08年03月31日
デジタルペン
■「デジタルペン」
今回は、IT技術の中から「デジタルペン」をご紹介します。
この話は、顧問先のキョーラクシステムクリエート?の金融ソリューション
部門が事業展開し始めたものです。
この事業部では、金融機関のソリューションを担当しているのですが、
渉外担当者向けのソリューションとして始まったものです。
最近の金融商品は「為替レート」や「相場」というものに連動するものが
多くなっていて、
お客様にサインを頂いても3時までに入力しないと条件が変わる
という具合なのだそうです。
その為に、渉外担当者は、早めに帰社する必要があったのです。
こんな問題を解決するのがBPRという手法なのですが、
モバイル環境でパソコンというのでは大掛かりな印象があり、
現地でお客様に署名して頂く
という重要な行為もあって「デジタルペン」が生まれたのです。
特殊印刷の用紙が必要なのですが、
ボールペン感覚で「デジタルペン」を使って記入するだけで、
そのイメージが連動した携帯電話を経由してサーバーに届いて、
イメージから文字解析してくれるのです。
この解析結果は、
現場の渉外担当者の携帯電話にも返送されますし、
事務所でデスクと呼ばれる方のパソコンにも同時に表示されるのです。
携帯電話の画面では、文字数の加減もあって難しい面もあると思いますが、
デスクのパソコンには、イメージと変換された文字が同時に表示されるので、
私のようなクセ字もイメージで見れるので、目で検査できるのです。
このダブル・チェックで安心して運用できるとの事です。
この場合、BPRポイントは、
1)デジタルペンと携帯電話を使うカンタンIT革新なので、
渉外担当者の負担が少ない
2)その場で申込書を書くので、お客様に手渡せて「安心・安全」である
3)サーバーに即時伝送されて、イメージと解析結果をデスク担当が
チェックできる
4)その結果、渉外担当者は、帰社して入力する必要がなくなる
5)当然、訪問件数が増える
という事であります。
■「デジタルペン」の応用
この「デジタルペン」の開発元は、
・公共機関の窓口で「申込書」や「申請書」のアプリケーション
・製品検査工程で「検査票」に書き込むアプリケーション
・配送関連で「納品書」アプリケーション
・屋外での「調査」アプリケーション
・手書き図面からCADへのアプリケーション
・研究者向けの「デジタルアイデアノート」というアプリケーション
・一般向けの「書メール」アプリケーション
などを取り上げています。
公共機関の場合、依頼人が申請書を書くと同時にイメージデータが送られて、
窓口担当者はパソコンに出る変換文字を確認して、依頼人の欲しい情報を
早期に把握して、事前処理が可能になるのです。
ここで、注目したいのは「配送関連」です。
昔から言われている「御用聞き営業」というスタイルの「革新」として
「デジタルペン」をお薦めしたいのです。
問屋業を革新するには、いろんな手法が用意されていますが、
現場展開という「ドロ臭い」世界がどうしても残ってしまうのです。
最近の問屋業さんを見ていると
10数年前は、30%くらいのお客様で80%の売上を作っていたのが、
最近では、10%程度のお客様で80%の売上を作っている
という現象があります。
「80:20の法則」は、統計学的に普遍化されたものですが、
問屋業は、ドンドン売上が下がり、コアとなるお客様に集中しているのです。
「ABCランク」で表現すると
SAと呼ばれる主要顧客に集中して、AやB・Cはドンドン遠のいている
という極端化現象なのです。
■「納入営業のカンタンIT革新」
このような状況を打開する「革新」として
「デジタルペン」
をお薦めするのです。
問屋さんの営業スタイルの一つは、
バン型のクルマに商品(消耗品)を満載して、お客様をドンドン訪問して、
消耗品の補充を行いながら「御用」を聞く
というスタイルだったのです。
このスタイルのポイントは、
1)消耗品が中心なので、お客様も気楽に応対できるロープレッシャー型
2)しかし、物を買うと心も緩んでしまいドンドン会話が進むのです
3)この「緩み」から事情を聞き出し、ニーズやウオンツを発掘する
4)それを専門の営業に連携して商談化する
という事なのです。
12月8日号で「パワフル化3段階」を書いていますが、
この営業スタイルは、その第1段階:「3つのスキル」
1)「リレーション構築スキル」
2)「ヒアリング・スキル」
3)「壁突破スキル」
のうち1)と2)を上手くクリアするものなのです。
参照:http://www.web-ami.com/mailnews/071208.html
ところが、長引く不況で、このスタイルの営業マンがいなくなって来ている
のです。
この結果、第2段階:「5段階強化法」である
1)効率的に活動量を増やす
2)強化すべき顧客を明確にする
3)顧客ニーズを把握する
4)提案力を高める
5)課題解決力を高める
というシナリオが、最初の「1)効率的に活動量を増やす」でつまづいて
2)〜5)以前の問題になってしまっているのです。
ベーシックな活動量が減少するので、当然の如く、
ごく少数のSAランクのお客様に集中してしまうのです。
私は、このベーシックな活動を重視して、これを解決する事が真の革新に
なると考えます。
しかし、消耗品でお客様を次から次へと回る「ドロ臭い」営業なのです。
この「ドロ臭い」を「デジタルペン」と携帯電話を組み合わせて、
ちょっと「キラっ!」と「華」をつけたいのです。
BPRポイントを整理すると、
1)デジタルペンと携帯電話を使うので、誰でも対応が出来る
2)その場で納品書を書くので、お客様は「安心・安全」である
3)サーバーに即時伝送されて、イメージと解析結果をデスク担当が
チェックできる
4)その結果、営業マンは、帰社して伝票処理する必要がなくなる
5)ドンドン訪問出来るので、訪問件数が増える
6)管理面でもデータ処理がリアルなので、バンにある消耗品在庫も
適切に把握できる
7)納品書がリアル処理なので、受注・売上・請求処理をコンピュータに
任せて自動化できる
などなのです。
そして、重要なことは、第3段階:「ビジネス・モデル」化
なのです。
カンタンに「ビジネス・モデル」と言いますが、
★「個人」の軸・・スキルアップ
★「組織」の軸・・連携力
★「情報」の軸・・支援力
という3次元的にとらえる事が重要であり、
★「ドロ臭い」をIT技術で「キラっ!」と「華」をもたせる事で
「誇り」という大きなエネルギーが復活させる事で
真の「ビジネス・モデル」となるのです。
■まとめ
・デジタルペンと携帯電話を使うカンタンIT革新
・「ドロ臭い」を「デジタルペン」と携帯電話を組み合わせて、
ちょっと「キラっ!」と「華」をつける。
・現場では紙が残るので安心・安全
■当「AMIニュース」のバックログは、
http://www.web-ami.com/mailnews/main.html
でご参照ください。
今回は、IT技術の中から「デジタルペン」をご紹介します。
この話は、顧問先のキョーラクシステムクリエート?の金融ソリューション
部門が事業展開し始めたものです。
この事業部では、金融機関のソリューションを担当しているのですが、
渉外担当者向けのソリューションとして始まったものです。
最近の金融商品は「為替レート」や「相場」というものに連動するものが
多くなっていて、
お客様にサインを頂いても3時までに入力しないと条件が変わる
という具合なのだそうです。
その為に、渉外担当者は、早めに帰社する必要があったのです。
こんな問題を解決するのがBPRという手法なのですが、
モバイル環境でパソコンというのでは大掛かりな印象があり、
現地でお客様に署名して頂く
という重要な行為もあって「デジタルペン」が生まれたのです。
特殊印刷の用紙が必要なのですが、
ボールペン感覚で「デジタルペン」を使って記入するだけで、
そのイメージが連動した携帯電話を経由してサーバーに届いて、
イメージから文字解析してくれるのです。
この解析結果は、
現場の渉外担当者の携帯電話にも返送されますし、
事務所でデスクと呼ばれる方のパソコンにも同時に表示されるのです。
携帯電話の画面では、文字数の加減もあって難しい面もあると思いますが、
デスクのパソコンには、イメージと変換された文字が同時に表示されるので、
私のようなクセ字もイメージで見れるので、目で検査できるのです。
このダブル・チェックで安心して運用できるとの事です。
この場合、BPRポイントは、
1)デジタルペンと携帯電話を使うカンタンIT革新なので、
渉外担当者の負担が少ない
2)その場で申込書を書くので、お客様に手渡せて「安心・安全」である
3)サーバーに即時伝送されて、イメージと解析結果をデスク担当が
チェックできる
4)その結果、渉外担当者は、帰社して入力する必要がなくなる
5)当然、訪問件数が増える
という事であります。
■「デジタルペン」の応用
この「デジタルペン」の開発元は、
・公共機関の窓口で「申込書」や「申請書」のアプリケーション
・製品検査工程で「検査票」に書き込むアプリケーション
・配送関連で「納品書」アプリケーション
・屋外での「調査」アプリケーション
・手書き図面からCADへのアプリケーション
・研究者向けの「デジタルアイデアノート」というアプリケーション
・一般向けの「書メール」アプリケーション
などを取り上げています。
公共機関の場合、依頼人が申請書を書くと同時にイメージデータが送られて、
窓口担当者はパソコンに出る変換文字を確認して、依頼人の欲しい情報を
早期に把握して、事前処理が可能になるのです。
ここで、注目したいのは「配送関連」です。
昔から言われている「御用聞き営業」というスタイルの「革新」として
「デジタルペン」をお薦めしたいのです。
問屋業を革新するには、いろんな手法が用意されていますが、
現場展開という「ドロ臭い」世界がどうしても残ってしまうのです。
最近の問屋業さんを見ていると
10数年前は、30%くらいのお客様で80%の売上を作っていたのが、
最近では、10%程度のお客様で80%の売上を作っている
という現象があります。
「80:20の法則」は、統計学的に普遍化されたものですが、
問屋業は、ドンドン売上が下がり、コアとなるお客様に集中しているのです。
「ABCランク」で表現すると
SAと呼ばれる主要顧客に集中して、AやB・Cはドンドン遠のいている
という極端化現象なのです。
■「納入営業のカンタンIT革新」
このような状況を打開する「革新」として
「デジタルペン」
をお薦めするのです。
問屋さんの営業スタイルの一つは、
バン型のクルマに商品(消耗品)を満載して、お客様をドンドン訪問して、
消耗品の補充を行いながら「御用」を聞く
というスタイルだったのです。
このスタイルのポイントは、
1)消耗品が中心なので、お客様も気楽に応対できるロープレッシャー型
2)しかし、物を買うと心も緩んでしまいドンドン会話が進むのです
3)この「緩み」から事情を聞き出し、ニーズやウオンツを発掘する
4)それを専門の営業に連携して商談化する
という事なのです。
12月8日号で「パワフル化3段階」を書いていますが、
この営業スタイルは、その第1段階:「3つのスキル」
1)「リレーション構築スキル」
2)「ヒアリング・スキル」
3)「壁突破スキル」
のうち1)と2)を上手くクリアするものなのです。
参照:http://www.web-ami.com/mailnews/071208.html
ところが、長引く不況で、このスタイルの営業マンがいなくなって来ている
のです。
この結果、第2段階:「5段階強化法」である
1)効率的に活動量を増やす
2)強化すべき顧客を明確にする
3)顧客ニーズを把握する
4)提案力を高める
5)課題解決力を高める
というシナリオが、最初の「1)効率的に活動量を増やす」でつまづいて
2)〜5)以前の問題になってしまっているのです。
ベーシックな活動量が減少するので、当然の如く、
ごく少数のSAランクのお客様に集中してしまうのです。
私は、このベーシックな活動を重視して、これを解決する事が真の革新に
なると考えます。
しかし、消耗品でお客様を次から次へと回る「ドロ臭い」営業なのです。
この「ドロ臭い」を「デジタルペン」と携帯電話を組み合わせて、
ちょっと「キラっ!」と「華」をつけたいのです。
BPRポイントを整理すると、
1)デジタルペンと携帯電話を使うので、誰でも対応が出来る
2)その場で納品書を書くので、お客様は「安心・安全」である
3)サーバーに即時伝送されて、イメージと解析結果をデスク担当が
チェックできる
4)その結果、営業マンは、帰社して伝票処理する必要がなくなる
5)ドンドン訪問出来るので、訪問件数が増える
6)管理面でもデータ処理がリアルなので、バンにある消耗品在庫も
適切に把握できる
7)納品書がリアル処理なので、受注・売上・請求処理をコンピュータに
任せて自動化できる
などなのです。
そして、重要なことは、第3段階:「ビジネス・モデル」化
なのです。
カンタンに「ビジネス・モデル」と言いますが、
★「個人」の軸・・スキルアップ
★「組織」の軸・・連携力
★「情報」の軸・・支援力
という3次元的にとらえる事が重要であり、
★「ドロ臭い」をIT技術で「キラっ!」と「華」をもたせる事で
「誇り」という大きなエネルギーが復活させる事で
真の「ビジネス・モデル」となるのです。
■まとめ
・デジタルペンと携帯電話を使うカンタンIT革新
・「ドロ臭い」を「デジタルペン」と携帯電話を組み合わせて、
ちょっと「キラっ!」と「華」をつける。
・現場では紙が残るので安心・安全
■当「AMIニュース」のバックログは、
http://www.web-ami.com/mailnews/main.html
でご参照ください。
08年03月29日
5力について
■「5力」について
今回は、情報活用法について、私が実施している方法をご紹介したいと
思います。
3月15日号で「ICT」について書きましたが、あるお客様から、
「Informaionは「情報」だが、情報だけでは「情」というものが伝わらない
ので、この「情」をCommunicationに込めるのですね」
というコメントを頂きました。
参照:http://www.web-ami.com/mailnews/080315.html
たしかに「情」なのですが、その「情」を伝えるというのは難しいですね。
心に響くメッセージ(情)という視点が重要ですね。
私は、「心に響く」という点では、トヨタの鍔本先生から
「情報」は「関心」というフィルターを通して頭に入り蓄積されるので、
「関心」というフィルターを磨く必要がある
と教えられました。
皆さんも色んな「情報源」を持っておられると思いますが、
私の「情報源」の一つは、毎日配達される「新聞」なのです。
どの新聞もいろんな記事を掲載しており、各自の関心に応じて記事を
ピックアップするのです。
新聞記事の多くは、テレビのニュースなどでも報じられるので、
私は、その残りの部分に興味をもっています。
毎日、点検しているのは、書籍のPR欄です。
最近では、「5力」という本が出版されてる事を知りました。
この本は、PRでも大筋が分かるようになっていますが、
さらに、インターネットで検索して見ますと結構、詳細に紹介されている
のです。
例えば、著者は、白潟敏朗氏でトーマツイノベーション株式会社の
代表取締役社長との事で、さらに、目次も公開されています。
インターネットでは、同書の目次が次のように公開されています。
第1力「聴く力」で「話し手の心を開く聴き方」ができる。
(聴くモードスイッチ/へそぎき/あいのソナタ(あいソナ)/忍法おうむ
返し)
第2力「考える力」で「ロジカル・シンキング」ができる
(なぜならばシート(なぜシー)/3つにまとめる訓練シート(みつまめ
くん)/メリデメ・シンキングシート(メデシー))(なぜならばシート
(なぜシー)
第3力「話す力」で「説得力のある話」ができる
(セリフ007/にこチラ/具数一(グースーヒー)/結論からいうと、
なぜならば)
第4力「書く力」で「伝わる文章」を書くことができる。「
(これかライティングシート/文書のGood Styleシート(グッシー)
/プリントからスタート(プリスタ)/もじ50/主をぬくな)
第5力「時間力」で「仕事をスムーズに進める」ことができる
(じかん上手/できる私は30から/マイアポもテチョ〜ル/毎日・ときどき
・多分)
と言う具合に魅力的な内容です。
すなわち、「聴く・考える・話す・書く・時間」の5要素を
ちょっと洒落たフレーズにしてコツを書いておられるようです。
新聞広告を参照しますと
★「へそぎき」は、「上手なあいづち」
★「セリフ007」は、「内容は7%」
★「にこチラ」は、「笑顔」
★「具数一」(グースーヒー)は、「具体的」「数字」「一言」
★「できる私は30から」は、「30分きざみ」
と何か怪しそうな言葉も具体的に理解できます。
例えば、「へそぎき」は、「へー、そんなや〜」と相手を受け入れる事を
書いているという風に自分で理解しています。
また、「みつまめくん」という手法は、
多くの方がスピーチなどで活用されていて、
私が最初に出会ったのはトヨタ自動車の担当員をされていた方(名前?)
