師走の25日、松本電鉄株式会社(松電)外アルピコグループが182億円の実質債務超過に陥り経営破綻し、八十二銀行外8金融機関に支援を要請したとの報道が流れた。当日は、地方経済が疲弊している事実を突きつけられ寂しさでいっぱいでした。

(アルピコ創業者)

 母の実家と同業者で、隣町出身の松電創業者は、戦時中の運送業統制会社社長として活躍し、以後事業拡大を続けた。事業は運送業・電鉄・タクシー・スーパーマーケット・ホテル・ゴルフ場などを松本・長野・諏訪地域と広範囲なエリアで展開していました。

(ガバナンスは100%子会社で)

 マスコミ報道では、松電の社長はこれほどの債務超過額があるとは知らなかったと伝えています。事実であったと思います。松電の取引先であり、支援を受けていた関与先を通しての経験と、古くは戦時中の統制会社時代からの事業拡大は相手先の事業支援要請を受けての経営参加が多かった、そのためグループ形成時から絶対支配力欠如、以後のガバナー不足があったと云わざるを得ない。

(統一会計処理)

 上場会社であれば、統一会計基準を定め、本社財務部の徹底指導があり、月次でグループ全体の業績把握を可能としている。松電のケースは会計部門の重要性とそれを徹底させる支配力の形成が事業経営の要諦と再確認しました。


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