「本当のこと」と「幻想」


今の世の中「本当のこと」より「幻想」の方が評価されています。勇気をもって本当の事をかたるより、理想に添って脚色したことを口にしていた方が快いからです。自分に正直に行動して、格好の悪いことや失敗した経験もさらけ出すというのは、とても勇気のいることです。うまくいったことだけを上手にまとめて、物語にしてしまう方が簡単だし、ごまかしがききます。でも、それではいつまでたっても物事の真実はわかりません。
ではどうするか?
幻想というのは「頭」で作られます。その「頭」の言うことはきかないで「体」の言うことを聞くのです。「体」は「頭」より正直で心に添っているのです。

「ウィン・ウィン」とか「ギブ&ギブ」という言葉がありますが、それもある意味「幻想」に近いと思います。商売はそんな簡単なものではありません。自分が本心から思っていないことを言うと経済的にはよいことがあるかもしれませんが、精神的には楽ではありません。何かが常にひっかかっている状態で日々過ごさなければなりません。

幻想を語ったり悩んでいる暇があったらまずは行動してみる。結果がどうであれ行動したことにより何かが自分自身の中で整理され、精神的に楽になると思います。
私自身も最近長い間悩んでいたことがありました。しかし、上司の「まずは動いてみろ」という一言に後押しされて思い切って行動に移しました。結果としては決してよい結果ではなかったと思います。しかし、自分自身の中のグレーな雲は取り払われた気がします。今まで悩んでいたことはなんだったんだと思うくらいです。

もちろん行動するにはそれなりの準備は必要です。
しかし、行動するためにその一歩踏み出した勇気こそが早期解決に繋がるのではないかと思います。


文責:ワンストップソリューション部

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