でした。
具体的には、
1)10分スピーチの場合、3のテーマを「3段論法」で組立てる
2)スピーチの最初に3つのことを話しますと紹介する
3)そして、1つ目は・・と順に話して、
4)最後に、本日は、この3つをお話しましたとまとめる
というものでした。
この類のハウツウ本から「何か」一つ「身になるもの」が発見できれば、
書籍代(この場合、1,365円)は安いものと思っています。
■「一つを徹底する」
ハウツウ本には、「○○100の法則」と言う風なタイトルの物がありますが
実際には、100も同時に実践できる人はいないと思います。
上記の「5力」という本は、「特製シート8枚つき」とありますので、
その中で「一つ」自分が実践するシートがあれば御の字です。
何事も「出来る事一つを徹底する」(凡事徹底)が基本です。
ところが、誰しもそうはいかないのが人情なのです。
「あれこれ」と次から次へと新しい事が現れるのです。
私が船井総研で勉強した時の宮内先生は
「発散ばかりでなく収束させる事が大切だ」
と教えてくださったのを思い出します。
平成6年の話なのですがコンサルタント養成学校に通った時の話です。
大阪の同期生は30名ほどいました。
それぞれコンサルタントを志す方ですから、
いろんな経験や能力を持っておられるのです。
しかし、私を含めて、人間の特性として
「無いものねだり」で「願望」ばかりを追い求めるのです。
宮内先生は「心観学術体」という事で、何事も
「心」・・経営理念のような一点に煎じ詰めた凝縮されたもの
「観」・・その凝縮されたものをベースにした行動基準
「学」・・業種業態に応じた経営ノウハウ
「術」・・実際に実践できる技術・手法
「体」・・その技術・手法を実践できる能力・体力・気力・根気
の5つの要素が重要であると話されていました。
実際には「体」のところが「金」になるのです。
この「金」になる「体」や「術」が大切だと教えられたのです。
多くの経営者は
「神風が吹くのを期待する」
かのように即効果の成功事例に群がるのです。
成功事例を学ぶことは大変重要なのですが、
自社には、それなりの歴史があるので、「学」レベルでノウハウを仕入れても
自分たちの「経験」を活かせる「術」でないと現場(体)は身動きできない
のです。
小泉さんは「抵抗勢力」と言いましたが、
新しいことが現実とギャップが大きいと誰も動けなくなるのです。
よく「改善の4人衆」と言うのですが、
1)トンでもないことを言い出す人
2)そのトンでもないギャップを埋める方法をヒラメク人
3)そのヒラメキを徹底して実践し「術」化する人
4)その「術」を横展開する人
という4つの役割を果たすことが重要なのです。
だから、フランチャイズに加盟して「マニュアル」を購入しても、
「改善の4人衆」と「時間」が欠けると自分のものに出来ないのです。
「マニュアル」を買っても、出来ることから一つずつという
「凡事徹底」
の精神で進めるのです。
「マニュアル」が「神風」になると期待するのは「妄想」に過ぎないのです。
「出来ることからコツコツと」が大切です。
■「凡事徹底」
イエローハットの鍵山会長は
「10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史になる。 50年神のごとし」
とおっしゃっているそうです。
「凡事」とは、
A:当たり前のことを
B:バカにしないで
C:チャンとやる事
なのです。
よく「三日坊主」と言いますが、人は、なかなか継続できないのです。
「凡事」は、人によって違って来ます。
私にとって、このメールを書くことは「凡事」なのです。
私の「才能・経験・根性」の3拍子にピッタリなので「凡事」なのです。
いろんな方から「よく書けるね」と半分、あきれ顔で声をかけて頂きますが、
全く苦痛ではないのです。
私は、「凡事」には、そういう面があると思っています。
しかし、組織になると
例えば「5S」(整理・整頓・清掃・清潔・躾け)という言葉があるように、
ベーシックな整理・整頓・清掃・清潔という作業を
「躾ける」というパワーが必要になるのです。
鍵山さんは「そうじの会」で有名でいらっしゃいますが、
「5S」のうち「清掃」「清潔」という2点が「凡事」となる事を
10年偉大なり、
20年畏るべし、
30年歴史になる、
50年神のごとし
とおっしゃっているのです。
「10年偉大なり」は、「凡事徹底」とは言っても崩れやすいと言う戒めでも
あると思います。
最近の若い人は「躾けられる」ことに慣れていないのです。
私は、「風土」で「躾ける」ことが重要と思っています。
新人として会社に入って来た時に、
「凡事徹底」が社内に行き亘っていて「社風」となっている
事が重要なのです。
「10年偉大なり」は、「風土」が完成していることを意味しているのです。
「凡事」=「ABC」
A:当たり前のことを
B:バカにしないで
C:チャンとやる
この徹底が重要なのです。
■まとめ
・「情報」は「関心」というフィルターを通して頭に入り蓄積される
・「何か」一つ「身になるもの」が発見
・「発散ばかりでなく収束させる事が大切」
・「凡事」=「ABC」
■当「AMIニュース」のバックログは、
http://www.web-ami.com/mailnews/main.html
でご参照ください。
今回は、情報活用法について、私が実施している方法をご紹介したいと
思います。
3月15日号で「ICT」について書きましたが、あるお客様から、
「Informaionは「情報」だが、情報だけでは「情」というものが伝わらない
ので、この「情」をCommunicationに込めるのですね」
というコメントを頂きました。
参照:http://www.web-ami.com/mailnews/080315.html
たしかに「情」なのですが、その「情」を伝えるというのは難しいですね。
心に響くメッセージ(情)という視点が重要ですね。
私は、「心に響く」という点では、トヨタの鍔本先生から
「情報」は「関心」というフィルターを通して頭に入り蓄積されるので、
「関心」というフィルターを磨く必要がある
と教えられました。
皆さんも色んな「情報源」を持っておられると思いますが、
私の「情報源」の一つは、毎日配達される「新聞」なのです。
どの新聞もいろんな記事を掲載しており、各自の関心に応じて記事を
ピックアップするのです。
新聞記事の多くは、テレビのニュースなどでも報じられるので、
私は、その残りの部分に興味をもっています。
毎日、点検しているのは、書籍のPR欄です。
最近では、「5力」という本が出版されてる事を知りました。
この本は、PRでも大筋が分かるようになっていますが、
さらに、インターネットで検索して見ますと結構、詳細に紹介されている
のです。
例えば、著者は、白潟敏朗氏でトーマツイノベーション株式会社の
代表取締役社長との事で、さらに、目次も公開されています。
インターネットでは、同書の目次が次のように公開されています。
第1力「聴く力」で「話し手の心を開く聴き方」ができる。
(聴くモードスイッチ/へそぎき/あいのソナタ(あいソナ)/忍法おうむ
返し)
第2力「考える力」で「ロジカル・シンキング」ができる
(なぜならばシート(なぜシー)/3つにまとめる訓練シート(みつまめ
くん)/メリデメ・シンキングシート(メデシー))(なぜならばシート
(なぜシー)
第3力「話す力」で「説得力のある話」ができる
(セリフ007/にこチラ/具数一(グースーヒー)/結論からいうと、
なぜならば)
第4力「書く力」で「伝わる文章」を書くことができる。「
(これかライティングシート/文書のGood Styleシート(グッシー)
/プリントからスタート(プリスタ)/もじ50/主をぬくな)
第5力「時間力」で「仕事をスムーズに進める」ことができる
(じかん上手/できる私は30から/マイアポもテチョ〜ル/毎日・ときどき
・多分)
と言う具合に魅力的な内容です。
すなわち、「聴く・考える・話す・書く・時間」の5要素を
ちょっと洒落たフレーズにしてコツを書いておられるようです。
新聞広告を参照しますと
★「へそぎき」は、「上手なあいづち」
★「セリフ007」は、「内容は7%」
★「にこチラ」は、「笑顔」
★「具数一」(グースーヒー)は、「具体的」「数字」「一言」
★「できる私は30から」は、「30分きざみ」
と何か怪しそうな言葉も具体的に理解できます。
例えば、「へそぎき」は、「へー、そんなや〜」と相手を受け入れる事を
書いているという風に自分で理解しています。
また、「みつまめくん」という手法は、
多くの方がスピーチなどで活用されていて、
私が最初に出会ったのはトヨタ自動車の担当員をされていた方(名前?)
でした。
具体的には、
1)10分スピーチの場合、3のテーマを「3段論法」で組立てる
2)スピーチの最初に3つのことを話しますと紹介する
3)そして、1つ目は・・と順に話して、
4)最後に、本日は、この3つをお話しましたとまとめる
というものでした。
この類のハウツウ本から「何か」一つ「身になるもの」が発見できれば、
書籍代(この場合、1,365円)は安いものと思っています。
■「一つを徹底する」
ハウツウ本には、「○○100の法則」と言う風なタイトルの物がありますが
実際には、100も同時に実践できる人はいないと思います。
上記の「5力」という本は、「特製シート8枚つき」とありますので、
その中で「一つ」自分が実践するシートがあれば御の字です。
何事も「出来る事一つを徹底する」(凡事徹底)が基本です。
ところが、誰しもそうはいかないのが人情なのです。
「あれこれ」と次から次へと新しい事が現れるのです。
私が船井総研で勉強した時の宮内先生は
「発散ばかりでなく収束させる事が大切だ」
と教えてくださったのを思い出します。
平成6年の話なのですがコンサルタント養成学校に通った時の話です。
大阪の同期生は30名ほどいました。
それぞれコンサルタントを志す方ですから、
いろんな経験や能力を持っておられるのです。
しかし、私を含めて、人間の特性として
「無いものねだり」で「願望」ばかりを追い求めるのです。
宮内先生は「心観学術体」という事で、何事も
「心」・・経営理念のような一点に煎じ詰めた凝縮されたもの
「観」・・その凝縮されたものをベースにした行動基準
「学」・・業種業態に応じた経営ノウハウ
「術」・・実際に実践できる技術・手法
「体」・・その技術・手法を実践できる能力・体力・気力・根気
の5つの要素が重要であると話されていました。
実際には「体」のところが「金」になるのです。
この「金」になる「体」や「術」が大切だと教えられたのです。
多くの経営者は
「神風が吹くのを期待する」
かのように即効果の成功事例に群がるのです。
成功事例を学ぶことは大変重要なのですが、
自社には、それなりの歴史があるので、「学」レベルでノウハウを仕入れても
自分たちの「経験」を活かせる「術」でないと現場(体)は身動きできない
のです。
小泉さんは「抵抗勢力」と言いましたが、
新しいことが現実とギャップが大きいと誰も動けなくなるのです。
よく「改善の4人衆」と言うのですが、
1)トンでもないことを言い出す人
2)そのトンでもないギャップを埋める方法をヒラメク人
3)そのヒラメキを徹底して実践し「術」化する人
4)その「術」を横展開する人
という4つの役割を果たすことが重要なのです。
だから、フランチャイズに加盟して「マニュアル」を購入しても、
「改善の4人衆」と「時間」が欠けると自分のものに出来ないのです。
「マニュアル」を買っても、出来ることから一つずつという
「凡事徹底」
の精神で進めるのです。
「マニュアル」が「神風」になると期待するのは「妄想」に過ぎないのです。
「出来ることからコツコツと」が大切です。
■「凡事徹底」
イエローハットの鍵山会長は
「10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史になる。 50年神のごとし」
とおっしゃっているそうです。
「凡事」とは、
A:当たり前のことを
B:バカにしないで
C:チャンとやる事
なのです。
よく「三日坊主」と言いますが、人は、なかなか継続できないのです。
「凡事」は、人によって違って来ます。
私にとって、このメールを書くことは「凡事」なのです。
私の「才能・経験・根性」の3拍子にピッタリなので「凡事」なのです。
いろんな方から「よく書けるね」と半分、あきれ顔で声をかけて頂きますが、
全く苦痛ではないのです。
私は、「凡事」には、そういう面があると思っています。
しかし、組織になると
例えば「5S」(整理・整頓・清掃・清潔・躾け)という言葉があるように、
ベーシックな整理・整頓・清掃・清潔という作業を
「躾ける」というパワーが必要になるのです。
鍵山さんは「そうじの会」で有名でいらっしゃいますが、
「5S」のうち「清掃」「清潔」という2点が「凡事」となる事を
10年偉大なり、
20年畏るべし、
30年歴史になる、
50年神のごとし
とおっしゃっているのです。
「10年偉大なり」は、「凡事徹底」とは言っても崩れやすいと言う戒めでも
あると思います。
最近の若い人は「躾けられる」ことに慣れていないのです。
私は、「風土」で「躾ける」ことが重要と思っています。
新人として会社に入って来た時に、
「凡事徹底」が社内に行き亘っていて「社風」となっている
事が重要なのです。
「10年偉大なり」は、「風土」が完成していることを意味しているのです。
「凡事」=「ABC」
A:当たり前のことを
B:バカにしないで
C:チャンとやる
この徹底が重要なのです。
■まとめ
・「情報」は「関心」というフィルターを通して頭に入り蓄積される
・「何か」一つ「身になるもの」が発見
・「発散ばかりでなく収束させる事が大切」
・「凡事」=「ABC」
■当「AMIニュース」のバックログは、
http://www.web-ami.com/mailnews/main.html
でご参照ください。
08年03月21日
ちょっとの差
■「ちょっとの差」
私の大恩人である福井社長は、「人生はちょっとの差だよ」と
よく話して下さいました。
確かに「ちょっとの差」を積重ねることが大切なのです。
私は、お客様に「ちょっとの差」を説明するのに
「A社とB社があって、それぞれ100球ずつ持っていて、
1回ゲームする度にA社は1球失い、B社がそれを得るとすると
A社とB社の持ち球の差が3割開くのは何回目か?」
という例題を使います。
これは、ORでは「マルコフ連鎖」と呼ぶ例題で初歩問題です。
つまり、
A:100 B:100
A:99 B:101
A:98 B:102
・・ ・・
とA社にとっては僅か1個、1%ずつ失い、
B社は1個、1%増やして行くのです。
皆さんは、何回目だと思いますか?
