされる高齢者が後を絶たない現状を浮き彫りにした。たとえ容疑者が逮捕されても財産が戻ってくるケースは少なく、被害者は泣くに泣けない思いだ。被害を防ごうと、秋田県議会では強引な訪問販売などを禁止する罰則付き条例の制定も検討されているが、実現性は不透明。「結局、自己防衛に任せるしかない」と関係者は声をそろえる。(秋田総局・東野滋、鈴木拓也)

<670人から78億円>
 5月29日、同社元社長の細川広明容疑者(49)ら元幹部4人が詐欺容疑で県警に逮捕された。高齢者宅を訪問し、「高配当で元金保証」をうたい文句に、約670人から約78億円をだまし取ったとされる。

 「うまいこと言って全財産を奪った。あの男は人間の皮をかぶった悪魔だ」。夫婦で約2300万円の被害に遭った秋田市の60代の無職女性は憤る。

 1996年9月のある日、一本の電話がかかってきた。説明されたのは「海外商品先物オプション取引」という耳慣れない言葉。話を聞くだけならと承諾すると、すぐに同社の営業担当の男が訪ねてきた。

 「いくら聞いても仕組みを理解できなかった」という女性。男は週に1度は姿を現し、「低金利の銀行や郵便局に預けるより得だ」「原油価格が上がっており、確実にもうかる」と繰り返した。

<断れなくなった>
 約1年後、女性は初めて100万円を出資した。母の日には大きな造花、誕生日には手袋をプレゼントしてくれた男にいつしか親しみを感じ、断れなくなっていた。「『契約が取れないと怒られる』と話す男に、同情してしまった」

 女性は、同社が償還金や配当の支払いを停止する直前の2006年1月まで出資を続け、全財産を失った。「絶対に大丈夫。信用してほしい」という男の言葉を信じた末の悲劇。細川容疑者に損害賠償を求めた集団訴訟で勝訴したが、支払いは期待できず、被害回復は困難だ。

 秋田県生活センターには07年、電話勧誘や訪問販売の被害相談が690件寄せられた。222件(32.1%)が高齢者からだった。佐藤貞悦所長は「高齢者も将来に対する不安があり、うまい話に飛びついてしまう。実際の被害はもっと多いはずだ」と説明する。

6月2日河北新報

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ファーストオプションではありませんが、同様の海外先物取引問題は多数あります。

騙されたという一方、楽して儲けたいという消費者側にもある程度の責任があります。

周りの人が止めるのも聞かずに業者のことを信じて、結局何千万円も損をする。

弁護士も警察もほとんど力になってくれません。

ほとんど取り戻すことができないのですから。

それでも、私は別の先物取引業者に1000万円近い金額を取られた被害者(顧問先)の相談で、無事、取り戻しに成功しました。
※現実には分割払いなので、今は半額程度が回収された状況です。

基本的にこのような依頼は引き受けません。弁護士法にひっかかる可能性が高いので。
※実際はの窓口は弁護士に立ってもらいましたが、弁護士に引き受けてもらうために業者のことを調べて、回収の可能性が高いことを説得して引き受けてもらいました。

670人から78億円。

これが、このような詐欺で無くなるのではなく、良いことに使われたら・・・。







08年06月11日 | Category: 金融投資のセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
FPとしてのコンサルティングをする際にやっかいなのが、素人親戚のアドバイスです。

マイホーム取得に関して、事細かに提案して差し上げても、親戚のアドバイスの方を信じる(というか断れない)方もいます。

先日の方はもう1年近く前からの相談者ですが、定年退職後の住まい(一人暮らし)についての相談でした。

マイホームは無かったのですが、様々なことを伺った結果、平屋の新築で土地建物込みで2000万円以内なら買っても良いというアドバイスをしました。

その後、色々と物件を見たり、見なかったりして月日が経ちました。随時不動産の情報もお送りしていました。

すると先日、「建売を買うことにしました。」
と連絡がありました。

どうやら家を探していることを知った親戚が建売のチラシを見て「これはどうだ?」ということで見に行ったら、営業マンにのせられてその場で申込をして、1週間も経たないうちに契約させられていました。

契約を急がせる物件にロクなものは無いのですが、それでも条件に合っていればと思い色々聞いてみると、私のアドバイスとはまったく違う物件でした。

典型的な若いファミリー向けの戸建。

階段は急。
ドアは開き戸。
玄関や廊下の幅は狭い。
総2階建て。
1階に収納はほとんど無い。
冷暖房設備も無い。オール電化でもない。
浴室がせまく湯船の手すり等も無い。
キッチンも将来車椅子でも使えるような配置になっていない。
金額も2150万円とオーバー。固定資産税も高い。

