おはようございます。
松田です。

今日は、
何か資格を取ろう!と思っている人への話です。

行政書士 約4.8%
社会保険労務士 約7%
司法書士 約2%

国家試験の合格率です。

行政書士の専門学校で講師をして6年になります。

はじめて、国家資格を取ろうとする人から、
「行政書士より社会保険労務士のほうが簡単なんですか?」
という質問をよく受けます。

合格率を見て、そのように思うのですね。

数字って、多い少ない、大きい小さいが一目でわかりますから、
なんとなく説得力がありますよね。

ですから、誤解や勘違いをしやすいのも事実です。

とくに、パーセンテージという数値は、

相対的な数値です。

違う条件での、パーセンテージは、
単純に、パーセンテージの大小だけで、
簡単か、難しいかは判断できません。


先ほどの質問。

極端な例にすると、
500円の商品、10%引き

1,000円の商品、30%引き
30%引きのほうが安いのですか?
ということと同じなのです。

国家資格試験は、
試験ごとの受験者の層が違います。

行政書士試験を受ける人。

昔からのイメージで、
あまり試験勉強をせずに受験する人も多くいます。

その中での約4.8%が合格します。

社会保険労務士を受ける人。

ほとんどの人が、かなり勉強をして受験しています。

その中で、約7%が合格します。

そう考えると、
合格率だけで、
合格しやすい、合格しにくいを
判断することはできませんよね。


ちなみに、医師の国家試験は約90%の合格率です。
合格率だけでみると、
一番簡単なのか?
ってなってしまいます。


そもそも、合格率だけで、
何を受験しようかって考えるのは、
どうかと思いますけど。。。
にほんブログ村 経営ブログ 人事・総務へ