実は、13回目で
A:87 B:113
になるのです。
この時、113÷87≒1.3 になるのです。
手持ち88から87に1個減少する時も、僅かに1.1%程度なのです。
この1%の減少は、なかなか分かり辛い変化なのですが、
しかしながら、13回も続くと3割も差がついてしまうのです。
トヨタと日産の格差も
「この1%」
から始まったと思います。
2倍の差がつくのは、34回目で
A:B=66:134
で2倍の差になるのです。
私がトヨタオート大阪に入社したのは、昭和48年(73年)ですから、
あれから35年が立ち、ホントにシェアは2倍になっています。
「たかが1%、されど1%」であり、まさに、
「1円を笑うものは、1円に泣く」
と言いますが、まさに1円を大切にする事が大切だという例であります。
よく「見切る」という話がありますが、
私は、営業マンに「トコトン勝負して勝ちに行け」と指導しています。
トコトン勝負する事が重要なのです。
確かに「見切る」という言葉が存在しますが、「勝負」の話ではないのです。
「勝負」は、勝たねばならないのですが、よしんば、負けたとしても
トコトン勝負しておれば、負けても相手に大きなダメージを与えることが
出来るのです。
相手にダメージを与えておけば、お客様にも印象が強く残りますから
敵の失敗でリターンする可能性が高まるのです。
「負けてからが営業」と言いますが、「負け方」も重要なのです。
営業の方々は、この精神が重要です。
私は「見切る」という言葉は好きではありません。
■「5勝4敗」
次に、よく使う例題に「5勝4敗」の話があります。
この話は、どんな世界だと思いますか?
お客様に想像して頂くのですが、なかなか正解は出ないものです。
実は、「プロ野球」の世界であり、
「5勝4敗」は、勝率5割5分5厘であり、これは優勝争う上位2チームの
戦績なのです。
逆に「4勝5敗」は、勝率4割4分4厘で下位2チームの成績なのです。
プロ野球は、通常3連戦を組み、同一チームと戦うのですが、
この3連戦を3回して、1つ勝ち越すか負け越すかで、
優勝争いか早々と来年の補強という状況になるかの境目なのです。
プロの戦いの物凄さが現れています。
「打率3割3分3厘」と「打率2割5分」の差も大きいです。
3打数1安打か4打数1安打かなのですが、
前者は、首位打者でスター選手で、且つ、年俸何億円の高額所得者であり、
後者は、1軍レギュラーの座の境目なのです。
1試合で4打席ほどあるのですが、1打席の重みは、年収にしても
「ちょっとの差」と言えないものがあります。
さらに、ゴルフでは、4日間で72ホールの戦いをするのですが、
ダントツの差で勝つというケースは少なく、殆どが1ストローク差なのです。
1ストロークは、パットが1回余計に入ったかどうかの差なのです。
ゴルフをする人はよく分かると思いますが、パーという基準があるのですが、
各ホールで2パットする計算で設計されているのです。
バーディは、パーより1ストローク少ない事を指すのですが、
概ね4日間で10アンダーというのがプロの優勝ストローク数なのです。
すなわち、1ラウンドはパー72というコースが多いので、
10アンダーは278ストロークであり、
9アンダーは279ストロークなのです。
僅か1ストローク差は、全体でみれば0.36%程度なのです。
ホントに、プロの世界は厳しいものがあります。
賞金総額を1億円とすると、通常、優勝は18%、2位はその半額なので、
1ストーク差で、1800万円か900万円という差になるのです。
アマチュアの戦いならば、カップか否かのゼロサムゲームになってしまいます。
ホントに「ちょっとの差」なのですが、大変な違いになります。
■「8勝7敗」
この「8勝7敗」は、大相撲の世界です。
実は、昔、長谷川という名関脇がいましたが、彼の成績から生まれた話です。
大相撲には、「給金を直す」と言う言葉があり「8勝」は、地位を落とさない
基準なのです。
そして、勝ち越すと昇進するので、連続して勝ち越すと必ず「関脇」になる
ことが可能なのです。
しかし、関脇から大関に昇進するには「8勝7敗」ではダメで、
3場所連続して2ケタ勝利、かつ、通算で33勝が目安となっているのです。
やはり、大関や横綱という地位には大きな意味が込められているのです。
千代富士関が大関・横綱と昇進するキッカケになったのは、腕力を強化して
「前みつ」をとり、強烈な引き付けで相手を圧倒する必勝パターンが出来て
これだけで8勝を上げられるという得意技が完成した事によると
言われています。
この8勝をあげられる「必勝パターン」がキーワードなのです。
長谷川関は、21場所、関脇を務めた記録が残っていますが、
結果的に「大関」に昇進できなかったのは、
圧倒的な「必勝パターン」の欠如が原因と言われています。
しかし、大相撲で関脇に昇進するのも並大抵ではなく、
まして、21場所も関脇を勤めるたのは、至難の技なのです。
長谷川関の記録を塗り替えたのは琴光喜関なのですが、
琴光喜関は、大関に昇進しているので、長谷川関の記録は違った意味で光りが
あります。
■「必勝パターン」
この「必勝パターン」は、皆さんもよくご存じのプロ野球でも使われるように
なりました。
阪神タイガースのJFKは有名です。
J:ジェフ・ウイリアムズ、F:藤川、K:久保田の3人の頭文字です。
先発投手が6回まで頑張れば、7回以降は、JFKの3人が1回ずつ登板して、
「勝つ」という投手リレーなのです。
昔は、金田投手に代表されるように先発完投というパターンでしたが、
試合数が多くなったアメリカ大リーグでは、先発投手に投球数100球程度に
目安をおいて、リリーフ陣につなぐケースが多くなったのですが、
日本でも、この考え方が採用されるようになったのです。
先発投手は、6回、100球を目標に全力投球し、7回からはリリーフ投手が
1回を全力で投げては、交代するのですから打者に与えるプレッシャーは大きな
ものがあります。
野球という9回を戦うドラマを7回で終わらせるので、面白さを半減する向きも
ありますが、どのチームも「必勝パターン」を完成させるべく、速球派投手の
獲得に力を入れています。
この「必勝パターン」は、ビジネスの世界でも重要です。
私は、
マーケティング=「人」x「物」x「人」
と定義しています。
すなわち、「売り手」と「買い手」の間に「物」が介在するのです。
この「物」が素晴らしいものであれば、「売り手市場」になるのですが、
そんなに都合よく行かないのが人生です。
やはり、「売り手」側が「商品」を伝えるしか他に方法がないのです。
ところが「イン・プリンティング」という作用がお客様の頭の中に働いて、
実は、今、購入している商品しか「買い手」に伝わっていないのです。
よくトップ営業でお客様を社長さんが訪問すると
「こんな商品も相手に伝わっていない」
と嘆かれるものです。
そうなんです。
貴社の営業マンは、「御用聞き」営業という状態なので、リピート受注しか
起こらない構図になっているのです。
こんな状態から脱出する「必勝パターン」を描く必要があるのです。
私は、Fax通信をお薦めしているのです。
既存のお客様に月1回程度で、商品を案内するのです。
たまに、「○○を3個ご購入で1個無料でプラス」という風なオファーを
つけるとお客様にも適度な刺激を与えることが出来るのです。
また、Faxで紹介した「商品」を営業マンが「あれ、見てくれました?」の
軽い挨拶から入り込めるという「手順・ツール・トーク」に持ち込むのです。
この軽い「あれ、見てくれましたか?」という問い掛けがキーなのです。
「Fax通信」→「あれ、見てくれましたか?」
という「手順・ツール・トーク」が「必勝パターン」となるのです。
「軽い」というのがポイントです。
「売り手」も「買い手」も「軽い」ので、プレッシャーが少ないのです。
こんな状態から
「売上」=「商品」x「時間」x「回数」
という公式に持ち込むのです。
最初の関所である「商品」という難関を突破したので、
次は「時間」ということで、商品知識と会話術が課題になるのです。
もちろん、1回で決めるのは訪問販売の究極ですが、無理をするのではなく、
「終止トーク」で、次回につなげる工夫で「回数」を重ねるのも重要です。
因みに、営業の3つのトークは
「切り出し」・・あいさつなどの波長会わせから本題に入る時に使うトーク
「応酬」・・お客様がNOと言った時に切り返すトーク
「終止」・・次回に課題を残すトーク
であります。
意外に、出来ないなのが「終止トーク」なのです。
「次のアポくらい取って来いよ」
という状態が現実的に多いのです。
営業管理者は「鬼」になって、
「次は、いつ行く事になっているのか?」
と毎回、聞き出して、シドロモドロになっている営業マンに
「Next アクション」
を促す必要があります。
実は、この「Next アクション」を取ることが「必勝パターン」の入り口
なのです。
■まとめ
・僅か1%の差を13回積重ねると3割の格差がつく
・営業の現場では「見切る」という言葉は現実的にはない
・「5勝4敗」はセリーグの上位2チームの勝率
・「8勝7敗」は、名関脇の基本条件である
・「必勝パターン」
私の大恩人である福井社長は、「人生はちょっとの差だよ」と
よく話して下さいました。
確かに「ちょっとの差」を積重ねることが大切なのです。
私は、お客様に「ちょっとの差」を説明するのに
「A社とB社があって、それぞれ100球ずつ持っていて、
1回ゲームする度にA社は1球失い、B社がそれを得るとすると
A社とB社の持ち球の差が3割開くのは何回目か?」
という例題を使います。
これは、ORでは「マルコフ連鎖」と呼ぶ例題で初歩問題です。
つまり、
A:100 B:100
A:99 B:101
A:98 B:102
・・ ・・
とA社にとっては僅か1個、1%ずつ失い、
B社は1個、1%増やして行くのです。
皆さんは、何回目だと思いますか?
実は、13回目で
A:87 B:113
になるのです。
この時、113÷87≒1.3 になるのです。
手持ち88から87に1個減少する時も、僅かに1.1%程度なのです。
この1%の減少は、なかなか分かり辛い変化なのですが、
しかしながら、13回も続くと3割も差がついてしまうのです。
トヨタと日産の格差も
「この1%」
から始まったと思います。
2倍の差がつくのは、34回目で
A:B=66:134
で2倍の差になるのです。
私がトヨタオート大阪に入社したのは、昭和48年(73年)ですから、
あれから35年が立ち、ホントにシェアは2倍になっています。
「たかが1%、されど1%」であり、まさに、
「1円を笑うものは、1円に泣く」
と言いますが、まさに1円を大切にする事が大切だという例であります。
よく「見切る」という話がありますが、
私は、営業マンに「トコトン勝負して勝ちに行け」と指導しています。
トコトン勝負する事が重要なのです。
確かに「見切る」という言葉が存在しますが、「勝負」の話ではないのです。
「勝負」は、勝たねばならないのですが、よしんば、負けたとしても
トコトン勝負しておれば、負けても相手に大きなダメージを与えることが
出来るのです。
相手にダメージを与えておけば、お客様にも印象が強く残りますから
敵の失敗でリターンする可能性が高まるのです。
「負けてからが営業」と言いますが、「負け方」も重要なのです。
営業の方々は、この精神が重要です。
私は「見切る」という言葉は好きではありません。
■「5勝4敗」
次に、よく使う例題に「5勝4敗」の話があります。
この話は、どんな世界だと思いますか?
