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1.概要
 平成23年4月1日から平成26年3月31日までの間に開始する各事業年度において、当期末の雇用者の数が前期末の雇用者の数に比して5人以上(中小企業者等は2人以上)及び10%以上増加していることについて証明がされるなど一定の場合に、雇用増加数1人あたり20万円の税額控除が受けられます。(ただし、税額控除は当期の法人税額の10%(中小企業者等は20%)が限度となります。)

2.適用要件について
  次の(1)~(5)までの要件をすべて満たしていることが要件となります
(1)前期及び当期に事業主都合による離職者がいないこと
(2)基準雇用者数(当期末の雇用者の数から前期末の雇用者の数を引いた数)が5人以上(中小企業者等は2人以上)であること
(3)基準雇用者割合(基準雇用者数を前期末の雇用者の数で除した数)が10%以上であること
(4)給与等支給額(当期の所得の金額の計算上、損金の額に算入される給与等(雇用者に対して支給されるものに限る)の支給額)が比較給与等支給額以上であること
比較給与等支給額=前期の給与等の支給額 + 前期の給与等の支給額×基準雇用者割合×30%
(5)雇用保険法第5条①項に規定する適用事業(一定の事業を除く)を行っていること

3.手続き要件について
事業年度開始後2ヵ月以内に、目標の雇用増加数等を記載した「雇用促進計画」を作成しハローワークに届出を行い、事業年度終了後2ヵ月以内に、ハローワークにより「雇用促進計画」の確認を受けなければなりません。

文責 北九州支店
12年09月22日 | Category: General
Posted by: pronet
売上総利益とは、商品・製品の販売による値差つまり売上と原価の差額です。
経常利益とは、売上総利益から販売・管理の費用を引いてこれに金融収益を足して金融費用を引いたもの、つまり企業の総合的な収益を表しています。
と、職業会計人なら誰でも知っている利益のお話ではなく、資金繰りの側面から見た場合にそれぞれの利益が何を意味しているのかを、今回は考えてみましょう。

ここにコンビニA店とコンビニB店を登場させます。
A店は自己資金をジャブジャブうなるほど持っているお店、一方のB店は手元資金をほどんど持っておらずいつも自転車操業で廻しているお店とします。

さて今月は新商品の1000円(原価600円)の幕の内弁当が絶好調!他のお店では仕入れた先からドンドン売れているようです。
普段はあまり元気の無いB店も今月はウハウハだぁ!と思いきや、ある会社からお弁当10,000個の注文が入ったことで少し雲行きが怪しくなってきました。この10,000個の注文代金は来月末に支払う、掛け売り注文だったのです。今月の仕入代金は来月頭に支払わなくてはならないため、仕方なくこのお金は銀行から借入れ(月利率1%)をして支払うことにしました。

今月の収支計算
A店 弁当売上個数1万個 弁当売上金額1,000円×1万個=10,000,000円
弁当売上原価 600円×1万個= 6,000,000円
弁当売上総利益10,000,000-6,000,000=4,000,000円

B店 弁当売上個数1万個 弁当売上金額1,000円×1万個=10,000,000円
弁当売上原価 600円×1万個=6,000,000円
弁当売上総利益10,000,000-6,000,000=4,000,000円

A店もB店も売上総利益は同じですね。では経常利益はどうでしょうか?(シミュレーションを解りやすくするため、販売・管理費用やその他の収益費用はないものと仮定します。)

 A店 経常利益  4,000,000円

 B社 支払利息  600円×10,000個×1%=60,000円
経常利益  4,000,000円―60,000円=3,940,000円

ん、あれ!?同じ個数のお弁当を販売したのに経常利益が違いますよ。
そう!これが資金繰りによる利益の違いなのです。手元資金が潤沢なA店なら、お弁当の大量注文の代金を来月末に支払うという回収条件でも、ジャブジャブ自己資金を持っているから借り入れをしなくてすむ、つまり支払利息が発生しないから経常利益は悪化しないんです。

そのような目線で損益計算書を見てみれば、支払利息の多い会社は「借入金が多い」という当たり前な理由じゃなく、実は資金繰りが大変な会社なんだなということが理解できると思います。

今回は極端な例でシミュレーションしていますが、似たようなケースってたくさんありますよね。考えられる改善施策としては、①手元資金を充足させる、②回収条件を当店有利に変更する、③支払条件を当店有利に変更する、こういったところでしょうか?

さあ、あなたがB店の会計顧問なら、この状況を改善するために、何を提案しますか?

