今回は、承認のスキルの2回目で承認の種類についてです。

◆ 結果承認と事実承認
結果承認
  創り出した結果を承認します。ただし、良い結果を創っていないと承認する側もされる側も苦しくなります。   (例) 「目標達成おめでとう!」、「売上1位おめでとう!」

事実承認
  成長や成果(プロセス)の事実を指摘します。喜びや達成感を得ることができます。
  (例)「企画書が創れるようになったね。」、「営業の訪問件数が増えたね。」、「書類作成のミスが減ってきたね。」


◆ 存在を認める
 挨拶をする。観察した事をそのまま伝える
  声をかけたり、変化を気付いたりしてあげることで、部下は自分に関心を持ってくれていることを確認します。名前を呼ばれるたびに、部下は自分の存在を肯定的に認められているんだと安心感を得ます。
 人が動く時は、その人への重要感、つまり上司から重要な一人物として扱われていることが伝わった時、一肌脱ごうと思います。

◆ 承認の効果
○ 嬉しくなる→気分がよくなる。前向きになる。
○ やる気と挑戦意欲が増す。
○ 承認してくれた人への好意と信頼感が増す。
文責:ヒューマニー事業部


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なかのひと

08年03月10日 | Category: General
Posted by: pronet
 前回は、2回に渡り「聞くスキル」について取扱いました。今回は「承認のスキル」について2回に渡り取扱います。第1弾は メッセージ についてです。

◆メッセージ 
考えや感情を伝えるメッセージは3種類あります。メッセージの主語が何になるかによって分類され、それぞれ効果が異なります。
 
1.YOU メッセージ
     あなたは【    】です。→ あなた【すごい】ですね。
    ・記憶への残存性が低い。
    ・過度の使用は抵抗感を生む。
    ・時として、相手に評価として伝わることがある。

2.I メッセージ
     私は【    】です。→ 私は【頑張った話が聞けてうれしい】
    ・強いメッセージ性を持ち、記憶への残存性が高い。
    ・抵抗感がなく、受け入れやすい。
    ・相手の評価ではなく、自分への影響を相手に伝える。

3.We メッセージ
     私たちは【    】です。→ 私たちは【がんばっています】
    ・グループのリーダーなどが使い、強いメッセージ性を与える。
    ・グループの目線が同じになる。
    ・一体感が生まれ、信頼が高まる。
 
  YOUメッセージは見たままや感じたままを伝えるので、比較的単純なメッセージです。それに対して、I・Weメッセージは「君のおかげで助かった」のように相手からの影響を承認として伝えるため、相手が抵抗感なく受け入れやすいメッセージとなります。記憶にも残るため、I・Weメッセージを使いこなせることはリーダーの必須スキルです。
文責:ヒューマニー事業部


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なかのひと

08年03月06日 | Category: General
Posted by: pronet
 今回は、第2弾として私たちが人の話を聞くときのクセ「ブロッキング」について、取り上げます。
 相手の話を聞くことが大事と分かっていても、相手の言いたいことを聞くことは案外できていないものです。それは話を聞くとき、しばしば自分の頭の中や心の中にそれを邪魔するもの(ブロッキング現象)が生じてくるためです。
 自分自身の持つ気持ちや価値観にこだわって話を聞くと、違和感が生じ、相手の言葉や感情を理解することができなくなります。ブロッキングを起こして相手の話を聞くと、話し手は自分の話を受けとめてもらった感じや、聞いてもらったという安心感を得られず、話を最後までする意欲まで削がれてしまいます。例えば、部下からとっても重大な問題を打ち明けられ「なんで、もっと早く報告しないんだ!」と責めたことはありませんか?そのとき、「言わない部下が悪い」と相手に要因を向けるのか、「言いやすい雰囲気を作らなかった私が悪い」と自分に要因を向けるのか、みなさんはどちらですか?
 ブロッキングを外すには、まず、自分に起こりがちなブロッキングを自覚して、意識的に避け、相手の考えや感じ方の動きに焦点を当てて、相手の話を聞くことに専念出来るようにする姿勢が不可欠です。


【 ブロッキングリスト 】

◆自分の考えと違うと、それを言いたくなる。

◆相手の価値観に反論したくなる。

◆相手が全然分かっていない事を言うと、指導したくなる。

◆ハッキリしない態度に対して、イライラする気持ちがおこる。

◆相手の話しぶりから勝手なイメージを作り上げてしまう。

◆次に話すことを考えてしまう。

などです。この他にもたくさんあります。
 次回は、考えや感情の効果的な伝え方について取り扱います。
文責:ヒューマニー事業部


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なかのひと

08年03月03日 | Category: General
Posted by: pronet
 前回(2007.11.01)は、コーチング実践編第一弾としてコーチングスキルを使うにあたっての前提となるラポール(信頼関係)作りについて取り上げました。今回は、ラポールを土台として展開していく聞くスキルについて、2回に渡り取り上げます。