お客様に想像して頂くのですが、なかなか正解は出ないものです。
実は、「プロ野球」の世界であり、
「5勝4敗」は、勝率5割5分5厘であり、これは優勝争う上位2チームの
戦績なのです。
逆に「4勝5敗」は、勝率4割4分4厘で下位2チームの成績なのです。
プロ野球は、通常3連戦を組み、同一チームと戦うのですが、
この3連戦を3回して、1つ勝ち越すか負け越すかで、
優勝争いか早々と来年の補強という状況になるかの境目なのです。
プロの戦いの物凄さが現れています。
「打率3割3分3厘」と「打率2割5分」の差も大きいです。
3打数1安打か4打数1安打かなのですが、
前者は、首位打者でスター選手で、且つ、年俸何億円の高額所得者であり、
後者は、1軍レギュラーの座の境目なのです。
1試合で4打席ほどあるのですが、1打席の重みは、年収にしても
「ちょっとの差」と言えないものがあります。
さらに、ゴルフでは、4日間で72ホールの戦いをするのですが、
ダントツの差で勝つというケースは少なく、殆どが1ストローク差なのです。
1ストロークは、パットが1回余計に入ったかどうかの差なのです。
ゴルフをする人はよく分かると思いますが、パーという基準があるのですが、
各ホールで2パットする計算で設計されているのです。
バーディは、パーより1ストローク少ない事を指すのですが、
概ね4日間で10アンダーというのがプロの優勝ストローク数なのです。
すなわち、1ラウンドはパー72というコースが多いので、
10アンダーは278ストロークであり、
9アンダーは279ストロークなのです。
僅か1ストローク差は、全体でみれば0.36%程度なのです。
ホントに、プロの世界は厳しいものがあります。
賞金総額を1億円とすると、通常、優勝は18%、2位はその半額なので、
1ストーク差で、1800万円か900万円という差になるのです。
アマチュアの戦いならば、カップか否かのゼロサムゲームになってしまいます。
ホントに「ちょっとの差」なのですが、大変な違いになります。
■「8勝7敗」
この「8勝7敗」は、大相撲の世界です。
実は、昔、長谷川という名関脇がいましたが、彼の成績から生まれた話です。
大相撲には、「給金を直す」と言う言葉があり「8勝」は、地位を落とさない
基準なのです。
そして、勝ち越すと昇進するので、連続して勝ち越すと必ず「関脇」になる
ことが可能なのです。
しかし、関脇から大関に昇進するには「8勝7敗」ではダメで、
3場所連続して2ケタ勝利、かつ、通算で33勝が目安となっているのです。
やはり、大関や横綱という地位には大きな意味が込められているのです。
千代富士関が大関・横綱と昇進するキッカケになったのは、腕力を強化して
「前みつ」をとり、強烈な引き付けで相手を圧倒する必勝パターンが出来て
これだけで8勝を上げられるという得意技が完成した事によると
言われています。
この8勝をあげられる「必勝パターン」がキーワードなのです。
長谷川関は、21場所、関脇を務めた記録が残っていますが、
結果的に「大関」に昇進できなかったのは、
圧倒的な「必勝パターン」の欠如が原因と言われています。
しかし、大相撲で関脇に昇進するのも並大抵ではなく、
まして、21場所も関脇を勤めるたのは、至難の技なのです。
長谷川関の記録を塗り替えたのは琴光喜関なのですが、
琴光喜関は、大関に昇進しているので、長谷川関の記録は違った意味で光りが
あります。
■「必勝パターン」
この「必勝パターン」は、皆さんもよくご存じのプロ野球でも使われるように
なりました。
阪神タイガースのJFKは有名です。
J:ジェフ・ウイリアムズ、F:藤川、K:久保田の3人の頭文字です。
先発投手が6回まで頑張れば、7回以降は、JFKの3人が1回ずつ登板して、
「勝つ」という投手リレーなのです。
昔は、金田投手に代表されるように先発完投というパターンでしたが、
試合数が多くなったアメリカ大リーグでは、先発投手に投球数100球程度に
目安をおいて、リリーフ陣につなぐケースが多くなったのですが、
日本でも、この考え方が採用されるようになったのです。
先発投手は、6回、100球を目標に全力投球し、7回からはリリーフ投手が
1回を全力で投げては、交代するのですから打者に与えるプレッシャーは大きな
ものがあります。
野球という9回を戦うドラマを7回で終わらせるので、面白さを半減する向きも
ありますが、どのチームも「必勝パターン」を完成させるべく、速球派投手の
獲得に力を入れています。
この「必勝パターン」は、ビジネスの世界でも重要です。
私は、
マーケティング=「人」x「物」x「人」
と定義しています。
すなわち、「売り手」と「買い手」の間に「物」が介在するのです。
この「物」が素晴らしいものであれば、「売り手市場」になるのですが、
そんなに都合よく行かないのが人生です。
やはり、「売り手」側が「商品」を伝えるしか他に方法がないのです。
ところが「イン・プリンティング」という作用がお客様の頭の中に働いて、
実は、今、購入している商品しか「買い手」に伝わっていないのです。
よくトップ営業でお客様を社長さんが訪問すると
「こんな商品も相手に伝わっていない」
と嘆かれるものです。
そうなんです。
貴社の営業マンは、「御用聞き」営業という状態なので、リピート受注しか
起こらない構図になっているのです。
こんな状態から脱出する「必勝パターン」を描く必要があるのです。
私は、Fax通信をお薦めしているのです。
既存のお客様に月1回程度で、商品を案内するのです。
たまに、「○○を3個ご購入で1個無料でプラス」という風なオファーを
つけるとお客様にも適度な刺激を与えることが出来るのです。
また、Faxで紹介した「商品」を営業マンが「あれ、見てくれました?」の
軽い挨拶から入り込めるという「手順・ツール・トーク」に持ち込むのです。
この軽い「あれ、見てくれましたか?」という問い掛けがキーなのです。
「Fax通信」→「あれ、見てくれましたか?」
という「手順・ツール・トーク」が「必勝パターン」となるのです。
「軽い」というのがポイントです。
「売り手」も「買い手」も「軽い」ので、プレッシャーが少ないのです。
こんな状態から
「売上」=「商品」x「時間」x「回数」
という公式に持ち込むのです。
最初の関所である「商品」という難関を突破したので、
次は「時間」ということで、商品知識と会話術が課題になるのです。
もちろん、1回で決めるのは訪問販売の究極ですが、無理をするのではなく、
「終止トーク」で、次回につなげる工夫で「回数」を重ねるのも重要です。
因みに、営業の3つのトークは
「切り出し」・・あいさつなどの波長会わせから本題に入る時に使うトーク
「応酬」・・お客様がNOと言った時に切り返すトーク
「終止」・・次回に課題を残すトーク
であります。
意外に、出来ないなのが「終止トーク」なのです。
「次のアポくらい取って来いよ」
という状態が現実的に多いのです。
営業管理者は「鬼」になって、
「次は、いつ行く事になっているのか?」
と毎回、聞き出して、シドロモドロになっている営業マンに
「Next アクション」
を促す必要があります。
実は、この「Next アクション」を取ることが「必勝パターン」の入り口
なのです。
■まとめ
・僅か1%の差を13回積重ねると3割の格差がつく
・営業の現場では「見切る」という言葉は現実的にはない
・「5勝4敗」はセリーグの上位2チームの勝率
・「8勝7敗」は、名関脇の基本条件である
・「必勝パターン」
08年03月16日
ネット時代の販促
■「ネット時代」のギャップ
「ICT」って、ご存じですか?
英字3文字の略語って、多いですよね?
「これを知らんのか?」と言わんばかりに3文字略語が氾濫しているのです。
この「ICT」は、「IT」+「C」の造語で、
I:Informatin(情報)
T:Technology(技術)
C:Communication(意志疎通)
という単語の頭文字です。
「IT」は一般的になっていますが、「ICT」は馴染みが薄いですね。
私が初めて「ICT」という言葉を耳にしたのは、
数年前、NTTコミュニケーションズがCMで「IとTの間にCを」と
言うPRを通じて知った時です。
「ITは、一先ず充実したものとして、これからはIとTの間にC、すなわち、
コミュニケーションを加える時代」
と言うメッセージを覚えています。
確かに、大手企業では「IT投資」が盛んであり、
「ITを使いこなす事でマーケットをリードする企業が勝ち残る」
という感じです。
しかし、私のお客様では、「IT投資」は
★伝票発行機的な使い方しか出来ないコンピュータ
★会社案内的なホームページを制作し、何年も更新していない
★メールは、特別扱いで、相変わらず電話やFaxを多用している
★グループウエアは、日報報告程度の利用度に留まる
★ECI(電子商取引)も必要な相手先からの要求に基づいて導入する
という風な状況が多いのです。
「デジタル・デバイド」という言葉が叫ばれて久しいですが、
一般企業の「IT」利用術は、随分、遅れた状況です。
個人レベルでは、光通信時代を満喫するCMで通信業者が競っていて、、
「電話」+「インターネット」+「テレビ」
をセットで訴求するようになっています。
ユーチューブというような映像配信も無料で利用できる時代になっています。
また、映像も受身ではなくて、デジタルビデオカメラの普及で、
映像のデジタル編集もカンタンになっており、私も楽しんでいます。
個人利用と会社利用との間に、大きな溝が出来つつあります。
■「ネット支店」という考え方
「Web2.0」って、お聞きになっていますか?
最近、耳にする言葉の一つです。
インターネットの普及が広まり、「Web2.0」時代と言われるように
利用の仕方が変わって来ているのです。
カンタンに言えば、2ウエイ・コミュニケーションと言う事です。
TVなどでもデジタル放送の普及が進み、TVが端末になって、
視聴者が番組に参画する時代になります。
従来は、テレ・ゴングと言われるような方法で、番組からの質問に対して、
Yesならxxxx番に、Noならば、yyyy番に電話して、
このかかって来た度数をカウントする手法が利用されていました。
これでは「Yes」か「No」の2者択一でしかなかったのです。
もちろん、電話番号を増やして選択肢を増やすこともされていましたが、
それでも単一のアンサーしか出来なかったのです。
デジタル放送では、文字メッセージを送ったり、
ダイレクトに商品を注文したり出来る時代になるのです。
このような背景もあって
★「ネット支店」
という言葉が広まりつつあります。
今までの「うちは、ITに関係ない」というスタイルでは企業の行く末が
ないのです。
景気低迷やガソリン高騰などの営業を取り巻く環境は、ドンドン悪化して
います。
私のお客様での状況でも「80:20の法則」ではなく
「80:10の法則」という具合に、上位10%のお客様に売上が集中して
全体売上の80%を占める状況になっています。
「ロングテール」と呼ばれるのですが、下位90%のお客様が数多くいて、
この部分のお客様との取引関係では、売上が少なくなっていて、
営業経費をかけて訪問活動を行うと赤字状態になるのです。
この現象は「イタチゴッコ」で、売上上位10%のお客様に営業活動を
絞り込んで、それに見合うように営業部門をリストラする事になるのですが、
そのリストラの結果は、一端「小康状態」になるのですが、
また、時間の経過とともに「80:10の法則」となって、
どんどんシュリンク(萎縮)する負の連鎖になって行くのです。
このような「悪循環」を断ち切る必要があるのです。
そこで、最近、クローズUPされているのが
★「ネット支店」
という考え方です。
従来型のお客様でのIT利用度ですが、
1)ホームページは、ほぼ全社、作っておられます
2)通信販売システムを組み込んでおられる企業もあります
3)グループウエアを活用して情報共有化されている企業もあります
4)パワーポイントなどを利用してプレゼンテーションを実施されています
5)展示会などでは商品特性を映像化してエンドレスに表示する
などの事例がありますが、
残念なことに、「余り、お金をかけない」という視点が働いて、
1)ホームページは、何年も更新していない
2)通信販売システムを活性化させる「オファー」の創意工夫や、
リピート促進の為の追客をしていない
3)グループウエアは、単なる報告の手段で、情報共有化という点の利用は
全く進んでいない
4)パワーポイントだがメーカー作成のものをそのまま使うので、
中味が総花になってしまい、お客様の事情に対応できない
5)映像もメーカーが作成したものを使うので、中味が空疎になる
という風な状況です。
★「ネット支店」と見て、こういう分野に予算配分して、定期的に、
しかも自力でコンテンツをリニューアルするという考え方です。
この「予算化」がポイントなのです。
■「当社の実験」
このような「ネット支店」時代に向けて、当社は
独自の手法で実験を試みて来ました。
まず、SEO対策という言葉があるのですが、yahooやgoogleの
検索エンジンでトップ頁に掲載されるように努力する必要があるのです。
インターネットの向こう側で、「何か?」を求めるニーズが生まれた時に、
いろんな方法でソリューションを探し出すのですが、
その方法の一つに、インターネット検索という手法があります。
例えば、「経営コンサルタント」を探したいという「?」が浮かぶと
その方は、YahooかGoogleで「経営コンサルタント」と入れて、
検索するのです。
しかし、残念ながら「経営コンサルタント」というキーワードでは、
当社は、トップ頁に出現しないのです。
当社の場合、「栩野」というキーワード以外に
「エー・エム・アイ」「Faxちらし」「愛語回天」「障子を開けよ」
「会わずに売る」「NASA戦略」「改善xシステム」・・
などでトップ頁に出ています。
その大部分は「ブログ」関連から検索されているのです。
当社は、「ブログ」としては、
★「会わずに売る逆転のNASA戦略」
★「障子を開けよ!外は広い」
の2本を発行・更新しています。
その他に無料メルマガとして
★「AMIニュース」
★「愛語回天 花まる人生塾」
の2本を発信しています。
その他、コンサルタント紹介サイトと提携して
★経営コンビニ
★コンサルジェント
★士業ドットコム
などに「コラム掲載」の形で記事掲載されています。
このように、SEO対策にも
★内部対策:ホームページの定期的な更新や相互リンク、キーワードを入れる
★外部対策:ホームページ以外にブログ・メルマガなどからリンクされる
という両面の工夫が重要になります。
実は、このような事が可能になったのは、
1)社員の前澤さんがホームページ関連のコンテンツ技術を磨いている
2)私(栩野)がメルマガなどの記事を書き続ける
という2要素がシナジーを発揮したことによります。
当社は、お客様のホームページなどを制作していますので、
実は「紺屋の白袴」に陥りやすいのですが、
私も前澤さんも「楽しんでやっている」から継続出来ていると思うのです。
「楽しい」=「才能」と思います。
前澤さんのホームページ関連の「才能」と私の記事を書く「才能」の
両方がうまく絡みあった結果と思っています。
■「マーケティング」の視点
自社の実験をマーケティングという視点から分析して見ると、
★無料小冊子「会わずに売る 逆転のNASA戦略」進呈
というオファーを昨年3月から実施している点に特筆があります。
これは、ホームページを見てくださった方に、Nextアクションを促す
「オファー」というやり方であり
★「集客システム」
という点で役立っています。
この「オファー」は、マーケティング結果として、過去1年間で
1)72件に申込が来た
2)しかし、当初は、関東地区が8割で、近畿地区が1割、その他が1割という
具合だったので、途中で、「近畿地区に限る」と制限を加えた
3)もし、途中で制限を加えなければ200件を超えていたかも知れない
という状況でした。
実際に、「近畿地区」の12件のお客様に「小冊子」を送付しただけで、
この結果、ビジネスにつながったか?と言うと疑問符がつく状態です。
そこで、すぐに始めたのが
★「追客システム」としての当メルマガ「AMIニュース」の発行
だったのです。
もちろん、このメルマガは、無料小冊子の方々以外に、
自社のお客様にも送るようにしたのです。
「メルマガ」を週1回のペースで発行しているのですが、
★既存のお客様からリピートの仕事を頂いたり、
★休眠中だったお客様から新しい仕事を頂いたり
しています。
まず、小さな会社としては「満足」という状態と判断しています。
コンサル会社の集客手段には
「セミナー」や「出版」あるいは「DM」いう類が考えられますが、
これらは多額の費用とリスクがあります。
その点、インターネットは経費は一定なので、安心しておれます。
「安心」できるから「楽しい」に繋がって、今も、継続できているのです。
■当社がお薦めする方法
このように、自社で実践して来た結果からも
「ネット支店」
という考え方で「予算」を注ぎ込み、
★「集客システム」として、「魅力あるオファー」や「レア情報」の掲載
★「追客システム」として、「無料メルマガ」
★「SEO対策」として、ブログ、相互リンク
という諸策を実践する事がポイントになるのです。
「魅力あるオファー」は、もちろん商品価格が安いというのも重要ですが、
例えば、「手作り設計図面集」などもポイントと思います。
「レア情報」では、
「中古機」や「絞り込んだ商品」
をキーワードにするとレスポンスが上がるのです。
例えば、
「旋盤機」とするだけでなく「中古」をつけるのです。
そうすると、ユニークな情報になってくるのです。
また、「継続は力なり」を実践することも重要です。
当社のホームページを見て頂くと
「AMIコンサルティング Fresh&Hot情報通信」
というFax機関誌は、創刊号から最新号まで全部バックログとして掲載
しています。
同じように、
「AMIニュース」も創刊号から最新号まで掲載しています。
このように「束ねる」ことが重要なのです。
お客様の状況を見ていますと
実際に素晴らしい事例が実績の中に沢山あるのですが、
データもなく、写真すら撮っていない
という状況です。
こんな状態で「お客様第一主義」と言っているのが可笑しいのです。
「売りっ放し」状態なのです。
私は、この「事例集」づくりに注目して、ご指導しています。
工務店などでは、図面が残っているので、意外にカンタンに進むのですが、
「商品」を販売する企業では、保証書すらファイルされていない
というケースもあるのです。
ここを頑張ってもらっています。
次の視点は「追客」なのです。
「3まめ」と言われますが、「口まめ、筆まめ、足まめ」のうち、
「筆まめ」という要素がキーになるのです。
この「筆まめ」は、意外に難しいのです。
当社は、お客様に変わって「筆まめ」を代行するサービスをしています。
ホームページの制作・メンテから「ブログ」や「メルマガ」の記事代筆まで
をトータルにサポートする訳です。
「継続は力なり」と言いますが、
社員さんの力で出来るものですが、なかなか、継続できない状況が殆どです。
「辞めると倒産」という覚悟が必要なのです。
「ネット支店」として「予算」を注ぎ込み、
「費用対効果」の基準を上回る「結果」を生み出す時代なのです。
この点を一度、ご検討されると良いと思います。
■まとめ
・「ICT」は、「IT」+「C」の造語で、
I:Informatin(情報)
T:Technology(技術)
C:Communication(意志疎通)
・「ネット支店」
・「集客システム」として、「魅力あるオファー」や「レア情報」の掲載
「追客システム」として、「無料メルマガ」
「SEO対策」として、ブログ、相互リンク
・「継続は力なり」:辞めるのは倒産と覚悟せよ
・「口まめ、筆まめ、足まめ」のうち「筆まめ」が難しい
→アウトソーシングで専門家に任せるのも一案である
■当「AMIニュース」のバックログは、
http://www.web-ami.com/mailnews/main.html
でご参照ください。
「ICT」って、ご存じですか?
