最近、従来の販売方法では売上が上がらないことで悩んでいらっしゃる経営者と接する機会が多くなりました。中には、経費ばかりが膨らんで赤字体質から抜け出せない会社もあります。
 この様な時に採用される一つの手法がリストラです。
 リストラを実施すればそれなりの黒字転換は実現できますが、だからと言って、営業方法などが変わらなければ問題の本質は変わりません。よって、いずれ第2のリストラを実施しなければならなくなります。

 このような状態になった真実は、経営者自身にあるのではないでしょうか?

 好調なときに、無駄遣いをせずに次の手を打っていたのでしょうか?
 余分な社員を採用しないように、経営者や役員自身が自ら働いていたのでしょうか?
 常に新しい営業刷新に挑戦していたのでしょうか?
 お客様の微妙な変化を読み取る努力をしていたのでしょうか?  ・・・・・・

 どのような原因にせよ、経営者は自らの努力次第で働く社員の生活が左右されることを考えると、業績が悪くなったら即社員を解雇するというような安易な考えを持ってはいけないと思います。

 黒字を出せる事業を見つけ、業績回復を真剣に図ろうとなさるならば、リストラの本来の意味が事業再構築にあることを考えると、事業転換や営業の仕組みなどを根本から見直していくことを最優先に実施して、社員の解雇は最後の手段として検討するように見直されることをお勧め致します。

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