◆聞く
 誰かに話を聞いてもらうことは、多くの人にとって驚くほど、心地よい体験となり得ます。もしもあなたの話し相手があなたに全神経を集中させて、あなたの発する言葉ひとつひとつに興味を示し、心から共感してくれたとしたら、どんな気持ちがするでしょうか?このような気持ちで話を聞いてもらえると、人は自分が尊重されているように感じ、自分という存在をより強く認識するようになります。
 相手の話を否定したり、疑問を挟んだり、意見を挟んだりしないで、最初から最後まで聞く事ができれば、相手は単に話を聞いてもらったというだけでなく、自分を受け入れてもらったと認識します。そして、それは相手の安心感を大きくすることにつながります。人の話を聞くという能力は、個人差はあるにせよ、誰もがもともと持っている資質です。それでは、次に聞くスキルについて具体的にご紹介します。



◆聞くスキル

1.うなずき
  話す事への同意や受けとっている感じを与えます

2.相づち
  相手のスピードやトーンに合わせて相槌を打つことが大切です
 
3.オウム返し
  キャッチボールのように、ボールを相手に投げる、そのボールが相手から返ってくる感じです 

4.接続詞
  「それから」、「もう少し詳しく聞かせてください」と相手の話を促します 

5.アクティブリスニング
  拍手したり、褒めたり、タッチングしたり体を使います

6.ブロッキング

1から5のスキルは大事と分かっていても、ついつい自分の気持ちや価値観にこだわってしまいがちです。
次回は6のブロッキングについて、もう少し取扱います。
文責:ヒューマニー事業部


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なかのひと

08年02月28日 | Category: General
Posted by: pronet
1.世の中から要望される税理士
 前述のとおり、顧客の多様な要望に応えられる税理士等集団の一員たる税理士、規制緩和、制度廃止があっても顧客の要求を満たせる税理士。

2.税理士事務所が採用したい順位別の税理士及び税理士予備軍の人材
(1)即戦力の人材(実務経験者)
(2)税理士合格者で実務経験者
(3)税理士試験4科目取得者(パート採用、合格後本採用)
(4)税理士無資格者でも特殊な税務に得意分野を持っている者
(5)税理士事務所の実務経験があり業績向上コンサルティングなどができる者
(6)中小企業診断士、社会保険労務士、司法書士などの有資格者
(7)経理代行(経理のできる)の人材
(8)税理士資格を持っているが実務経験無しの人材

3.活躍できる税理士に対する大学教育及び大学院教育
(1)一番重要なのは、関与先に専門家として貢献できる知識や技能ではなく、関与先とともに悩み、貢献していくという志がもっとも大事である。つまり、税理士としての使命と職業倫理および志であると思う。
(2)第6章で掲げた項目や将来の税理士像を踏まえたうえで、最優先すべきは職業倫理教育であり、次に税理士関連学問、理論教育はもちろんであるが、もっと実社会ですぐに使える実践技能教育が重要である。現状では、一人前になるのに入社して早くて2年から3年がかかり、パソコン教育なども同様である。その年月が税理士事務所及び関与先企業に貢献できる時間が遅れるため、社会人前教育の重要性が増大している。大学及び大学院では、教職員に実務者を多く登用し、実践教育を早くやることであると思う。もっというならば、実業高校からでも早くはないと思う。また、税務等を経営工学と位置づければ、商業高校だけでなく工業高校で経営工学論・情報工学論・コンピュータ会計論等の授業科目を増やし、パソコンの知識技能及びパソコン技能を駆使した税務実務を修得しておくべきではないだろうか。
  ところで、政治の課題の中に税金は必ずあるが、大学等の教育現場では、経済系には簿記・会計が存在し、また、法律系には憲法、民法、商法は存在するが税法はない。日本は諸外国に比べ税法科目を専門(専攻)教科に持つ大学・大学院がかなり少ないのはなぜだろうか。そこで、現在の会計大学院の内容を変え会計税法専門職大学院の設置をもっと拡大しなければ上場企業、非上場企業の会計・税務の需要の増大に応えられない状況になるのは明らかではないだろうか。実業高校、大学の経済学部の必修科目に税法を導入し、会計税法専門職大学院の創設と継続教育を実施しその先に公認会計士・税理士の育成をすることに意義があるのではないかと思う。

4.産学連携
 1)学校と税理士事務所の連携
   税理士新聞(別紙参照)に掲載があるように、学生を期間限定で税理士事務所に実習させる。現在、大学教授が高校の授業を受け持ち、高校教諭が大学の授業を受け持つ相互交流が各地で行われている。また、小学生が一般の会社に実習にもいっているなど進んでいるのに対し、税理士事務所の人材予備軍が税理士事務所の実務を知らない現実がそこにある。もっと、相互交流を深め、社会に貢献できる税理士等を育成するプログラムを構築すべきではないだろうか。

(1)税理士事務所の大学生等の受入
実習内容
 ・仕事の流れ等や事務所見学
 ・記帳(パソコン入力等)の実習
 ・決算・申告書の作成法の実習
 ・経営計画書策定の実習
 ・コンサルティングの見学     など
(2)大学側の税理士の講師受入
講義内容
 ・決算実務、申告書作成法
 ・日常の税務会計の実務教育
 ・管理会計の応用と経営者へのアドバイス研究
 ・経営計画策定実務
 ・企業政策の事例研究
 ・税法と財務の事例研究
 ・職業倫理
 ・税理士法研究     など
文責:企業部


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なかのひと

08年02月25日 | Category: General
Posted by: pronet
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