英字3文字の略語って、多いですよね?
「これを知らんのか?」と言わんばかりに3文字略語が氾濫しているのです。
この「ICT」は、「IT」+「C」の造語で、
I:Informatin(情報)
T:Technology(技術)
C:Communication(意志疎通)
という単語の頭文字です。
「IT」は一般的になっていますが、「ICT」は馴染みが薄いですね。
私が初めて「ICT」という言葉を耳にしたのは、
数年前、NTTコミュニケーションズがCMで「IとTの間にCを」と
言うPRを通じて知った時です。
「ITは、一先ず充実したものとして、これからはIとTの間にC、すなわち、
コミュニケーションを加える時代」
と言うメッセージを覚えています。
確かに、大手企業では「IT投資」が盛んであり、
「ITを使いこなす事でマーケットをリードする企業が勝ち残る」
という感じです。
しかし、私のお客様では、「IT投資」は
★伝票発行機的な使い方しか出来ないコンピュータ
★会社案内的なホームページを制作し、何年も更新していない
★メールは、特別扱いで、相変わらず電話やFaxを多用している
★グループウエアは、日報報告程度の利用度に留まる
★ECI(電子商取引)も必要な相手先からの要求に基づいて導入する
という風な状況が多いのです。
「デジタル・デバイド」という言葉が叫ばれて久しいですが、
一般企業の「IT」利用術は、随分、遅れた状況です。
個人レベルでは、光通信時代を満喫するCMで通信業者が競っていて、、
「電話」+「インターネット」+「テレビ」
をセットで訴求するようになっています。
ユーチューブというような映像配信も無料で利用できる時代になっています。
また、映像も受身ではなくて、デジタルビデオカメラの普及で、
映像のデジタル編集もカンタンになっており、私も楽しんでいます。
個人利用と会社利用との間に、大きな溝が出来つつあります。
■「ネット支店」という考え方
「Web2.0」って、お聞きになっていますか?
最近、耳にする言葉の一つです。
インターネットの普及が広まり、「Web2.0」時代と言われるように
利用の仕方が変わって来ているのです。
カンタンに言えば、2ウエイ・コミュニケーションと言う事です。
TVなどでもデジタル放送の普及が進み、TVが端末になって、
視聴者が番組に参画する時代になります。
従来は、テレ・ゴングと言われるような方法で、番組からの質問に対して、
Yesならxxxx番に、Noならば、yyyy番に電話して、
このかかって来た度数をカウントする手法が利用されていました。
これでは「Yes」か「No」の2者択一でしかなかったのです。
もちろん、電話番号を増やして選択肢を増やすこともされていましたが、
それでも単一のアンサーしか出来なかったのです。
デジタル放送では、文字メッセージを送ったり、
ダイレクトに商品を注文したり出来る時代になるのです。
このような背景もあって
★「ネット支店」
という言葉が広まりつつあります。
今までの「うちは、ITに関係ない」というスタイルでは企業の行く末が
ないのです。
景気低迷やガソリン高騰などの営業を取り巻く環境は、ドンドン悪化して
います。
私のお客様での状況でも「80:20の法則」ではなく
「80:10の法則」という具合に、上位10%のお客様に売上が集中して
全体売上の80%を占める状況になっています。
「ロングテール」と呼ばれるのですが、下位90%のお客様が数多くいて、
この部分のお客様との取引関係では、売上が少なくなっていて、
営業経費をかけて訪問活動を行うと赤字状態になるのです。
この現象は「イタチゴッコ」で、売上上位10%のお客様に営業活動を
絞り込んで、それに見合うように営業部門をリストラする事になるのですが、
そのリストラの結果は、一端「小康状態」になるのですが、
また、時間の経過とともに「80:10の法則」となって、
どんどんシュリンク(萎縮)する負の連鎖になって行くのです。
このような「悪循環」を断ち切る必要があるのです。
そこで、最近、クローズUPされているのが
★「ネット支店」
という考え方です。
従来型のお客様でのIT利用度ですが、
1)ホームページは、ほぼ全社、作っておられます
2)通信販売システムを組み込んでおられる企業もあります
3)グループウエアを活用して情報共有化されている企業もあります
4)パワーポイントなどを利用してプレゼンテーションを実施されています
5)展示会などでは商品特性を映像化してエンドレスに表示する
などの事例がありますが、
残念なことに、「余り、お金をかけない」という視点が働いて、
1)ホームページは、何年も更新していない
2)通信販売システムを活性化させる「オファー」の創意工夫や、
リピート促進の為の追客をしていない
3)グループウエアは、単なる報告の手段で、情報共有化という点の利用は
全く進んでいない
4)パワーポイントだがメーカー作成のものをそのまま使うので、
中味が総花になってしまい、お客様の事情に対応できない
5)映像もメーカーが作成したものを使うので、中味が空疎になる
という風な状況です。
★「ネット支店」と見て、こういう分野に予算配分して、定期的に、
しかも自力でコンテンツをリニューアルするという考え方です。
この「予算化」がポイントなのです。
■「当社の実験」
このような「ネット支店」時代に向けて、当社は
独自の手法で実験を試みて来ました。
まず、SEO対策という言葉があるのですが、yahooやgoogleの
検索エンジンでトップ頁に掲載されるように努力する必要があるのです。
インターネットの向こう側で、「何か?」を求めるニーズが生まれた時に、
いろんな方法でソリューションを探し出すのですが、
その方法の一つに、インターネット検索という手法があります。
例えば、「経営コンサルタント」を探したいという「?」が浮かぶと
その方は、YahooかGoogleで「経営コンサルタント」と入れて、
検索するのです。
しかし、残念ながら「経営コンサルタント」というキーワードでは、
当社は、トップ頁に出現しないのです。
当社の場合、「栩野」というキーワード以外に
「エー・エム・アイ」「Faxちらし」「愛語回天」「障子を開けよ」
「会わずに売る」「NASA戦略」「改善xシステム」・・
などでトップ頁に出ています。
その大部分は「ブログ」関連から検索されているのです。
当社は、「ブログ」としては、
★「会わずに売る逆転のNASA戦略」
★「障子を開けよ!外は広い」
の2本を発行・更新しています。
その他に無料メルマガとして
★「AMIニュース」
★「愛語回天 花まる人生塾」
の2本を発信しています。
その他、コンサルタント紹介サイトと提携して
★経営コンビニ
★コンサルジェント
★士業ドットコム
などに「コラム掲載」の形で記事掲載されています。
このように、SEO対策にも
★内部対策:ホームページの定期的な更新や相互リンク、キーワードを入れる
★外部対策:ホームページ以外にブログ・メルマガなどからリンクされる
という両面の工夫が重要になります。
実は、このような事が可能になったのは、
1)社員の前澤さんがホームページ関連のコンテンツ技術を磨いている
2)私(栩野)がメルマガなどの記事を書き続ける
という2要素がシナジーを発揮したことによります。
当社は、お客様のホームページなどを制作していますので、
実は「紺屋の白袴」に陥りやすいのですが、
私も前澤さんも「楽しんでやっている」から継続出来ていると思うのです。
「楽しい」=「才能」と思います。
前澤さんのホームページ関連の「才能」と私の記事を書く「才能」の
両方がうまく絡みあった結果と思っています。
■「マーケティング」の視点
自社の実験をマーケティングという視点から分析して見ると、
★無料小冊子「会わずに売る 逆転のNASA戦略」進呈
というオファーを昨年3月から実施している点に特筆があります。
これは、ホームページを見てくださった方に、Nextアクションを促す
「オファー」というやり方であり
★「集客システム」
という点で役立っています。
この「オファー」は、マーケティング結果として、過去1年間で
1)72件に申込が来た
2)しかし、当初は、関東地区が8割で、近畿地区が1割、その他が1割という
具合だったので、途中で、「近畿地区に限る」と制限を加えた
3)もし、途中で制限を加えなければ200件を超えていたかも知れない
という状況でした。
実際に、「近畿地区」の12件のお客様に「小冊子」を送付しただけで、
この結果、ビジネスにつながったか?と言うと疑問符がつく状態です。
そこで、すぐに始めたのが
★「追客システム」としての当メルマガ「AMIニュース」の発行
だったのです。
もちろん、このメルマガは、無料小冊子の方々以外に、
自社のお客様にも送るようにしたのです。
「メルマガ」を週1回のペースで発行しているのですが、
★既存のお客様からリピートの仕事を頂いたり、
★休眠中だったお客様から新しい仕事を頂いたり
しています。
まず、小さな会社としては「満足」という状態と判断しています。
コンサル会社の集客手段には
「セミナー」や「出版」あるいは「DM」いう類が考えられますが、
これらは多額の費用とリスクがあります。
その点、インターネットは経費は一定なので、安心しておれます。
「安心」できるから「楽しい」に繋がって、今も、継続できているのです。
■当社がお薦めする方法
このように、自社で実践して来た結果からも
「ネット支店」
という考え方で「予算」を注ぎ込み、
★「集客システム」として、「魅力あるオファー」や「レア情報」の掲載
★「追客システム」として、「無料メルマガ」
★「SEO対策」として、ブログ、相互リンク
という諸策を実践する事がポイントになるのです。
「魅力あるオファー」は、もちろん商品価格が安いというのも重要ですが、
例えば、「手作り設計図面集」などもポイントと思います。
「レア情報」では、
「中古機」や「絞り込んだ商品」
をキーワードにするとレスポンスが上がるのです。
例えば、
「旋盤機」とするだけでなく「中古」をつけるのです。
そうすると、ユニークな情報になってくるのです。
また、「継続は力なり」を実践することも重要です。
当社のホームページを見て頂くと
「AMIコンサルティング Fresh&Hot情報通信」
というFax機関誌は、創刊号から最新号まで全部バックログとして掲載
しています。
同じように、
「AMIニュース」も創刊号から最新号まで掲載しています。
このように「束ねる」ことが重要なのです。
お客様の状況を見ていますと
実際に素晴らしい事例が実績の中に沢山あるのですが、
データもなく、写真すら撮っていない
という状況です。
こんな状態で「お客様第一主義」と言っているのが可笑しいのです。
「売りっ放し」状態なのです。
私は、この「事例集」づくりに注目して、ご指導しています。
工務店などでは、図面が残っているので、意外にカンタンに進むのですが、
「商品」を販売する企業では、保証書すらファイルされていない
というケースもあるのです。
ここを頑張ってもらっています。
次の視点は「追客」なのです。
「3まめ」と言われますが、「口まめ、筆まめ、足まめ」のうち、
「筆まめ」という要素がキーになるのです。
この「筆まめ」は、意外に難しいのです。
当社は、お客様に変わって「筆まめ」を代行するサービスをしています。
ホームページの制作・メンテから「ブログ」や「メルマガ」の記事代筆まで
をトータルにサポートする訳です。
「継続は力なり」と言いますが、
社員さんの力で出来るものですが、なかなか、継続できない状況が殆どです。
「辞めると倒産」という覚悟が必要なのです。
「ネット支店」として「予算」を注ぎ込み、
「費用対効果」の基準を上回る「結果」を生み出す時代なのです。
この点を一度、ご検討されると良いと思います。
■まとめ
・「ICT」は、「IT」+「C」の造語で、
I:Informatin(情報)
T:Technology(技術)
C:Communication(意志疎通)
・「ネット支店」
・「集客システム」として、「魅力あるオファー」や「レア情報」の掲載
「追客システム」として、「無料メルマガ」
「SEO対策」として、ブログ、相互リンク
・「継続は力なり」:辞めるのは倒産と覚悟せよ
・「口まめ、筆まめ、足まめ」のうち「筆まめ」が難しい
→アウトソーシングで専門家に任せるのも一案である
■当「AMIニュース」のバックログは、
http://www.web-ami.com/mailnews/main.html
でご参照ください。
08年03月15日
ギフトショー
「2008 春の大阪ギフトショー」が12日から13日まで開催されました。
お客様が出展されましたので、応援で12日に行きました。
「マイドームおおさか」という会場の1Fから3Fまでを使用するものですが、
東京の会場とは比較にならない程、小規模です。
しかし、流石に伝統あるギフトショーなので、連日、それなりの集客があり
ました。
もちろん「費用対効果」なので、成果が期待されますが、
即商談というケースはなく、小物が売れる程度でした。
もちろん、ブースに立ち寄って頂いたお客様には、パンフレットなどをお渡し
するのですが、キーになるのは「名刺交換」です。
思ったよりも数多く名刺を頂けたので、これからの「追客」が課題です。
月曜日に「ダメ出し会議」を行い「反省点」を明確にすると供に、
名刺をエクセル化して頂いて「Nextアクション」を個別に決めて行きたい
と思っています。
アクション後、さらに絞り込んで行き、
「行動」で追客する見込み客と「情報」でつなぐ客
の2層にふるいわけをしたいと思っています。
このPDCAサイクルで「絞り込み」をかけながら、
「追客システム」でフォローする仕掛けにする予定でいます。
お客様が出展されましたので、応援で12日に行きました。
「マイドームおおさか」という会場の1Fから3Fまでを使用するものですが、
東京の会場とは比較にならない程、小規模です。
しかし、流石に伝統あるギフトショーなので、連日、それなりの集客があり
ました。
もちろん「費用対効果」なので、成果が期待されますが、
即商談というケースはなく、小物が売れる程度でした。
もちろん、ブースに立ち寄って頂いたお客様には、パンフレットなどをお渡し
するのですが、キーになるのは「名刺交換」です。
思ったよりも数多く名刺を頂けたので、これからの「追客」が課題です。
月曜日に「ダメ出し会議」を行い「反省点」を明確にすると供に、
名刺をエクセル化して頂いて「Nextアクション」を個別に決めて行きたい
と思っています。
アクション後、さらに絞り込んで行き、
「行動」で追客する見込み客と「情報」でつなぐ客
の2層にふるいわけをしたいと思っています。
このPDCAサイクルで「絞り込み」をかけながら、
「追客システム」でフォローする仕掛けにする予定でいます。
08年03月10日
10大目標
■「木原先生」
広島の木原先生から「2008年の10大目標」というメッセージを
頂きました。
木原先生は、私が船井総研で勉強した時(平成6年)に、ご一緒した方で、
ご自身はリフォーム会社を経営し繁盛されている方です。
船井総研の「リフォーム」コンサルティングでは