60歳の一人暮らしの女性がここに住んでいいのでしょうか・・・。営業マンも本当にそれでいいと思っているのか・・・・。

一人暮らしですから下記のようなことが起こると大変です。

階段から落ちて脊髄などを損傷して寝たきりにならないか。(実際そのようになった親がいる相談者もいます。)

浴室で転倒して、骨折などしないか。

浴室の温度差でヒートショックで倒れて後遺症が残らないか。

灯油を入れる作業が必要となり、ヒートショックはもとより火災の可能性は高くないか。(年をとると目が見にくくなり、手元も危ないです。)

総2階であるため、壁や屋根の塗装をする際に足場が多く必要となるため高くなります。(100万円単位)

このようなことも考えて、私は提案したのですが、素人親戚のアドバイスで残念な結果になりました。

この親戚はこの提案した家のせいで、この方が寝たきりや車椅子生活になったときに助けてくれるでしょうか?

予算オーバーの上、メンテナンス費用も高くついてお金が無く苦しい生活をしたときに助けてくれるでしょうか?

おそらくそれは無いでしょう。助けないにしても罪悪感は持つかもしれません。(罪悪感を持たない業者よりはいいですが)

安易な素人アドバイスが一生の後悔にもなりえます。


仮に15年間事故がなくても、そのうち1階だけで暮らすようになります。そのとき1階に収納が無いため物に囲まれる生活をします。視力が衰えて、足元もおぼつかない状態で色々不自由があります。そこに石油ファンヒーターがあれば、火災につながる可能性も・・・・。


私の力の無さではありますが、その方の将来を憂います。ただただ事故が無いことを祈るのみです。


マイホーム関連の相談で困るのが、相談者の勝手な行動です。

予算が無制限、土地もある、住宅ローン審査も問題ないような方なら別にいいのですが、そうではない方は慎重に行動していただきたいです。

先日、マイホームを建てる業者のコンペを設定しました。3社のうち2社は相談者が自分で選んだ探した業者(私がOKを出した業者ですが)。もう1社はスピードが早くて良い仕事をする私が提案した業者。

私は、この3社から公平に1社を選んで欲しかったのですが、相談者が勝手に住宅ローンの仮審査を別に出してしまいました。(一応相談は受けましたが止める理由は言えないので、了承しました。)
こちらを仮にB銀行とします。

私はほぼ確実に審査が通ってその相談者に必要な条件(融資額、融資のタイミング)も満たす金融機関にのみ仮審査を出してもらっていました。
こちらを仮にA銀行とします。

すると、B銀行の方が金利が有利だということがわかりました。(私は知っていましたが、業者を決めてから交渉するつもりでした。)

A銀行ももちろん審査は通りました。

しかし、B銀行を選ぶためにはスピードが必要とされるのです。つまり私が提案した業者を選ばないといけないのです。

実は相談者は私が提案した1社ではなく、自分で選んだ1社を気に入っていました。

もしB銀行の仮審査の結果を知らなければ自分の気に入った業者に即決していたと思います。

しかし、B銀行の金利を知ってしまった以上、相談者は悩んでいます。

私も私が提案した業者を贔屓しているのではないかと思われたくないので、難しい立場です。
(確かに金利の面などのこともあって、実際の価格より相当安くなる可能性があることは知っていて提案しましたが、それで私がその業者の味方と思われたくないので。)

本来の私が想定したコンペの流れであれば、

?公平な立場で業者を選んでもらう。

?業者と詳細を詰める間に他の金利の安い金融機関に仮審査を出して、より条件の良いところを選ぶ。
(すでに1社仮審査も通って、業者も確定しているので交渉がしやすくなります。)

