バーゼル?(新自己資本比率)規制について

皆さんは、バーゼル?という言葉はご存知でしょうか?
新自己資本比率という言葉ではいかがでしょうか?

直接関係があるのは、金融機関ですが企業経営にも関係する言葉です。
なぜならば、この「バーゼル?」によって、結果的に「貸剥し、貸渋り」が発生しているからです。

金融庁のHPより引用しますと
○バーゼル?とは、2004年6月にバーゼル銀行監督委員会から最終案が公表された、金融機関の新しい自己資本比率規制のことです。
 バーゼル?は、近年の金融機関のリスク管理実務の進展や金融技術の高度化等を踏まえ、金融機関の直面するリスクをより精緻に
 評価すると同時に、金融機関のリスク管理能力向上を促すことを目指しています。

○バーゼル?は3つの柱、すなわち、?最低所要自己資本比率、?金融機関の自己管理と監督上の検証、?市場規律から成り立っています。

○「第一の柱(最低所要自己資本比率)」
 第一の柱では最低所要自己資本比率を定めており、自己資本比率を算定するにあたり、分母となるリスクの計測を現行規制より
 精緻化するという点が最も大きな特徴です。
 具体的には信用リスク(貸倒れのリスク)の計測の精緻化に加え、オペレーショナル・リスク(事務事故や不正行為等により金融機関
 が損失を被るリスク)の計測が新たに自己資本比率の算定に導入されました。

○「第二の柱(金融機関の自己管理と監督上の検証)」
 バーゼル?においては、銀行勘定の金利リスクや信用集中リスクなど第一の柱の対象となっていないリスクも含め、金融機関自らが
 リスクを適切に管理し、リスクに見合う適正な自己資本を維持するという「自己管理型」のリスク管理と自己資本の充実の取り組みを
 期待すること、また当局は、各金融機関が自発的に創意工夫をしたリスク管理の方法について検証・評価を行い、必要に応じて適切な
 監督上の措置を講ずること等が求められています。

 文責:法人ソリューション部


にほんブログ村 士業ブログへ
↑↑ランキングに参加しています。クリックをお願いします。

Pronet Group HP
↑↑弊社ホームページもぜひご覧下さい。




なかのひと