モデル会社の一つになった方です。
また、同社の地域一番戦略は、ユニークで
1)掃除でのご奉仕
2)マルコシ農園や「癒しの郷」で社会貢献
3)執筆や講演活動でPR
などを中心とされています。
先生は、「ディリー・メッセージ」という社内向けのものを毎日発信されて
いて、毎週末にそのコピーをFaxで送って下さっています。
1月6日で4025号なので、もう11年以上、毎日、書いておられます。
先生は、「掃除の会」のイエローハット鍵山会長の言葉、
★「10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史になる」
を引用されて、
10年以上続けているものが「ディリー・メッセージ」「ハガキ」
20年以上のものが「掃除」
とされています。
ともかく、先生は、体育会系の方なのですが「筆」も達者で、
しかも「持続」の意志が強く、
胃を切られた時も病室にパソコンを持ち込まれて書き続けられた
という逸話のある方です。
軟弱な私などは、到底、足元にも及ばない方です。
私が先生に評価してもらっている点のは、恐らく、
月2回発信している「AMIコンサルティングFresh&Hot情報通信」という
当社のお客様向けFax機関紙が283回発行(約12年)の継続力
と思っています。
そんな先生の「ディリー・メッセージ」(1月4日)に
「2008年の10大目標」
が書かれてあったのです。
私は、「ひとつの目標すら大変なのに・・」と思う方なのですが、
この「10大」という数値に興味を持ったのです。
確かに、「10」と言う数値が「威力」を発揮しているのです。
■「10大目標」
そこで、私は、先生をまねて自分のものを公表して、
皆さんが「10大目標」にチャレンジされることをお薦めしたい
と思うのです。
私は、年末に「回顧と反省」を行い、年始に「展望」を書くことを
恒例として来ました。
しかし、12月29日号では「棚卸」として「回顧」と「反省」を書いて
いますが、1月1日号では「展望」を書かずに「次の10年」と大きな
テーマにしました。
参照:http://www.web-ami.com/mailnews/071229.html
http://www.web-ami.com/mailnews/080101.html
そこで、「展望」を「10大目標」と置き換えて
1)元気に過ごす(7月11日に59才になる)
2)お客様に貢献する
3)その為に、若い人に好かれる存在になる
4)さらに、60才代に向けて「人材育成」の仕組みをつくる
5)その為に「ついている人」と積極的に交流する
6)無借金経営に向けて、借金を減らす
7)しかし、革新のための「投資」はドンドン行う
8)セミナーなどに出かけて勉強する
9)「AMIコンサルティングFresh&Hot情報通信」を持続して、
年末には306号を送信する
10)「AMIニュース」を継続して、年末には96号を発信する
を公表します。
先生も書いておられましたが、
「身近なテーマ」かつ「当然の事」
がポイントのように思います。
年賀状で「次の10年、人づくり、システムづくり」と書きましたが、
まず、自分を磨きたいと思っています。
そして、早く「無借金」になって、その勢いで、
「若い人」を育てる社会貢献を目指して夢みて行きたい
と思っています。
■固有の絶対値
イエローハット鍵山会長の言葉、
「10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史になる」
をご紹介していますが、
トヨタでも
「10年達成できる、20年プロになる、30年神様になれる」
と言っています。
それほどに「道」として継続することが難しいことを警鐘しています。
人間には「108の煩悩」があるそうで、その煩悩に惑わされてしまい、
一つのことを貫けずに、次々と移ろいでしまうのです。
特に、「三日坊主」という言葉があるように、
自分が本気でやろうと思ってもなかなか継続できないことが多いのです。
「継続は力なり」と言いますが、
私のこの「AMIニュース」も少しずつ変化しながら、
ある方からは
「長文だけど、腑に落ちやすくなり、楽しく読んでいるよ」
と進歩を誉めて頂いています。
何事も続けることが大事であり、
さらに、それを「まとめる」ことが威力を発揮し、当社のホームページから
この「AMIニュース」の申込みが届くようになりました。
参照:http://www.web-ami.com/mailnews/main.html
★「固有の絶対値」という視点があります。
例えば、
・当社は創業12年である
・当社は社員3名である
・Fax通信は月2回発行して283号になっている
参照:http://www.web-ami.com/f&htushin/283.html
・無料メルマガ「愛語回天 花まる人生塾」は86号になっている
参照:http://blog.mag2.com/m/log/0000132521/
・当「AMIニュース」は、46号になる
参照:http://www.web-ami.com/mailnews/main.html
などが「固有の絶対値」の例になります。
本でも同じですが、薄っぺらいものより分厚いものが評価されます。
回を重ねることの意味がそこにあると思います。
誰でも「壁」が思いがけない形で出現するのですが、
その「壁突破力」となる
★DNAが反応して「やってて、楽しい」と思えること
★誘惑に負けない「不退転」の意志を固める
★そして経済的に負担にならない
の3拍子を揃えることが重要と考えています。
私は、
☆この「記事」を書くことが楽しくて
☆「お客様への手紙」として書き続けて貢献するという決意
☆そして、ヒマな時間に書き、メール送信するという負担ゼロ
の3拍子で、
この「AMIニュース」を週1回発行を継続したいと思っています。
これらの「固有の絶対値」の積重ねが、私のバックボーンになっています。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
■まとめ
・イエローハット鍵山会長の言葉、
「10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史になる」
・「10大目標」を書く
・「固有の絶対値」が「不退転」の源泉になる
■当「AMIニュース」のバックログは、
http://www.web-ami.com/mailnews/main.html
でご参照ください
広島の木原先生から「2008年の10大目標」というメッセージを
頂きました。
木原先生は、私が船井総研で勉強した時(平成6年)に、ご一緒した方で、
ご自身はリフォーム会社を経営し繁盛されている方です。
船井総研の「リフォーム」コンサルティングでは
モデル会社の一つになった方です。
また、同社の地域一番戦略は、ユニークで
1)掃除でのご奉仕
2)マルコシ農園や「癒しの郷」で社会貢献
3)執筆や講演活動でPR
などを中心とされています。
先生は、「ディリー・メッセージ」という社内向けのものを毎日発信されて
いて、毎週末にそのコピーをFaxで送って下さっています。
1月6日で4025号なので、もう11年以上、毎日、書いておられます。
先生は、「掃除の会」のイエローハット鍵山会長の言葉、
★「10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史になる」
を引用されて、
10年以上続けているものが「ディリー・メッセージ」「ハガキ」
20年以上のものが「掃除」
とされています。
ともかく、先生は、体育会系の方なのですが「筆」も達者で、
しかも「持続」の意志が強く、
胃を切られた時も病室にパソコンを持ち込まれて書き続けられた
という逸話のある方です。
軟弱な私などは、到底、足元にも及ばない方です。
私が先生に評価してもらっている点のは、恐らく、
月2回発信している「AMIコンサルティングFresh&Hot情報通信」という
当社のお客様向けFax機関紙が283回発行(約12年)の継続力
と思っています。
そんな先生の「ディリー・メッセージ」(1月4日)に
「2008年の10大目標」
が書かれてあったのです。
私は、「ひとつの目標すら大変なのに・・」と思う方なのですが、
この「10大」という数値に興味を持ったのです。
確かに、「10」と言う数値が「威力」を発揮しているのです。
■「10大目標」
そこで、私は、先生をまねて自分のものを公表して、
皆さんが「10大目標」にチャレンジされることをお薦めしたい
と思うのです。
私は、年末に「回顧と反省」を行い、年始に「展望」を書くことを
恒例として来ました。
しかし、12月29日号では「棚卸」として「回顧」と「反省」を書いて
いますが、1月1日号では「展望」を書かずに「次の10年」と大きな
テーマにしました。
参照:http://www.web-ami.com/mailnews/071229.html
http://www.web-ami.com/mailnews/080101.html
そこで、「展望」を「10大目標」と置き換えて
1)元気に過ごす(7月11日に59才になる)
2)お客様に貢献する
3)その為に、若い人に好かれる存在になる
4)さらに、60才代に向けて「人材育成」の仕組みをつくる
5)その為に「ついている人」と積極的に交流する
6)無借金経営に向けて、借金を減らす
7)しかし、革新のための「投資」はドンドン行う
8)セミナーなどに出かけて勉強する
9)「AMIコンサルティングFresh&Hot情報通信」を持続して、
年末には306号を送信する
10)「AMIニュース」を継続して、年末には96号を発信する
を公表します。
先生も書いておられましたが、
「身近なテーマ」かつ「当然の事」
がポイントのように思います。
年賀状で「次の10年、人づくり、システムづくり」と書きましたが、
まず、自分を磨きたいと思っています。
そして、早く「無借金」になって、その勢いで、
「若い人」を育てる社会貢献を目指して夢みて行きたい
と思っています。
■固有の絶対値
イエローハット鍵山会長の言葉、
「10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史になる」
をご紹介していますが、
トヨタでも
「10年達成できる、20年プロになる、30年神様になれる」
と言っています。
それほどに「道」として継続することが難しいことを警鐘しています。
人間には「108の煩悩」があるそうで、その煩悩に惑わされてしまい、
一つのことを貫けずに、次々と移ろいでしまうのです。
特に、「三日坊主」という言葉があるように、
自分が本気でやろうと思ってもなかなか継続できないことが多いのです。
「継続は力なり」と言いますが、
私のこの「AMIニュース」も少しずつ変化しながら、
ある方からは
「長文だけど、腑に落ちやすくなり、楽しく読んでいるよ」
と進歩を誉めて頂いています。
何事も続けることが大事であり、
さらに、それを「まとめる」ことが威力を発揮し、当社のホームページから
この「AMIニュース」の申込みが届くようになりました。
参照:http://www.web-ami.com/mailnews/main.html
★「固有の絶対値」という視点があります。
例えば、
・当社は創業12年である
・当社は社員3名である
・Fax通信は月2回発行して283号になっている
参照:http://www.web-ami.com/f&htushin/283.html
・無料メルマガ「愛語回天 花まる人生塾」は86号になっている
参照:http://blog.mag2.com/m/log/0000132521/
・当「AMIニュース」は、46号になる
参照:http://www.web-ami.com/mailnews/main.html
などが「固有の絶対値」の例になります。
本でも同じですが、薄っぺらいものより分厚いものが評価されます。
回を重ねることの意味がそこにあると思います。
誰でも「壁」が思いがけない形で出現するのですが、
その「壁突破力」となる
★DNAが反応して「やってて、楽しい」と思えること
★誘惑に負けない「不退転」の意志を固める
★そして経済的に負担にならない
の3拍子を揃えることが重要と考えています。
私は、
☆この「記事」を書くことが楽しくて
☆「お客様への手紙」として書き続けて貢献するという決意
☆そして、ヒマな時間に書き、メール送信するという負担ゼロ
の3拍子で、
この「AMIニュース」を週1回発行を継続したいと思っています。
これらの「固有の絶対値」の積重ねが、私のバックボーンになっています。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
■まとめ
・イエローハット鍵山会長の言葉、
「10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史になる」
・「10大目標」を書く
・「固有の絶対値」が「不退転」の源泉になる
■当「AMIニュース」のバックログは、
http://www.web-ami.com/mailnews/main.html
でご参照ください
08年03月09日
3つの視点
■「3つの視点」
昨日、NHKの野村さん特集を見ました。
「生涯一捕手」として、長年、現役にこだわり、現役引退後は、
「野村再生工場」として、ヤクルトを日本一に引き上げるなどの
マジック的な面を語っておられました。
野球に「データ」を持ち込んだ人として有名ですが、
1)「敵を知り、己を知る」から、より確率が高まる
2)「どうせ・・」という思い込みを払拭するマスコミ活用法
3)野村さんの恩師である鶴岡流の「ささやき術」
という風なことを学びました。
私は、長年、お客様に「3つの視点」として
1)ABCの視点
2)3ムの視点
3)暗示の視点
を話して来ましたが、
現実に、成果に確信し始めた時に、野村さんの話を聞いて
「腑に落ちる」
という感覚を久しぶりに味わいました。
■「ABCの視点」
これは「当たり前活動」というもので、
A:お客様の立場で当たり前と思うことを
B:バカにしないで
C:チャンとやる
というもので、
「営業のABC」とか「事務のABC」という風にタイトルづける
新しいQCサークル活動の手法です。
「敵を知り、己を知る」ということは、どんな仕事でも大切です。
特に、QCDに関わることは
Q:品質・・よいのが当たり前
C:価格・・安いのが当たり前
D:納期・・早いのが当たり前
というもので、そのルールづくりが大切なのです。
この「当たり前」をルール化し、それをIT技術を絡ませて
「見える化」でレベルUPするのが「改善」x「システム」の視点なのです。
■「3ムの視点」
このようにして「ABC活動」が進むとある種の「マンネリ」状態が
全体に流れるのです。
これを「表準」と置き直して、さらに次の目標に向かっていくのです。
この時に重要なのは、「課題発見」のために「3ム会議」で
1)ムダ
2)ムラ
3)ムリ
の課題を掲げて徹底的に再発見するのです。
これは、「標準化・平準化・整流化」という3つの考えにつながるのです。
意外に難しいのは「ムリ」なのです。
