私どもは職種柄、色んな経営者の方とお会いします。その中で、儲かっている社長に共通するのは、「預金通帳の残高」を気にしているということです。
「個人的には、預金通帳の残高をながめるのはどうも・・・」と思っている方も多いと思いますが、悪い意味ではなく、前向きな気持ちで、預金通帳の残高に気を配ってみてはいかがでしょうか?
今回は、「預金通帳で「毎月の損益」が判る方法」をご紹介します。市販の本を見ても、あまりこういう観点から書かれているものがないので、少しでも経営者の方々のご参考になりましたら幸いです。

まず、預金口座を、1)メイン口座、2)納税等口座、3)将来口座に分けます(口座の名称の一部は、「通帳は4つに分けなさい 税理士亀田潤一郎 経済界」から引用しています。ただ、本ブログの内容や目的は、この本の内容等とは異なるものです)。 

1)「メイン口座」では、売上の入金、給与等経費の支払、借入金の支払等を行い、基本的に毎日のお金がこの口座を通じて動くようにします。
(なお、小売等多店舗の場合は、別途店舗毎に口座を持ち、毎月月末等にこの「メイン口座」に残高全てを入金します)

2)「納税等口座」には、毎月発生しない支出(消費税、法人税等、賞与、固定資産税等)に備え、「メイン口座」から毎月1回定額を送金します。

3)「将来口座」は、利益の蓄積口座(将来、投資を行うときに使う資金を貯める)であり、年に1回決算終了時に「メイン口座」からその年の利益相当額を積み立てます。

その上で、「メイン口座」の月末残高(又は翌月1日の残高)により損益を把握します。
但し、損益の把握のためには、売掛金、買掛金、借入金、保険積立金、減価償却
費等の、「預金の増減とリンクしない科目」について調整を行う必要があります。この調整は、少し専門的になるので顧問税理士等に聞くか、経理の事務の方に聞いていただく必要があります。

以上は、内容をかなり端折って記載しました。詳しく知りたい方は、「預金通帳で「毎月の損益」が判る方法」の小冊子を用意していますし、必要な方には、個別にセミナーを行いますので、お気軽に弊社事業承継部までお声掛け下さい。

文責:事業承継部
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