文責:法人ソリューション部
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なかのひと

12年09月18日 | Category: General
Posted by: pronet
今回は、原点回帰の6回目として、前回挙げた「成長主義」の具体的ポイントについて書かせていただきたいと思います。
 
まず、1つ目は、中期経営計画に基づき人件費を予算化することです。
中期経営計画は、事業の大きな方向性と基本課題を明らかにするために作成します。経営理念、経営目標、経営戦略、人材戦略・・・それらに基づき、これから想定される組織図を作成します。
そして、その図を元に、全社成長度マップの表を作成していきます。
表の縦ラインには、3回目でも取り上げたポートフォリオ区分とグレード。横ラインに部署名を記入します。
【ポートフォリオ区分】      【該当イメージ】       【等級数】
左上 ⇒ 専門人材    ⇒ 外部委託やアウトソーシング ⇒ 外部委託のためなし
左下 ⇒ 流動人材    ⇒ アルバイトやパート人材   ⇒   3~5等級程度
右上 ⇒ コア人材    ⇒ 会社の核となる幹部人材   ⇒   5等級程度
右下 ⇒ ベーシック人材 ⇒ 一般の人材         ⇒   5等級程度
そして、そのマップを使って、現状あるべき姿を作成し、人件費の予算化と育成方針を検討していきます。

次回は、「成長主義」のポイント2つ目、部門と個人の成長定義と評価について、書きたいと思います。
(つづきは次回)
文責:ヒューマニー事業部

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なかのひと

12年09月05日 | Category: General
Posted by: pronet
専門家集団プロネットにも新人スタッフは当然いるわけです・・・
私たち新人スタッフたちはベテランスタッフの温かくも厳しい指導によってお客様の要求に応えられるよう個々の能力開発に取り組んでいます。
今まさに経理業務にかかわり始めた方も、すでに経理経験の長いベテランの方も経理について???な事や、いまさら聞けない事があることと思います。そんなについて私と一緒に確認してみませんか?

今回は誰しも一回は?を感じたことのある借方・貸方の覚え方ついてのお話です。

8月20日付けの当ブログでも由来等について紹介いたしましたが、この問題結構つまずくヒト多いんです(私もその一人なんですが・・・)。
ところが、あんまり言葉自体の意味については重要ではないんです。実際の取引を考える場合、資産や負債・利益や経費といったものの項目が左側に書かれるべきか右側に書かれるべきかということこそが重要なポイントなんです!

とはいえ、経理を行っていく上でこの用語なんとなく覚えておかないとまずい場面もあったりします(汗)。

では、どうやって覚えるのか?(というよりは、この用語が出てきた時に混乱してしまわないようにするには?)ということになりますよね。

そもそも、自分の資産が増えたにもかかわらず借りるとういう漢字を当てて借方(かりかた)、
負債が増えたにもかかわらず貸すとうい漢字を当てて貸方(かしかた)。
う~ん、やっぱり???なのはわたしだけではないと思います。

私が簿記について勉強し始めたとき本当に苦労しました(だって、試験なんか受けようと思ったらこの言葉当たり前のように出てくるものですから・・・)。
で、困り果ててホームページで調べてみたら、同じ悩みを抱えている人やっぱりいました!
そんな私たちに親切にも答えてくれていた方の覚え方です(結構有名なものみたいですが)。
 
もう、言葉の意味なんてとりあえず置いといてどっちがどっちだっていうのが分かればよい方にとっては十分すぎる覚え方です。
借方(かりかた)
貸方(かしかた)
この2つの言葉、ひらがなで書くと“り”と“し”以外は一緒です。
ではこう覚えましょう!
“り”は左に流して書きますよね → (か”り“かた)は  左側を意味します。
“し”は右に流して書きますよね → (か“し”かた)は  右側を意味します。

どうでしょうか?私は簿記を始めた当初これで言葉を覚えました。
いまでも10秒くらいは頭の中でこれを思い描かないといけません(笑)。
これで、借方・貸方の表現される左右は間違えることがなくなりました。


簿記ってこんな風に言葉やルールが一見難しいように見えますが、ルールを理解しきちんと記録していくことで会社の健康状態が見えてきたり、会社の進む道が見えてきたりします。
少しづつでも理解を深めその会社にあった簿記ができるよう勉強の日々は続きます。
経理の皆さん、がんばりましょう!

文責:経理サポート部
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なかのひと

12年09月03日 | Category: General
Posted by: pronet