営業と製造という立場の違いなどで、必ず、起こる課題です。
■「暗示の視点」
コンサルをしていて歯がゆいのは「人材育成」なのです。
一過性の効果では、本当の意味でお客様は自立しないのです。
コンサルを通して「人材育成」が「夢」なのです。
「フルスイング」の高畠さんは
「大きな耳、小さな口、優しい目」
と言っていましたが、野村さんは、自分の経験を通して
鶴岡監督から「最近、頑張ってるなぁ」と声をかけてもらった時の
「胸の高まり」
を大事にされています。
「ボヤキ戦術」のようですが、野村さんは、万年Bクラスのチームでは、
★自分がマスコミを呼び込むことで「見られている」という認識、
★そして、マスコミを通じて「期待しているという呼びかけ、
★結果を出した時に、素直に誉める
という仕掛けを話しておられました。
確かに、阪神ではマスコミ効果は効かなかったのです。
そして、「頑張ってるなぁ」という「小さな口」で、若い選手ばかりでなく、
山崎選手のような大ベテランさえも再度2冠王に返り咲きさせるのです。
「人は暗示で9割動く」という言葉の意味を再確認しました。
■「不作為」
最後に、公務員の「不作為」という言葉が話題になっています。
「本来ならば、為すべきことをしなかった」という行為についての議論です。
「法律を守る」という公務員体質では、
現実が悪法と証明していてもコンプライアンスを貫く
という事が重要なのです。
これは、一般の場合でも起こりえることなのです。
「正義」という視点が社会的にボヤケて来ています。
この「正義」で身を落とした、東京の警察官や中国の青年などの美談が
クローズアップされます。
しかし、「どうせ、こんな会社・・」という風土が染み込んでいる中で、
誰もが「不作為」では、どうしようもありません。
私は、コンサルタントとして「考える」という視点で
こんな「不作為」から脱して「一枚岩の燃える集団」づくりを目指して
「3つの視点」を実践して行きたいと思っています。
■まとめ
・「3つの視点」:1)ABCの視点2)3ムの視点3)暗示の視点
・「3ムの視点」:ムダ(標準化)・ムラ(平準化)・ムリ(整流化)
・「人は暗示で9割動く」
■当「AMIニュース」のバックログは、
http://www.web-ami.com/mailnews/main.html
でご参照ください。
昨日、NHKの野村さん特集を見ました。
「生涯一捕手」として、長年、現役にこだわり、現役引退後は、
「野村再生工場」として、ヤクルトを日本一に引き上げるなどの
マジック的な面を語っておられました。
野球に「データ」を持ち込んだ人として有名ですが、
1)「敵を知り、己を知る」から、より確率が高まる
2)「どうせ・・」という思い込みを払拭するマスコミ活用法
3)野村さんの恩師である鶴岡流の「ささやき術」
という風なことを学びました。
私は、長年、お客様に「3つの視点」として
1)ABCの視点
2)3ムの視点
3)暗示の視点
を話して来ましたが、
現実に、成果に確信し始めた時に、野村さんの話を聞いて
「腑に落ちる」
という感覚を久しぶりに味わいました。
■「ABCの視点」
これは「当たり前活動」というもので、
A:お客様の立場で当たり前と思うことを
B:バカにしないで
C:チャンとやる
というもので、
「営業のABC」とか「事務のABC」という風にタイトルづける
新しいQCサークル活動の手法です。
「敵を知り、己を知る」ということは、どんな仕事でも大切です。
特に、QCDに関わることは
Q:品質・・よいのが当たり前
C:価格・・安いのが当たり前
D:納期・・早いのが当たり前
というもので、そのルールづくりが大切なのです。
この「当たり前」をルール化し、それをIT技術を絡ませて
「見える化」でレベルUPするのが「改善」x「システム」の視点なのです。
■「3ムの視点」
このようにして「ABC活動」が進むとある種の「マンネリ」状態が
全体に流れるのです。
これを「表準」と置き直して、さらに次の目標に向かっていくのです。
この時に重要なのは、「課題発見」のために「3ム会議」で
1)ムダ
2)ムラ
3)ムリ
の課題を掲げて徹底的に再発見するのです。
これは、「標準化・平準化・整流化」という3つの考えにつながるのです。
意外に難しいのは「ムリ」なのです。
営業と製造という立場の違いなどで、必ず、起こる課題です。
■「暗示の視点」
コンサルをしていて歯がゆいのは「人材育成」なのです。
一過性の効果では、本当の意味でお客様は自立しないのです。
コンサルを通して「人材育成」が「夢」なのです。
「フルスイング」の高畠さんは
「大きな耳、小さな口、優しい目」
と言っていましたが、野村さんは、自分の経験を通して
鶴岡監督から「最近、頑張ってるなぁ」と声をかけてもらった時の
「胸の高まり」
を大事にされています。
「ボヤキ戦術」のようですが、野村さんは、万年Bクラスのチームでは、
★自分がマスコミを呼び込むことで「見られている」という認識、
★そして、マスコミを通じて「期待しているという呼びかけ、
★結果を出した時に、素直に誉める
という仕掛けを話しておられました。
確かに、阪神ではマスコミ効果は効かなかったのです。
そして、「頑張ってるなぁ」という「小さな口」で、若い選手ばかりでなく、
山崎選手のような大ベテランさえも再度2冠王に返り咲きさせるのです。
「人は暗示で9割動く」という言葉の意味を再確認しました。
■「不作為」
最後に、公務員の「不作為」という言葉が話題になっています。
「本来ならば、為すべきことをしなかった」という行為についての議論です。
「法律を守る」という公務員体質では、
現実が悪法と証明していてもコンプライアンスを貫く
という事が重要なのです。
これは、一般の場合でも起こりえることなのです。
「正義」という視点が社会的にボヤケて来ています。
この「正義」で身を落とした、東京の警察官や中国の青年などの美談が
クローズアップされます。
しかし、「どうせ、こんな会社・・」という風土が染み込んでいる中で、
誰もが「不作為」では、どうしようもありません。
私は、コンサルタントとして「考える」という視点で
こんな「不作為」から脱して「一枚岩の燃える集団」づくりを目指して
「3つの視点」を実践して行きたいと思っています。
■まとめ
・「3つの視点」:1)ABCの視点2)3ムの視点3)暗示の視点
・「3ムの視点」:ムダ(標準化)・ムラ(平準化)・ムリ(整流化)
・「人は暗示で9割動く」
■当「AMIニュース」のバックログは、
http://www.web-ami.com/mailnews/main.html
でご参照ください。
08年03月07日
丸十MBA
■はじめに
先月20日に、丸十ビジネスアソシエイツ(株)が創業しました。
略称、丸十MBAとして、社長は、西川典男が勤めます。
主に、ヘッドカンパニー丸十服装(株)の強みと
西川典男社長の個人的強みを活かして
新しいビジネス・モデル構築にチャレンジする会社です。
社名にあるアソシエイツは、
associate A with B
と使う事が多く、AとBを結合するという意味を持っています。
西川典男社長の強い信念を活かして、
「丸十MBA」と「貴社」を結合して、Newビジネスを生み出したい
と願っています。
弊社、(有)エー・エム・アイは、
社長の栩野(とちの)は、顧問として営業企画を中心に
社員の前澤は、ホームページや通販などの維持運営で
一体となって、参画します。
まず、その第一弾として、
「2008 春 ギフトショー 大阪」
に出展します。
日時 3月12日〜14日 AM10:00〜PM18:00
(14日のみ〜17:00)
場所 マイドームおおさか 大阪市中央区本町橋2−5
出展 3F(コマ番号 3070)
■出展内容
★「刺繍工房」
丸十服装(株)で長年培って来た刺繍技術を活かしたオリジナル刺繍加工を
ローコストにご提供します。
還暦や企業の記念事業として、オリジナルの「書」を、そのまま刺繍仕上げ
して「記念品」として、お使いになれます。
会場では、サンプル品として楽笑さんの「書」を刺繍仕上げした作品を
展示いたします。
★「プリント工房」
丸十服装(株)で長年培って来たプリント技術を活かして
「書」や「写真」をTシャツなどにプリント印刷します。
ペットの写真をTシャツにプリントして、展示いたします。
★「参考出品」
楽笑さんの「夢」「笑」「楽」という3文字をビンに印刷した
「笑酒」(わらいざけ)を 参考出品します。
この他、松岡製菓さんの銘菓「満月ポン」と「楽笑」と結合した
「笑菓子」(わらかし)を展示いたします。
このように、続々と「A」with「B」のアソシエイツ(結合)が生まれます。
これらをWeb(http://www.maluju-mba.com)からも通販します。
Webは3月下旬オープンを目指しています。
今しばらく、お待ちください。
★「取次店募集」
これらの商品の「取次店」を募集しています。
詳しくは、電話:06−6554−2011 担当:鬼頭 まで
Fax:06−6554−2022
お気軽にご連絡をくださいますようお願い申し上げます。
★今後の予定
丸十MBA(株)は、若いデザイナーさんの育成にもチャレンジします。
Webに公開し、人気投票で一定数を得た作品は、
責任を持って丸十MBAが製品化し、拡販に努めます。
また、その他、教育事業も続々企画中です。
ご期待くださいますようお願い申し上げます。
先月20日に、丸十ビジネスアソシエイツ(株)が創業しました。
略称、丸十MBAとして、社長は、西川典男が勤めます。
主に、ヘッドカンパニー丸十服装(株)の強みと
西川典男社長の個人的強みを活かして
新しいビジネス・モデル構築にチャレンジする会社です。
社名にあるアソシエイツは、
associate A with B
と使う事が多く、AとBを結合するという意味を持っています。
西川典男社長の強い信念を活かして、
「丸十MBA」と「貴社」を結合して、Newビジネスを生み出したい
と願っています。
弊社、(有)エー・エム・アイは、
社長の栩野(とちの)は、顧問として営業企画を中心に
社員の前澤は、ホームページや通販などの維持運営で
一体となって、参画します。
まず、その第一弾として、
「2008 春 ギフトショー 大阪」
に出展します。
日時 3月12日〜14日 AM10:00〜PM18:00
(14日のみ〜17:00)
場所 マイドームおおさか 大阪市中央区本町橋2−5
出展 3F(コマ番号 3070)
■出展内容
★「刺繍工房」
丸十服装(株)で長年培って来た刺繍技術を活かしたオリジナル刺繍加工を
ローコストにご提供します。
還暦や企業の記念事業として、オリジナルの「書」を、そのまま刺繍仕上げ
して「記念品」として、お使いになれます。
会場では、サンプル品として楽笑さんの「書」を刺繍仕上げした作品を
展示いたします。
★「プリント工房」
丸十服装(株)で長年培って来たプリント技術を活かして
「書」や「写真」をTシャツなどにプリント印刷します。
ペットの写真をTシャツにプリントして、展示いたします。
★「参考出品」
楽笑さんの「夢」「笑」「楽」という3文字をビンに印刷した
「笑酒」(わらいざけ)を 参考出品します。
この他、松岡製菓さんの銘菓「満月ポン」と「楽笑」と結合した
「笑菓子」(わらかし)を展示いたします。
このように、続々と「A」with「B」のアソシエイツ(結合)が生まれます。
これらをWeb(http://www.maluju-mba.com)からも通販します。
Webは3月下旬オープンを目指しています。
今しばらく、お待ちください。
★「取次店募集」
これらの商品の「取次店」を募集しています。
詳しくは、電話:06−6554−2011 担当:鬼頭 まで
Fax:06−6554−2022
お気軽にご連絡をくださいますようお願い申し上げます。
★今後の予定
丸十MBA(株)は、若いデザイナーさんの育成にもチャレンジします。
Webに公開し、人気投票で一定数を得た作品は、
責任を持って丸十MBAが製品化し、拡販に努めます。
また、その他、教育事業も続々企画中です。
ご期待くださいますようお願い申し上げます。
08年03月06日
フルスイング
■「フルスイング」
今年の1月から2月にかけて、NHKが「フルスイング」という6回シリーズ
のドラマを放映しました。
この番組は、元プロ野球コーチで、落合選手やイチローという大打者を育てた
高畠さんを主人公にしたドラマです。
それぞれのポイントをNHKのホームページから抜粋しますと
★第1話のことば…
「大きな耳 小さな口 優しい目」
…コーチの仕事は教えん事、それがワシの信念でした。無理やり教えても、
選手の迷惑じゃ。選手が苦しんで、悩んで、高さん指導して下さい言うて
来るまで待つ。大きな耳、小さな口、優しい目で待つんですわ…
★第2話のことば…
「才能とは、逃げださないこと」
…生徒に何を伝えればいいかわからんけど、私なりにひとりひとりに向き
合っていきます。
何かあった時、そうだ高林がおったな、って思い出してくれればいいんじゃ
ないかと。いつでも来やすいように、手を広げて待っててやろうと。…
★第3話のことば…
「大丈夫、それでいい」
…(野球部中村の手のひらを見て)いい手じゃ、よう練習しとる手じゃなぁ。
これなら大丈夫。何も変えんでいい。今まで通りでええんじゃ。この手を
信じてな…
★第4話のことば…
「相手の目をよく見て」
…キャッチボールの基本は、まず相手をよく見て、次にボールをよく見る
ことです。無理せんと、キャッチできる距離まで近付きましょう。ナイス
キャッチ!!…
★第5話のことば…
「ソッ啄(ソッタク)」
…「ソツ」(口へんに卒)は卵が孵る時にヒナが殻の内側から鳴く声、
「啄」は母鳥が外から殻をついばむことを表します。つまり、ソツ啄とは
親と子、師匠と弟子のタイミングが合う事が、理想の指導っちゅう意味
です…
★最後のことば…
「氣力」
…ワシはな、諦めん気持ちこそ、氣力じゃといいたい。諦めちゃいかん。
ワシも、皆んなもじゃ。九回裏、ツーアウト、ランナーなしでも、何点
離されておっても、諦めん気持ち、それが氣力じゃ。氣力はな、人を思う
事で強くなる。思われる事で、もっと強くなる…
と紹介されています。
私は、最初の「大きな耳 小さな口 優しい目」という言葉に引かれてこの
番組に興味を持ったのです。
全部を見た訳ではないのですが、
「夢」⇒「壁」⇒「人間力」⇒「支援力」⇒「関係力」⇒「真因」⇒「気力」
という流れになっていると理解しています。
「夢」・・「イケル」という直観力が働き「夢」を膨らます
「壁」・・しかし、現実には専門性という「壁」が高く立ちはだかる
「人間力」・・その専門性という「壁」を突破する「情熱」という「人間力」
「支援力」・・受け入れられて自分の得意分野で力量を発揮する
「関係力」・・強烈な壁に「近づく」という事で「心」を開く
「真因」・・上辺のことに目を奪われずに、物事の本質を読む
「気力」・・どんなに追い込まれても「最後まであきらめずにフルスイング」
主人公の高林先生は、毎朝、校門に立ち、登校する生徒に
「未来の大リーガー」
という風に、それぞれの生徒の○○を呼びかけていました。
「人は暗示で9割動く」と言われますが、