?スピードが多少遅くても金利等有利にしてくれる金融機関を交渉しながら選び申し込む。

だったのですが・・・・。
これなら、相談者も満足いくマイホーム選びができたのですが・・・。

相談者自らが招いたトラブルとはいえ、全面的に信頼を得られていなかった私の力の無さともいえます。




08年06月09日 | Category: 住宅ローンのセカンドオピニオン
Posted by: fplifewv
08年06月06日

セミナー活動

広告でさんざん失敗して、どうやって相談者を得られたのか。

それは、セミナー活動です。

地域の施設を借りて、そこでお金や人生設計や保険に関するセミナーを毎月のようにやりました。

集まる人数は少ないですが、お金や人生設計に興味がある、意識の高い人が来てくれました。

無料の告知や地域施設のロビーにチラシをおく程度でなるべくお金をかけずにやりました。

それが後々の独立FPとしての成功につながるきっかけとなりました・・・・。

そろそろ飽きてこられたと思うので来週からは通常のブログに戻します。

また機会があれば独立したての頃の話を書きたいと思います。
08年06月05日

営業活動

独立にあたっては、まずホームページは必須なのですぐに作りました。

ある程度のSEOもしました。(失敗も数々ありました。ムダなお金を何十万円も払いました・・・・。)

チラシを作ってのDM作戦、早朝に自転車をこいでポスティングをしたりもしました。

まだ当時のチラシは残っています。

私に相談すれば100万円以上得をします!という内容で怪しかったかもしれません。でも事実なので・・・・。

たった5000円の相談料でこんなに得をするんだからチラシを見て問い合わせが来るだろうと安易に考えていたかもしれません。

フリーペーパーへの広告もよくしました。

それらの努力をしましたが、相談の問い合わせは皆無でした。チラシが怪しかったのか、FP=保険を売られるという勘違いなのか、実態がない相談だけの仕事に一時間5000円も払うなんて考えられない。
ということなのか・・・。

これらの広告にも100万円以上使ったのではなかったかと思います。

大部分はムダだったかもしれません。

そのムダも今となっては貴重な経験です。

08年06月04日

FPの事務所開設

仙台でFPとして独立することを決めましたが、事務所をどうするかで悩みました。

東京での独立FPは、共同オフィスの中のブースで活動している方が多く、独自の店舗を持っているのは保険代理店FPの方ばかりでした。

仙台でも共同オフィスはあるのですが、立地の割りに家賃も高く魅力がありませんでした。

また独立FPが仙台で成功するか不安でしたので店舗型にするのもハイリスクでした。

そこで、街中にも近いところの賃貸マンション(事務所として使っている方も多い)を借りてそこに自宅兼の事務所としました。

今思えば独立FPとして失敗を恐れていたのかもしれません。(店舗を出してしまうと、閉める時が恥ずかしい)

ただ、まだ子どもが生まれたばかりということもありましたし、その頃は「相談者の自宅に伺ってこそ、生活の様子がわかってきちんとしたアドバイスができる!」と事務所に相談者に来てもらうことはないと考えていましたので、そのようなことになりました。

今思うと失敗だったかもしれませんね。

でも、独立FPとして軌道に乗る前に店舗を出していたら、やはり失敗して閉めていたかもしれませんから、良かったのかもしれません。
FPとして独立するか迷っていましたが、すでに前の会社は辞めて妻は出産のために仙台に来ていました。(私はまだ東京で再就職することも考えていましたので東京にいました。)

そんなこともあり、まずは仙台でセミナーをやってみようということでセミナーを開催しましたが、集まったのは2,3人でした。

しかし、その中の一人が、「話を聞いて感動しました。世の中にはちゃんとしたFPもいるんですね。」と言ってくれました。

FPという肩書きの人に相談に行ったことがあるがただの保険代理店でがっかりしたというのです。

私が思っていたことを相談者も同じように思っていたのだとうれしく思いました。

FPはただの保険代理店ではなく、もっと高度で幅広い知識と経験を元に世の人のために役に立つ仕事なのだとあらためて思いました。

それも一つの理由として、仙台で独立することになりました。
FPとして独立する前に、独立FPのための教育機関というか、FPの団体にも話を聞きにいきました。

実際、独立FPとして成功するにはどうしているのか、成功している人はどうなのかなど。

相談に当たってくれたS氏は、
「独立後3年は収入がないつもりでないとやめたほうが良い。」とアドバイスしてくれました。

まだ20代の私はそこまでの貯金はありませんでしたし、これから子どもが生まれるという状況でした。

多分、今の私が当時の私に相談されたとしたらS氏と同じようなアドバイスをしたでしょう。

幸いなことにS氏のアドバイスは外れなんとか3年で、FPとして食える状況になっています。

それがひょんなことから、私が関わっている団体の新入社員としてそのS氏が入ってくるのを知りました。
※新入社員といっても50代ですが。

前の職場から転職したが、うまくいかずハローワークで求人をしていたとのことです。

おかしなめぐり合わせです。

ある意味、3年でうまくいったのは幸運だったのかもしれませんし、支えてくれた相談者や家族に感謝です。