毎日、毎日、「未来の○○君」と呼びかけることで、
どれほど生徒の心に入り込んだものかと思います。
たしかに、「夢」が人の原動力なのかも知れません。
それぞれの「人」には、環境の違いから個性が出て来るのですが、
例えば、落合選手やイチローという「変則型」の選手の場合、
いわゆる、プロの常識ではアウトローなのです。
彼らが巨人軍のようなチームに入団しておれば、
駒田選手がOB連中にいじられて大成できなかったように、
それぞれのOBコーチが強いる持論に圧倒されていたように思うのです。
野茂投手や岡島投手も超変速フォームの選手です。
それが、大リーグという舞台で「個性」を発揮したのです。
この「個性」を育成するという姿勢が高畠さんの主義のようです。
59才で高校教師になり、僅か1年でガンに倒れられたそうですが、
彼が教えた「フルスイング」という理念は、生徒の心に深く刻みこまれた
ものと思います。
この感動のドラマは、原作本が出版されているようです。
ご興味のある方は、読まれる価値は十二分にあると確信します。
今年の1月から2月にかけて、NHKが「フルスイング」という6回シリーズ
のドラマを放映しました。
この番組は、元プロ野球コーチで、落合選手やイチローという大打者を育てた
高畠さんを主人公にしたドラマです。
それぞれのポイントをNHKのホームページから抜粋しますと
★第1話のことば…
「大きな耳 小さな口 優しい目」
…コーチの仕事は教えん事、それがワシの信念でした。無理やり教えても、
選手の迷惑じゃ。選手が苦しんで、悩んで、高さん指導して下さい言うて
来るまで待つ。大きな耳、小さな口、優しい目で待つんですわ…
★第2話のことば…
「才能とは、逃げださないこと」
…生徒に何を伝えればいいかわからんけど、私なりにひとりひとりに向き
合っていきます。
何かあった時、そうだ高林がおったな、って思い出してくれればいいんじゃ
ないかと。いつでも来やすいように、手を広げて待っててやろうと。…
★第3話のことば…
「大丈夫、それでいい」
…(野球部中村の手のひらを見て)いい手じゃ、よう練習しとる手じゃなぁ。
これなら大丈夫。何も変えんでいい。今まで通りでええんじゃ。この手を
信じてな…
★第4話のことば…
「相手の目をよく見て」
…キャッチボールの基本は、まず相手をよく見て、次にボールをよく見る
ことです。無理せんと、キャッチできる距離まで近付きましょう。ナイス
キャッチ!!…
★第5話のことば…
「ソッ啄(ソッタク)」
…「ソツ」(口へんに卒)は卵が孵る時にヒナが殻の内側から鳴く声、
「啄」は母鳥が外から殻をついばむことを表します。つまり、ソツ啄とは
親と子、師匠と弟子のタイミングが合う事が、理想の指導っちゅう意味
です…
★最後のことば…
「氣力」
…ワシはな、諦めん気持ちこそ、氣力じゃといいたい。諦めちゃいかん。
ワシも、皆んなもじゃ。九回裏、ツーアウト、ランナーなしでも、何点
離されておっても、諦めん気持ち、それが氣力じゃ。氣力はな、人を思う
事で強くなる。思われる事で、もっと強くなる…
と紹介されています。
私は、最初の「大きな耳 小さな口 優しい目」という言葉に引かれてこの
番組に興味を持ったのです。
全部を見た訳ではないのですが、
「夢」⇒「壁」⇒「人間力」⇒「支援力」⇒「関係力」⇒「真因」⇒「気力」
という流れになっていると理解しています。
「夢」・・「イケル」という直観力が働き「夢」を膨らます
「壁」・・しかし、現実には専門性という「壁」が高く立ちはだかる
「人間力」・・その専門性という「壁」を突破する「情熱」という「人間力」
「支援力」・・受け入れられて自分の得意分野で力量を発揮する
「関係力」・・強烈な壁に「近づく」という事で「心」を開く
「真因」・・上辺のことに目を奪われずに、物事の本質を読む
「気力」・・どんなに追い込まれても「最後まであきらめずにフルスイング」
主人公の高林先生は、毎朝、校門に立ち、登校する生徒に
「未来の大リーガー」
という風に、それぞれの生徒の○○を呼びかけていました。
「人は暗示で9割動く」と言われますが、
毎日、毎日、「未来の○○君」と呼びかけることで、
どれほど生徒の心に入り込んだものかと思います。
たしかに、「夢」が人の原動力なのかも知れません。
それぞれの「人」には、環境の違いから個性が出て来るのですが、
例えば、落合選手やイチローという「変則型」の選手の場合、
いわゆる、プロの常識ではアウトローなのです。
彼らが巨人軍のようなチームに入団しておれば、
駒田選手がOB連中にいじられて大成できなかったように、
それぞれのOBコーチが強いる持論に圧倒されていたように思うのです。
野茂投手や岡島投手も超変速フォームの選手です。
それが、大リーグという舞台で「個性」を発揮したのです。
この「個性」を育成するという姿勢が高畠さんの主義のようです。
59才で高校教師になり、僅か1年でガンに倒れられたそうですが、
彼が教えた「フルスイング」という理念は、生徒の心に深く刻みこまれた
ものと思います。
この感動のドラマは、原作本が出版されているようです。
ご興味のある方は、読まれる価値は十二分にあると確信します。
08年03月03日
7人の恩人
■「仕事が楽しい?」
最近、社会現象として「心の病」が多くなっています。
パソコンと向かい合う職業では、鬱病患者が増えていて、
企業がカウンセラーを常設したり、定期的にアンケートを実施して、
早期発見に努めています。
「効率」を求めると逆に「人間性」が薄れてしまいます。
IT関連企業では、隣の人ともメールで会話するというウソみたいな事例が
ある程、他人との関わりがなくなっています。
「忙」という文字は、心をなくすという2文字でなりたっていると話しますが、
そんな時代になっています。
「心」って、大切だと思います。
自分が存在しているという確かな感触が重要なのです。
そういう私もこのメルマガを通して多くの読者(約300人)に向けて
「私見」を発信していますが、
何らかのレスポンスがあると「嬉しい」のです。
あるお客様で「仕事が楽しいですか?」と訊いたことがあります。
若手の方は、さすがに勢いがあって「楽しい」と答えて下さるのですが、
ベテランの方からは
「先生、楽しいって感覚は随分前になくなりました」
と返ってくるのです。
この差が大きいですよね。
私は、
「どうしたら楽しくなるのでしょうか?」
と返してみたのです。
彼らは、ウーンと唸りながら考えてくれたのですが、ある方が、
「先生、こんな会話が欲しかった」
と答えてくれたのです。
如何に、平素は業績ばかりの話しかしないかと驚いたのです。
■「感謝の気持ち」
そういう会話があって、次に
「今までに得た恩人を書き上げてください」
と話を進めたのです。
恩人ですから親も含めることも可能ですが、
この場合、他人という存在が問題なのです。
これは、意外に書けない人が多いのです。
私は「感謝の気持ち」という話を自分を例にして話したのです。
すなわち、私の場合、両親の他に
☆西治先生・・関学のゼミの先生。職業についても勉強することを教えて
頂いた。
☆福井社長・・サラリーマン時代にコンピュータの仕事を任せて下さった
☆十河専務・・私の才能を引き出してくださった
☆灰本さん・・IBMの方で「A4版1頁の報告書」を教えて下さった
☆水島さん・・KCSの方で、独立時にコラボしてくださりクライアントが
見つかった
☆内山さん・・トヨタのシステム部の方で、物流改善の道を拓いて下さった
☆鍔本さん・・物流改善の先生でトヨタ方式を教わり、「大志」を教わった
☆辻さん・・KSCの方で、栩野さんが元気になるようにと世話して頂いた
☆成瀬さん・・辻さんの紹介でソフト開発をした会社で、独立時にも
「栩野さんにソフト開発を出しなさい」と言ってくださった
また、今もお付き合いがあります
☆太田さん・・JBFの方で初仕事を提供してくださった
☆友定さん・・一番最初のお客様で次男がお世話になっている
☆宮内さん・・船井総研の方でスクールでコンサル法を指導してくださった
☆藤崎さん・・船井総研の方でAMIとジョイント・セミナーを実施して、
多くのお客様を得るキッカケを作ってくれた
☆佐竹さん・・お客様でAMIが元気になるようにお客様を紹介して頂いた
☆西川さん・・お客様で10年にわたるお付き合いで新しいビジネスを
これから一緒に進める
という風に、ドンドン恩人が出てくるのです。
まだまだ、いろんな方にお世話になって今日に至っているのです。
もっともっと、恩人がおられるのです。
この差は、大きいのです。
こんな風に、話をすると彼らも次々に名前が浮かんで来るのです。
不思議ですね。
■「7人の恩人」
トヨタでは「7人の友人」というキーワードがあるのですが、
ホントに人との接し方によって人生が大きく変わると思います。
私は、これを真似て「7人の恩人」と話しています。
「あの方に世話になった」
という感謝の気持ちが大切だと思うのです。
最近の若い人は、子供時代、大事に育てられた背景もあって、
少々のことでは「当たり前」と思う傾向があるのです。
「ありがとうカード」をシステム化しておられる会社もあります。
「ありがとう」の言葉が飛び交う会社は、素晴らしいと思います。
この事は、トップ自ら率先垂範することがキーになります。
よく「うちの社員は、感謝の言葉がない」とボヤく方がおられますが、
ご自分はどうなんでしょうか?
「愛語回天」と言いますが、
「愛語」:相手を思ってかける言葉であり
「回天」:それをキッカケに人生が変わる
いう意味です。
いろんな人が「声」をかけて下さっているのです。
その「声」を「腑に落ちる」ように活かすことが重要なのです。
最近、少なくなっているのは「髪型」などの忠告です。
ホントに、エチケットやマナーを教えられるのか?と思います。
私は、若い時に、十河専務から
「栩野君、将来、君と同じような事をする部下が出来た時にどうするか」
と諭して頂いたことがあります。
このように「諭す」とか「叱る」「躾ける」という言葉が希薄になりつつ
あります。
読者の皆さんも「7人の恩人」を書き上げて頂きたいと思います。
書いてみると受けた「恩」がよく理解できます。
これが人生を変えるキッカケになるかも知れないのです。
ぜひ、書き上げてみて下さい。
最近、社会現象として「心の病」が多くなっています。
パソコンと向かい合う職業では、鬱病患者が増えていて、
企業がカウンセラーを常設したり、定期的にアンケートを実施して、
早期発見に努めています。
「効率」を求めると逆に「人間性」が薄れてしまいます。
IT関連企業では、隣の人ともメールで会話するというウソみたいな事例が
ある程、他人との関わりがなくなっています。
「忙」という文字は、心をなくすという2文字でなりたっていると話しますが、
そんな時代になっています。
「心」って、大切だと思います。
自分が存在しているという確かな感触が重要なのです。
そういう私もこのメルマガを通して多くの読者(約300人)に向けて
「私見」を発信していますが、
何らかのレスポンスがあると「嬉しい」のです。
あるお客様で「仕事が楽しいですか?」と訊いたことがあります。
若手の方は、さすがに勢いがあって「楽しい」と答えて下さるのですが、
ベテランの方からは
「先生、楽しいって感覚は随分前になくなりました」
と返ってくるのです。
この差が大きいですよね。
私は、
「どうしたら楽しくなるのでしょうか?」
と返してみたのです。
彼らは、ウーンと唸りながら考えてくれたのですが、ある方が、
「先生、こんな会話が欲しかった」
と答えてくれたのです。
如何に、平素は業績ばかりの話しかしないかと驚いたのです。
■「感謝の気持ち」
そういう会話があって、次に
「今までに得た恩人を書き上げてください」
と話を進めたのです。
恩人ですから親も含めることも可能ですが、
この場合、他人という存在が問題なのです。
これは、意外に書けない人が多いのです。
私は「感謝の気持ち」という話を自分を例にして話したのです。
すなわち、私の場合、両親の他に
☆西治先生・・関学のゼミの先生。職業についても勉強することを教えて
頂いた。
☆福井社長・・サラリーマン時代にコンピュータの仕事を任せて下さった
☆十河専務・・私の才能を引き出してくださった
☆灰本さん・・IBMの方で「A4版1頁の報告書」を教えて下さった
☆水島さん・・KCSの方で、独立時にコラボしてくださりクライアントが
見つかった
☆内山さん・・トヨタのシステム部の方で、物流改善の道を拓いて下さった
☆鍔本さん・・物流改善の先生でトヨタ方式を教わり、「大志」を教わった
☆辻さん・・KSCの方で、栩野さんが元気になるようにと世話して頂いた
☆成瀬さん・・辻さんの紹介でソフト開発をした会社で、独立時にも
「栩野さんにソフト開発を出しなさい」と言ってくださった
また、今もお付き合いがあります
☆太田さん・・JBFの方で初仕事を提供してくださった
☆友定さん・・一番最初のお客様で次男がお世話になっている
☆宮内さん・・船井総研の方でスクールでコンサル法を指導してくださった
☆藤崎さん・・船井総研の方でAMIとジョイント・セミナーを実施して、
多くのお客様を得るキッカケを作ってくれた
☆佐竹さん・・お客様でAMIが元気になるようにお客様を紹介して頂いた
☆西川さん・・お客様で10年にわたるお付き合いで新しいビジネスを
これから一緒に進める
という風に、ドンドン恩人が出てくるのです。
まだまだ、いろんな方にお世話になって今日に至っているのです。
もっともっと、恩人がおられるのです。
この差は、大きいのです。
こんな風に、話をすると彼らも次々に名前が浮かんで来るのです。
不思議ですね。
■「7人の恩人」
トヨタでは「7人の友人」というキーワードがあるのですが、
ホントに人との接し方によって人生が大きく変わると思います。
私は、これを真似て「7人の恩人」と話しています。
「あの方に世話になった」
という感謝の気持ちが大切だと思うのです。
最近の若い人は、子供時代、大事に育てられた背景もあって、
少々のことでは「当たり前」と思う傾向があるのです。
「ありがとうカード」をシステム化しておられる会社もあります。
「ありがとう」の言葉が飛び交う会社は、素晴らしいと思います。
この事は、トップ自ら率先垂範することがキーになります。
よく「うちの社員は、感謝の言葉がない」とボヤく方がおられますが、
ご自分はどうなんでしょうか?
「愛語回天」と言いますが、
「愛語」:相手を思ってかける言葉であり
「回天」:それをキッカケに人生が変わる
いう意味です。
いろんな人が「声」をかけて下さっているのです。
その「声」を「腑に落ちる」ように活かすことが重要なのです。
最近、少なくなっているのは「髪型」などの忠告です。
ホントに、エチケットやマナーを教えられるのか?と思います。
私は、若い時に、十河専務から
「栩野君、将来、君と同じような事をする部下が出来た時にどうするか」
と諭して頂いたことがあります。
このように「諭す」とか「叱る」「躾ける」という言葉が希薄になりつつ
あります。
読者の皆さんも「7人の恩人」を書き上げて頂きたいと思います。
書いてみると受けた「恩」がよく理解できます。
これが人生を変えるキッカケになるかも知れないのです。
ぜひ、書き上げてみて下さい。